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2009年03月22日

オーケストラ・アンサンブル金沢第258回定期公演

久々にオーケストラ・アンサンブル金沢の定期公演に行ってきた。といっても、行けなくなった友人からチケットをもらったので、なんとSS席。1階席ですよ、うひひ。

さすがに休日の定番:ジーンズではまずいだろうと普通の格好(通勤着)を着ていったのだが、ホッと胸をなでおろす結果に。いくらマチネーだとはいっても、みなさんカジュアルすぎない普通の服装。やはりジーンズは2階席以上でしょう(w

本日の曲目
パーセル:歌劇「ディドとエネアス」組曲
モーツァルト:ピアノと管弦楽のためのロンド K.382
ブリテン:ピアノ、弦楽四重奏と弦楽合奏のための「若きアポロ」
ディーリアス:小管弦楽のための二つの小品
ハイドン:交響曲第104番「ロンドン」

これらの共通点は「イギリスもの」に関係すること。パーセル、ブリテン、ディーリアスはイギリスの作曲家だし、モーツァルトのロンドはイギリス滞在時に作曲したK.175を書き替えたもの、ハイドンの交響曲もイギリス滞在時代に作曲された作品である。「自称・前世はイギリス人」たるもの、こういうテーマの定期公演を聴けてラッキー!と言わなければいけない(爆)

と言っても、知っているのはディーリアスの管弦楽曲、しかもその中の「春初めてカッコウの声を聴いて」だけだ。ハイドンは聴いたら思い出すかなあ・・・。少しくらい事前に予習しておくべきかとも思ったが、確定申告と格闘しているうちに、何もせずに定期公演の日となってしまった。まあいいか。

というわけで感想らしき感想をかけないのだが、やっぱりバロック音楽はええのお。しかしホールのせいなのか何なのか、丸っこい音になったのがちょっとねえ。特に3曲目以降がもわっとした感じだった。やっぱりノンビブラートのほうがバロック向きですわね。というわけで、今レッスンしているエックレスのソナタも、ノンビブラートで弾こうと決心する私。エックレスを知っている人は少ないと思うが、バッハと同世代のイギリスの作曲家である・・・らしい。ヴァイオリンでは、このソナタが一つの通過ポイントのようなものである(ほんとか?)。

話を元に戻すと、モーツァルトはいかにもモーツァルトらしい曲。ソリストは小菅優さんだが、まあこんなもんかな、という非常にそっけない批評だったりする。だって「いかにもモーツァルト」って好きじゃないし。
それよりもブリテンの「若きアポロ」はなかなか面白い曲だった。「面白い曲」というのも変な言い方だが、いかにも現代曲っぽくて、弦のパートを見ているとコル・レーニョやら1stのoutとinで交互にフレーズを弾いている(たぶん。しかもボウイングが逆になるので忙しそうに見える)とか、視覚的にも面白かった・・・って違うだろ、聴くところが(爆) ピアノも非常にアクロバティックな技術がいるんじゃないか、と思えるような感じだった。グリッサンドの連発は、手が痛くなりませんかねえ(ww

ディーリアスは昔オケで弾いたのだが、キャッチーなフレーズがあるわけでもなく、各パートの作り出す和音で聴かせるという感じである。ゆえにただでさえもぼんやりした雰囲気の曲が(映画音楽みたいっす)、ハーモニーが決まらないと、さらにボケボケになるんですねえ。でもこのぼおっとした感じが好きだったなあ。
ロンドンってこんな曲だったっけ?ハイドンと言えば「チャキチャキ&てきぱき」というイメージなのだが、ロンドンはどっちかっつーとロマンティック。もちろんロマン派のロマンティックとは全然違うけど、叙情的なのね。それとも指揮者の尾高氏がこんな感じなのだろうか。ディーリアスも甘めだったし。

確か3年前にもこの時期にOEK定期を聴きに行ったのだが、そのときは確定申告疲れのせいか、途中で眠ってしまった。いえ、確定申告疲れというのはいいわけです・・・初演の現代曲だったし・・・と言い訳に言い訳を重ねたのだが、なんと今回もハイドンの第4楽章で睡魔がおしよせてきた。しまった、少しの距離だけどジョギングなんかするんじゃなかった、と思っても後の祭り。隣のおじさん、ごめんなさい。ハイドンの4楽章で姿勢を何度も変えたりしたのは、そういう訳です(w

