« 2008年08月 | メイン | 2008年10月 »

2008年09月28日

GOLD / ASIA (SHM-CDっていいの?)

世間では、CDの再発売がブームというか何というか。しかしただ紙ジャケにして再発売しているわけではなく、リマスターという付加価値をつけていることが多い。さすがに「大人買い」のみなさんをターゲットとしているとはいえ、紙ジャケだけでは飛びつかないだろうからねえ。

そんな中、最近のネタはSHM-CDである。これはユニバーサルミュージックがビクターと共同開発した音楽CDのことで、透明度の高いポリカーボネートを使うことで・・・云々。技術的なことはパーなのでリンク先を参照していただきたいのだが、とにかく音質がいいらしい。

で、私の手元にあるSHM-CDのうちの一枚が、ASIAの「GOLD」というアルバム。
これはASIAのデビューから3作目までを詰め込んであるという、大変お得なCDである。しかもシングルB面曲やカセット版にだけ入っていた曲などというものもあり、これとPHOENIXを聴けばASIAは十分じゃね?という感じがする。

asia_gold.jpg

これをうちのミニコンポで聴いたときに、なんと驚いたか! 1曲目のHeat of the Momentからぶっ飛び。イントロのギター、こんな音だったのか・・・。何がいいって、全体的に音がすっきりしていることである。JWの声がものすごくクリアに聴こえる。ひゃー、びっくり。
・・・しかしですねえ、私がそれまで聴いていたASIAのアルバムは、なんと1982~1983年にLPからカセットテープに録音されたものである。さすがに数年前にカセットテープ→MDにダビングしたが、四半世紀前の音源をしつこく聴いていたというわけだ。そりゃあ驚くのは当たり前ってか。

ところでASIAはアルバム1,2枚目がオリジナルメンバー、3枚目ではハウ師匠が脱退してギタリストがマンディ・メイヤーとなっている。本当に久しぶり(22年ぶりくらい?)に3枚目のASTRA収録曲を聴いたが、これじゃ売れないよな~と再認識してしまった。師匠とJWの内部分裂が師匠の脱退により決着がつき、JWが心血を注いで製作したアルバムなのだが、良くも悪くも”80年代の普通のロック”なのだ。1,2枚目とは全然違う。その理由は、やはり師匠のギターにあるとしか考えられない。
決して巧いギタリストではない(何を巧いと言うかは人それぞれだろうけど)が、独特の味のあるギターリフはこの人にしか作れない世界である。やはりイエスもASIAも、師匠でなくちゃねえ。まあ私はジミー・ペイジや師匠のようなヘタウマ系ギタリスト好き、ってのがあるからだろうけど。

さっき書いた「シングルB面曲」はRide Easyという曲で、私はこの曲を先日のライヴまで知らなかった。ライヴではアコースティックで演奏しており、「ふーん、こんな曲か」と思っただけだったが、ASIAのバイオ本ではJWが「アルバムに収録するべきだった。きれいだよね?美しい曲だと思う」と言っている。えー、そうかなあ・・と思っていたのだが、このCDに収録された原曲を聴いて、JWの言った言葉がよくわかった。ほんとにきれいな曲だし、アレンジもすごくいい。これは原曲どおりのアレンジで聴きたかったなあ。
この曲はWetton/Howeとクレジットされているが、師匠は再結成のミーティングの時にこの曲のことをすっかり忘れていたらしい。レコードを聴き返して、自分のコーラス構造やギターワークがたくさん入っていることがわかり、自分が作ったことを思い出したそうな。師匠、ボケないでくださいよ(爆)

それにしてもこのCDジャケット、危なすぎ~(www
「えっ、こんな写真があったの?」とCDジャケットを見た時に思ったが、右の3人のべったりくっつき度・・・(爆) その頃から皆と一線を画する師匠。笑える。
といいながら、この危ない写真(爆)を拡大してパソコンの壁紙にしている私。このJW、すごく「ナイスガイ」じゃないですか? ティーンエイジャーの頃「ASIAのヴォーカルのにーちゃんって、かっこええ~」とミュージック・ライフを見て日々思った、そのもののお姿である。べったり3人を見たいわけじゃないのよっ!

