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KEITH EMERSON BAND LIVE(その2)

開演予定の17時から10分くらい遅れて、キース登場。顔も含めて上半身はちょっとふっくらだが、下半身の相変わらず細いこと。もうすぐ64歳だというのに、メタボとはまったく無縁の体つきである。

彼は黒のシャツに黒のパンツ、そして黒のベストと全身黒ずくめだったが、似合うんだな、これが。
ふと会場を見回すと、立見も出るくらいの満員御礼。よしよし。

というわけで、毎度おなじみセットリスト。
01. 1st Presence* 
02. Last Horizon*
03. Karn Evil #9 1st Impression-Pt.2
04. Piano Concerto No.1
05. Bitches Crystal
06. Malambo*
07. Touch And Go
08. Lucky Man
09. Miles Away pt1*
10. Miles Away pt2*
11. Crusaders Cross*
12. Fugue*
13. Marche Train*
14. Finale*
15. The Barbarian
16. Prelude To A Hope*
17. A Place To Hide*
18. From The Beginning
19. Hoedown
20. Tarkus
アンコール
21. Fanfare For The Common Man
22. Nutrocker

*印は先日リリースのKEITH EMERSON BAND featuring Marc Bonillaからの曲

出だしは先日リリースされた新譜から。無難にIgnition~1st Presence~Last Horizonと演奏した後、キースがmoogのモジュラーシステムに手を掛ける。
キ、キターーー! あれですよ、あの曲。Karn Evil #9 1st Impression-Pt.2はいきなりヴォーカルではなく、アルバムと同じmoogの音からスタート。それにしてもマーク・ボニーラの声は、ほんとにワイルドなグレッグ・レイクのようだ。やはり4人だと音が厚いねえ。
意外だったのは、グレッグの曲を演奏したこと。これらの曲はギター+ヴォーカルが主なので、マークに花を持たせたか?(w・・・とLucky Manを聴きながら思っていたら、キースがおもむろにラストのmoogソロを弾きだす。す、す、すごい大音響と振動なんですけど(@_@) 周りの人も「うわっ」と口に出していたくらいだから、相当なものだ。その太い音と振動は、先日のJWのベースペダルの比ではない。SHIBUYA-AXまるごと、低周波治療器状態(爆) 毎日これを聴いていたら、肩こりがなおるだろうなー(うそ)。その代わり難聴になること必至だけど。
さすがにこの後では、OASYSの音がペラペラに聴こえる。やっぱり昔のアナログシンセはええのお。

しっかしこの人、本当に左手が強いんですねえ。Tarkusは楽譜を持っているので知っていたけど、Bitches Crystalであんなに左手が忙しく動き回っているとは知らなかった。たぶんベースと同じ音を弾いているのだろうが、斜めうしろからキースの演奏を見ていると目が回りそうだ。いや、あれは左手が攣るよ・・・。
Piano Concerto No.1は第3楽章をロックアレンジで演奏していたが、しょっぱなから左手のオクターヴが続くんですねえ。ひえ~。ワークス・ツアーのときはちゃんとピアノで演奏していたけど、さすがに今回はOASYSで生ピアノっぽい音をシミュレートして弾いていた。

こうやって見ると新譜と旧作が半々のように見えるが、新譜は短い曲のメドレー形式が多いので、実際の時間は1/3と2/3くらいだろうか。いや、もっと旧作の時間が多いかもしれない。Hoedownからアンコールまでは、もう好き放題やり放題だったし。圧巻はTarkusで、これを全曲やるだけでもすごいと思うが、なんと今回は演奏時間が35分だった。ちなみに元々の原曲は21分弱。なにゆえ14分も長くなったか?それはドラムソロやあの「秘密兵器」が登場したからである。その「秘密兵器」とは・・・

・・・長くなったので、またまた続く。

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