2009年03月19日

大人買い

忙しいと、ストレスがたまる。そのストレスの矛先は「何かを買う」方向に向けられることが多いワタクシ、今年もこの1ヵ月半を振り返るとポチっちゃいました~のオンパレード。

まずはCD。なぜかスティーヴ・ハケットのソロ作品を聴きたくなり、一気に5枚買ってしまった。買ったのは2作目のPlease Don't Touch!からHighly Strungまで。あれ、Voyage of The Acolyteは?と思った人もいるかもしれないが、これはちゃんと持っているのだ。シンフォニック・プログレの名盤だもんね。[「無人島に行くときに持参する1枚」の中に、しっかり入っております。

Voyage of the Acolyte.jpg

↑スティーヴ・ハケットのソロ1作目。シンフォニック・ロック好きなら、一度は聴いておくべし。

Voyage of The Acolyteは「裏GENESISアルバム」なんて言われたりもしているが、1曲目からフィル・コリンズとマイク・ラザフォードのリズム隊に「ほえ~」と感嘆してしまう。いや、この頃のGENESISよりも楽器の使い方(オーボエやフルートなども登場)とかが凝っていて、ものすごく多彩な音の世界を繰り広げている。
2作目もその傾向を踏襲しているし、3,4作目はちょっと傾向が変わってロックっぽいのだが、それでもおもちゃ箱みたいに多彩な曲が詰められている。5、6作目になると産業ロックしてくるけど・・・まあいいか。Highly Strungに入っているCell 151は、あの頃よく耳にしたなあ・・・。

今年の多忙さは、この程度で解消できるものではなかった。えーい、買っちゃるわー、と10日くらい考えた後に買ったもの・・・それはiPod touchである。iPhoneとどっちにするか散々考えたのだが、携帯電話を2台持つなんてアホみたい、という結果の元にiPod touchに決定。地方では公衆無線LANスポットなんて無いに等しいので、iPhoneのほうがいいかもしれないけどねえ・・・まあ、いいや。
しかもビンボーなので、8Gを購入。なぜビンボーかというと、3月中に車を車検に出すからだ。しかもタイヤも買わなければならないかもしれない・・・これだけで十数万の出費。というわけで、ほんの少し理性が働いて、8Gにしてしまった(こういうのを「焼け石に水」という)。


右:ハケさんのアルバム揃い踏み。最近のiPodは、表示が大きいのねー。年寄り向きです(ww
左:これが欲しいがために、iPod touchを買ったようなもの(ほんとか?)の、「iステラ」というアプリ。位置の緯度と経度を入れておけば、現在時刻の星図を表示してくれる。ありがたや。カノープスは鹿児島あたりでぎりぎり何とか見えそうとか、台湾まで行けば南十字星が見えるとか、いろいろ遊べます。
iPhoneだと、GPSで現在位置の緯度・経度を勝手に入れてくれるんだよねえ・・・これがiPhoneにすべきか否か迷った、最大の理由だったりする(本当)。

私は携帯電話のアプリをほとんど使わないのだが、iPod touchのアプリは一味違う。だいたいにおいて無線LANで接続するのだから、速いしパケット代もかからない。画面がきれいで見やすい。Apple製品すべてにいえることだが、非常に直感的で説明書が全く要らないくらいだ(私が携帯電話を嫌いな理由の一つが、説明書をいちいち見ないと使えないことである)。
ただiTunesを介さないとパソコンと同期できないので(jailbreakなしという前提で)、やはりパソコンはMacのほうがいいだろう。WindowsでのiTunesはデモ版か?と思えるくらい、使いにくい・・・。
ちなみにiステラ以外の私のお気に入りアプリは、Karajan BeginnerとSUDOKUかな。前者は音感トレーニングモノ、後者はおなじみ数独である。結構はまるよ~。

ホームベーカリーとどちらを買おうか迷ったけど、買って悔いなしでございます>iPod touch

2009年03月16日

サンドでパンだ

確定申告の激忙のさなか、うちのフライパンのテフロンがはげた。私は鉄フライパン派なのだが、IHだとなかなか鉄製を使えないため、ちょうど2年前にテフロン加工のものを購入したのである。

