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CONTAX T2の世界

我が家にフィルムスキャンできるフラットベッドスキャナがやってきた。以前持っていたフィルムスキャナと遜色ないできばえ。ゴミがつきやすいのと、色がマゼンダがかるところが欠点だが、まあいいか。

というわけで、さっそく先日購入したCONTAX T2で写したリバーサルフィルムをスキャン。
左がT2、右がTVS-Dである。

能登半島の夕暮れ。T2だとマゼンダっぽい色に仕上がる(スキャン時にマゼンダ寄りになった分は修正した)。てか、TVS-Dは青すぎかなあ、とも。どっちがほんとの空の色か、わからなくなってきた。T2のほうがドラマチックで好きなんだよね~。


T2は雲の質感がべったりした感じになってしまった。スキャンがすべて悪い(涙) フィルムはもっときれいです。
TVS-Dの雲の感じ、見事ねえ・・・とやっぱりデジタル物の威力を思い知る私。てか、この2枚は違うところで写したんだよね。雲の感じが違って当然か。

 
これは津幡バイパス(ローカルですみません)からの夕暮れ。TVS-Dは運転しながらノーファインダーで撮ったもの。ほぼ実際どおりだが、CONTAXは赤が強調されるという共通点があるのか?色のコントラストは実際よりもすごい。
T2のほうは、バイパスから降りて、河北潟方面を撮ったもの。全く画像修正なし(色だけちょっとマゼンダを薄めにした)で、これですよ。T2の特徴がこの「周辺減光」で、画像周辺部が光量不足になるというものである。この周辺減光については賛否両論なのだが、私はこれが好き。作ったような画になるんだもん。この夕陽の色、周辺減光・・・ほかの35枚がゴミのような写真でも、たった1枚こういう写真が取れれば、あたしゃ大満足っす。

  
こちらは近所を散歩しながらのカット。青空がくっきり。しかしどれもこれもスキャニングすると、ぼやっとした写真になるなあ・・・(涙) 特に真ん中。フィルムでは、赤い実がもっとビビッドな色で、くっきりしている。F2.8で撮っているので背後のボケとの対比がきれいなのだ。
あとT2には致命的な欠点がある。それはピントの中抜け。この写真では、まあこんなもんかな。だが、最初にとったネガフィルムでは中抜けを何枚か作成してしまった。実はT2のピントは、ファインダーを覗くと見えるイメージサークルよりも左に合うらしい。・・・という話は、ネットサーフして拾ったもの。昔は試行錯誤だったんだろうなあ・・・。


スキャンやプリントではリバーサルフィルムのよさがわからないと思うので、さらにデジカメで撮ってみた。ビュアーにフィルムをおき、ルーペで見るのだ。これは先日京都へ行ったときのものだが(α-7で撮影)、これを見るのもカメラの楽しみの一つ。

今年ももうあと数時間で終わり。今年はこれで店じまいです。更新も大してしない、他のblogともリンクがない、という太平洋の離れ小島のようなblogにお越しいただき、ありがとうございましたm(__)M

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