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定期演奏会終了

演奏会が終わりました。いつもにも増して、疲れた...。というのも、2月に入ってからはほとんど家でさらう暇がなかったというのが、表向きの理由の一つ。

じゃあ裏の理由があるのか?と言われそうだが、まあそれはいろいろ...。ドヴォルザークの交響曲第9番の第2楽章では、舞台上で睡魔に襲われましたよ。風邪気味だし、睡眠不足だから...と言い訳してみたり(w しかしこの楽章(あの有名なメロディーですがな)、退屈じゃないですか? とかなんとか言ったら、うっそー!という声があちこちから聞こえそう(爆)

私が後期ロマン派が苦手な訳...それは、やたらとメロディアスであるから、ということが今回の定期演奏会でわかった。おお、ボロボロの出来でも、それなりに収穫があったではないか(w

メロディで聴かせるドヴォルザークやチャイコフスキーに比べ、ベートーヴェンの交響曲には構築物としての面白さがある。いや、前述のお二人が計算なしに交響曲を作曲したとは言わないが、モチーフの旋律に耳がいってしまうのだ。ベートーヴェンなんて「ジャジャジャジャーン」の音符4つで、1楽章作っちゃうもんね(ちょっと大げさな言い方だが、第2主題もジャジャジャジャーンの派生形である...らしい)。そのかわり、歌えるようなメロディを作るのは苦手とみた。旋律重視派は、そのメロディが自分のツボにはまればいいんだけどねぇ。ドヴォルザークやチャイコフスキーの旋律は、私のツボにはまりません、ということで。

だから私はプログレが好きなのか。なるほどね。プログレにも構築物的音楽としての面白さがあるのだよ。ちなみにジョン・ウェットンはメロディーメーカーだけど、おそろしく私のツボにはまっているので良し!なのだ。

次回定期演奏会は6月。もう試験も近いし、今度は出ないでおこうと思っていたのだが、プログラムがブラームスの交響曲第1番(+悲劇的序曲)ときた。ブラームスはベートーヴェンと後期ロマン派の中間地点で、メロディもそれなり、構築物としてもそれなり、という感じである。やっぱり弾くぞー(試験は?)と、昨日早速ミニスコアを眺めながら聴いていたのだが、とにかく暗い。ただ何となく聴いているときにはあまり思わなかったのだが、スコアを見ながら聴いていると、第1楽章なぞあまりの暗さに押しつぶされそうになる。第4楽章のあの有名な旋律に向けて、すべてのエネルギーを蓄えているという感じか。この曲を聴くだけではなく弾くことで、また何か新しい発見がありそうでちょっと楽しみである(つーか、その前にちゃんと弾けよ>自分)。

駄文ばかりでも仕方がないので、おまけの写真。なんとデジカメを忘れたので、不本意ながら携帯電話でパチリ。
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左:本日のホール。今回は小さめ。この程度でよろしいかと。
右:チャイコの楽譜。もうあなたとはお会いしたいと思いませんですわよ(w
さらにどうでもいいことだけど、地元紙に演奏会の記事と写真が掲載されていたのだが、私はしっかり写っていた。田舎だから、ネタがないのかね(爆)

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