最近発売されたSHM-CDに、RAINBOW、LED ZEPPELIN、EL&Pというのがある。JWのソロも6月に発売となっているし・・・。意外とRAINBOWをまた聴きたいなあと思ったりもするのだが、それよりもEL&Pは揃えておくべきだろうか。
しかしEL&Pは「LOVE BEACH」を除いて紙ジャケ+デジタルK2リマスター化されたときに買い揃えたし、JWのBATTLE LINES(VOICE MAIL)は去年紙ジャケのを買ったばかりである。本当に音質が違うのなら買おうかなあと思ったり、レコード会社の策略には乗せられないぞと思ったり。
とりあえず、LOVE BEACHだけ買ってみますか(爆)


2008年09月22日

TRAVELLER'S notebookのリフィル発見

先日購入したトラベラーズノートだが、来年の手帳として使えないかどうか、思案中。ちょうどタイミングよく月間ダイアリーと週間ダイアリーが発売されたが、これを購入して使いこなせるものだろうか。うーむ。

そんなある日、ふと思いついて某デパートへ行った。最近はめったにデパートへも行かなくなったが、たまにはこういうところをうろうろしないと、目が退化する(www
文具売り場をうろついていると、売り場のすみに投売り状態のコーナーがあった。どうせたいしたものはないだろう、と覗いてみると・・・そこにあったのは、2008年版のトラベラーズノートのリフィル!!
しかも月間ダイアリー、週間ダイアリーとともに、なんと53円!!! ちなみにこの二つを定価で買うと、合計2,730円となる。原価割れもいいところだが・・・まさか原価はこんなもんじゃないでしょうね(爆)
なるほど、こういう場合に商品陳腐化評価損を計上するんだなー、でも税務上は別表4で加算だっけ?と仕事&勉強ネタをしばし頭にめぐらせた後は、すかさずその2冊を手に取りレジへ。
いや、もしかしたら他のものがあるかもしれない、と商品棚を見渡すと、ほんのちょっとだけリフィルが・・・。ブラボー。このデパートのバイヤーを褒め称えてあげたい。

しかし、ここのデパートの店員、特に若いおねーちゃんの接客には毎回絶句してしまう。
別に態度が悪いというわけじゃないんだ。親切丁寧だし。でもね、商品の知識や「買ってください」という意気込み(?)が無いのよ。意気込み見え見えはまずいけど、「君たち、売るのが商売だろ?」と客に思わせる接客はねえ。商品の知識は怪しすぎ。もっと自分が売っているものを好きになって、愛してください。たとえそれが本来自分の興味が無い商品であろうとも、それがあなたたちの仕事であり、それで収入を得ているわけだから。もっとプロになれよ・・・はあ・・・。
金沢に戻ってきて4年半、そろそろこののんびりした雰囲気(=競争心ゼロの殿様商売)にイライラしてきた。これじゃ若かりし時と同じじゃないか。落ち着け、自分(爆)

   
これが週間ダイアリー。いわゆるバーティカル式。
ロディアのNo.8がTo doメモにぴったり。これは使えそう。


しかし月間&週間ダイアリーにジップケース(付箋や名刺を入れるため)、ロディアNo.8を挟むと、一気におデブに。さらに方眼ノートも入れようと思う私が無謀なのか。
でもねートラベラーズノートは、ゴムの長さを変えられるんだよん。ゴムを革ひもに替えると、どれだけおデブでも大丈夫だよん。この融通の利きすぎのところが素敵。


緑色の大きなノートは、現在仕事用に使っているクオバディスのトリノート。トリノートは今まで使った中で最強の仕事用手帳なのだが、なんせ大きい。B5サイズくらいあるので、気軽にカバンに放り込むわけにいかない。そして重い。私に必要不可欠な月間スケジュールが無いのに、どうでもいいようなおまけがたくさんある。
これをトラベラーズノートに変えると、仕事で外に出るときにも持ち運べるし(ロディアはお留守番)、中身を替えればプライベートにも使える。なんといっても、この素っ気無い一枚革が、たまらなくいい。

そんなわけで、これから3ヶ月はトラベラーズノートを使いこなせるか、実験の日々でございます。

2008年09月11日

二三味珈琲cafe

本日、恒例の奥能登日帰り出張。あの二三味珈琲がカフェを開店したということで、仕事が終わってから、さらに能登半島奥地(おい)へ。

奥能登へは行き慣れているというものの、それは顧問先までの話。そこから更なる奥地(おいおい)のことは、全くわからない。さすがの私も前日に場所や行き方をネットで調べ、プリントアウトする。もちろんトラベラーズノートに挟んで持参するのだ。
事務所の珠洲出身者・S氏に詳しい場所を確認し、準備は万端・・・のはず(w