気がつくと、そのフライパンのテフロン加工がはげていた。やーね、テフロンって。
テフロン加工の鍋を空焚きしたら同じ室内のインコが亡くなった、という都市伝説もあることだし、やっぱりフライパンは鉄しかないでしょ、と深夜にネットサーフしてIHでも使える&気に入ったデザインのフライパンをなんとか探し出す。
意外と安かったので、他にも何か買おうかなあと物色し...ついポチってしまったのが「サンドでパンだ」。みなさんは山崎製パンの「ランチパック」をご存知ですか?あれが自宅でも作れちゃうというグッズらしい。
その昔ホットサンド用の「バウルー」を愛用していたのだが、これもIH化により使えなくなってしまった。ランチパックもどきを作ってオーブントースターで焼けば、バウルーほどではなくてもホットサンドができるだろう、と思ったのだが...。

 
左が「サンドでパンだ」。右は専用ケース。弁当用にするのだ。


今日の中身は、冷蔵庫の中にあった卵とソーセージ。ベーコンでないのが惜しい。このフライパンは今回購入したものだが、今のところは非常に使い勝手がよろしい。余は満足じゃ。


パンに載せる。8枚切りを使用すると書いてあったが、家にあったのは6枚切り。近所のスーパーへ行ってみたが、なんと8枚切りが無い。驚いた~。というわけで、6枚切りをむりやり2枚に切る。つまり12枚切りという恐ろしく薄い食パンの出来上がり。
これが大失敗の元になるとは...。


上にもう一枚のパンを重ね、えいっ!と押したらランチパックもどきができているはずだったのだが、出来上がったのは破れてしまった食パン2枚。ひぇぇ~。この写真でもなんとなくお分かりかと思うが、中身が大爆発してしまった。
失敗の原因はもう一つ:パンをレンジで温めなかったこと。パンを柔らかくしないと、きちっと縁がとまらないんですね。がっくし。
負け惜しみではないが、残ったパンの耳を油で揚げてシナモンときび砂糖をふりかけたら、ウマーだった。グラニュー糖ならもっと美味しかったかも。

というわけで、次回はもっと注意深く作成しようと決心するワタクシだったのだ。
ちなみにこの「サンドでパンだ」、近所のホームセンターでもっと安く売っていました...ちぇっ。

2009年03月07日

おいしいもの、いろいろ(その2)

毎年2月から3月半ばまでは怒濤の忙しさなのだが、今年はまた格別である。こんなときには、やはりおいしいものを探して三千里...というヒマはないが、近所のスーパーやコンビニにもおいしいものは存在する。

その1:東ハト ハーベストサンド

コンビニで発見。コンビニにはあまり行かないのだが、コンビニオリジナルのものもあり、軽くみてはいけない。東ハト・ハーベストは結構昔からある菓子だが、このハーベストサンド ウェルメイド・ラムレーズンはコンビニ先行販売だとか。
最近ラムレーズン萌えなワタシ。昔は「こんなもの、どこが美味いのだ??」と思っていたのだが、これも大人になったということか。
ちなみに「クッキー&クリーム」というのもあるが、これは甘いだけでイマイチだった。

その2:南部せんべい

もちろん米から作ったあられ・かきもちは大好きだが、小麦粉系のせんべいも大好きだ。つーか、小麦粉が好きなんだな>あたくし
小麦粉系せんべいといえば、南部せんべいが王様だろう。福井の五月ヶ瀬は女王様。さすがにこれを鍋に入れる「せんべい汁」はちょっと引いてしまうのだが、結構美味しかったりして...だれか人柱求む(w

その3:三河みりん

仕事に行った先で立ち寄ったスーパーで見かけたみりん。ちょうど家のみりんが切れていたこともあり、たまには変わったヤツを買ってみよう、と何の気になしに買ったら、これがすごいのなんのって。アルコール度数13.5%~14.5%の立派な「酒」だが、他の材料や調味料の影にすっと隠れ、しかもさりげなく甘みを主張...という、絶品みりん。もともと料理に砂糖を使うのは嫌いなのだが(「甘い」のはデザートであるべき)、このみりんだと味付けにまったく違和感がない。
ビンがちょっと汚れているのは、「半額」のラベルをはがしたから。確定申告が終わったら、あのスーパーへ行ってみりんの買いだめじゃ。

番外編:揚げないドーナツ

巷で噂の揚げないドーナツ。うちの近くの某洋菓子店で買ってみた...が、これは軽めのパウンドケーキとどこが違うのか?たぶんもう買わない(^^;;;
#電子ピアノの上に置いてあるのは、何の意味もなし。

確定申告の提出期限は3月16日。もしかしたら、来週末も出勤→修羅場かもしれない(泣)。あと10日弱、美味しいものでも食べて、がんばりますか。