今日は思ったよりも仕事がさくさく進んだので、時間がそれなりにできた。というわけで、予定通り二三味珈琲cafeへ。
いやー、珠洲にあんな広い道があるとは。S氏からリサーチしたよりも、はるかに到着までの時間が短かった。

無事到着。周りは普通の道と普通の店。店の外にも椅子とテーブルが置いてあるが、木の浦海岸の舟小屋のように、周囲の雰囲気を楽しむことは不可能。

店内には人はいない。S氏によると「外食という考え方がない」らしいので、喫茶店でお茶なんて・・・だそうだ。高校生の頃から喫茶店に出入りしていた私が驚愕したのは、いうまでもない。そのうちオーナーの知り合いらしきカップルが入ってきてしゃべっていたが、私よりも早く出て行った。喫茶店でまったりする、という発想は無いのだろうか?
ところでトラベラーズノートって、この手の雰囲気に合いますなあ。コーヒーが来るまで、しばしトラベラーズノートの無地リフィルにお絵かき。


おお、久しぶりの二三味ブレンド。4年前に舟小屋で「ウマー!」と感動して飲んだ、それ以来である。金沢でも飲める店はあるし、道の駅桜峠でも何回か飲んだが、なんだか違うような気がする(多分気のせい)。
右はついでに頼んだ「バナナとくるみのチーズケーキ」。生クリーム&スポンジ系のケーキはダメだが、パウンド系なら食べられる私。おいしかったが、もう少し小さくても・・・で、価格を下げて欲しいな、と。
ちなみにコーヒーは500円。「本日のコーヒー」はお安いけど400円。珠洲の値段じゃないって(爆)


せっかく来たのだから、とコーヒー豆も購入。二三味ブレンドとちょっと軽めの舟小屋ブレンド(こちらは100g)。途中のコンビニで輪島名産の塩せんべいを発見。塩せんべい、好きなのよ~ということで、こちらも購入。ああ、また散財しちまったぜ(w

あとは金沢へ戻るだけ、と能登有料道路へ繋がる道を走っていると、途中の片道1車線&カーブが続く箇所で車が渋滞している。嫌な予感がしたが、この道以外知らないのでのんびり車内にいると、お巡りさんがやってきた。なんでも車が正面衝突し、事故処理に時間がかかるので戻って欲しいとのこと。
「金沢へ行きたいのですが、この道しか知らないんです~」と泣きついたら、お巡りさんはあれこれと道を教えてくれた。その中に知った場所の名前が出てきたので「そこからならわかります!」ととりあえずUターンして戻ることにする。少し戻ったところで「柳田植物公園」の看板が。植物公園の売店なら、ブルーベリージャムを探しに行ったことがあるぞ・・・とその看板の通り右折する。すると、いきなり山の中へ。人家はぽつぽつとあるけど、車が1台しか通れないような幅になってくる。もしもし、植物公園はこっちでいいんですか?と人に聞きたくても、全く人影は無し。まあパスポートがいるようなことになるわけでもないが(アメリカのヴァーモント州で車を運転していたとき、「カナダまで○マイル」の表示が出てきてUターンしたことがある)、あまりウロウロしていると日が暮れてしまう。
うむむむ、とおそるおそる運転しつづけていると、1度見たことがある風景に遭遇。あれは植物公園の売店だ。やった、ここからなら大丈夫、と一路金沢へ。

というわけで、無事に帰ってきました。めでたい。12月までは毎月奥能登へ行くので、コーヒー豆を仕入れてこれるぞ。往復5時間の運転+仕事だもの、これくらいの楽しみが無いとねえ。

2008年09月09日

TRAVELLER'S notebook

ここで何回か書いたことだが、私は手帳が大好きだ。手帳が大好きというより、自分に合うものを探しているだけなのだが、傍から見ると立派な手帳オタクらしい。

そんなワタクシ、ネットでトラベラーズノートなる手帳を目にした。A4サイズを3つ折にしたサイズの、一枚革の何の変哲もないカバー。それにオプションのノートを挟んで使う、というそれだけなのだが、私の物欲アンテナが過剰反応。
よさげだわっ。これは結構ツボにはまっているぞ・・・ということで、早速メーカーの問い合わせ先に「北陸で売っている店を教えてください」とメールする。だってさあ、金沢で見かけたことないんだもん。サイトの取り扱い店舗一覧には、北陸のカテゴリーすらないし。
丁寧かつ早急に帰ってきた返事によると「北陸では取り扱い店舗が無いようです」とのこと。うーむ、来月東京へ行ったら買うかあ、と思ったが、「トラベラーズノート」ですよ。旅行のときにチケットやパンフを挟んだり、スケジュールを書いたり、資料を挟んだり・・・というものですよ。東京へ行くときに持たずにどうする!というわけで、またポチってしまった。
いやー、カメラと文房具に関しては、理性が効かないなー(ww


パッケージもこじゃれております。中はシンプルな一枚革のカバーと、無地のノートが一冊。
私は方眼ノートが好きなので、別に購入。中に貼るポケットシールも2種類・・・散財しまくり。
ノートの紙質はミドリオリジナルのMD紙。少々厚めなのにしなやかで、書きやすい。私はイラストを描いたりもするので、昔ながらのしっかりした紙でないとダメなのだ。昔「ほぼ日手帳」も使ったが、あの薄いトモエリバーにどうしてもなじめなかった。
旅行用のほかにも、毎日つけているメモにも役立ちそう。システム手帳が重くてかさばるので、お絵かき&メモ用のノートは薄く軽く済ませたいと思っていたところ。

20080906-3.jpg 20080906-4.jpg
毎日とは言わないけど、こんな感じでメモっております。下描きなし・ポールペンでざっと線を描いて水性色鉛筆で着色する一発勝負なので、結構デッサンが狂っている(修行不足)。ヴァイオリンのレッスンの日などは、レッスンのときに言われた事項を書いていると絵を描くスペースが無くなるので、そういう日は字のみ。何も書くことが無い日は、天気と食べたものを描いておしまい。
左側は去年「ほぼ日手帳お試し版」に描いたものだが、水を使って線をぼかすと、紙に皺がよってしまった。右側は最近のもの。アピカのものだが、非常に使いやすく、お薦め。

さて、トラベラーズノート。これからどう使おうか、楽しみ~。


2008年09月02日

KEITH EMERSON BAND追加公演なのだ

前回のblogをアップしてから十数時間後のこと。なんとKEITH EMERSON BANDの追加公演が発表された。しかも私が望んでいた土曜日。これを逃してどうするよ。さあ、チケット争奪戦に参加しなければ。

確かウドーのチケット会員に登録してあったなあ、とサイトにアクセスしたのだが、IDとパスワードを思い出せない。登録したのはいつだったっけ?確かメールアドレスも変えたはず。げろ。
焦ったわたくし、普段は全く使わない携帯電話を登場させた。金はかかるが、携帯電話から買うしかない。事前にメンバー登録しておいて、11時にさりげなくトイレに行くふりをして買うか(www
努力の甲斐があり、発表は昨日、チケット発売は今日という超スピード展開だったが、しっかりとゲット。こういうときにはネット社会ってありがたいですねえ。
御大、北陸からお姿を拝見しに行きます。Mariさん、ありがとぉーーーー!(見てないってば)

KEITH EMERSON BANDは現在東欧ツアー中なのだが、映像を見ると、なんと御大はテルミンまで演奏している。あなたはジミー・ペイジですか?
そういえば北京オリンピックの閉会式にジミー・ペイジが出ていましたね。あれはエアギターじゃないかと思うのだが(w、いかがなものか(中間部のリフだけ自前演奏?)。それにしても、キースと比べると・・・老けているなあ、ジミーちゃん。つーか、キースが若すぎなのか。

↓御大の映像を探してネットサーフしていたら、こんなものを見つけた
http://jp.youtube.com/watch?v=abVhSCzByw8
私が前回のエントリーで「Endless Enigmaのフーガみたいなのがエエな~」と書いた、そのEndless Enigmaのフーガ部分である。ただし、アルバムよりも1.5倍くらい速い。これがアルバムになると、途中からグレッグのベースが入ってくるのだが、あのベースがなかなかよろすいのよ。
「キースは自分の作曲した曲は全て譜面を起こす」と聞いたことがあるが、確かにここでも譜面を書いている。
他におススメは、空中に浮かんだピアノを弾きながら、ピアノごと縦回転するというヤツ。興味がある人は、youtubeその他で探してみてください。たまげまっせ。