鹿島槍ヶ岳、爺ヶ岳(その1)

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先週末の3連休は、後立山連峰の鹿島槍ヶ岳へ行ってきた。
と言っても、初日は9時過ぎまで自宅火災報知器の点検があるとのこと。3連休になんてこったー!とマンションの管理会社に掛け合ったが、日にちをずらすことができないとのことなので、諦めて初日は信濃大町あたりをぶらぶら。
行ったのは大町の「大町山岳博物館」と豊科IC近くの「スワンガーデン安曇野」。山岳博物館は10数年ぶりかな。展示室はあまり大きくないのだが、山好きには興味をそそられるものが多く、ぶらぶら見ているとあっという間に1時間以上経過した。
スワンガーデン安曇野は金沢近辺でもよく見かけるようなショッピングモールだが、ここにはモンベルがあるのだ。明日から登ろうという状態でモンベルのファクトリーアウトレットなど見た日には、もう物欲レベルも最高潮である。しかし今年は山道具にかなりの額を投資しているので、落ち着いて必要なものを考える。結局購入したのは長袖シャツ2枚(アウトレット)とネックゲーター、そして明日の夕飯用のアルファ米。すべて即実践投入のものばかりだ。

夜9時に登り口に近い扇沢へ。ここは立山黒部アルペンルートの長野県側出発点であり、無料駐車場やトイレが設置されている。ここの駐車場で車中泊だもんね、と掛け布団まで持参してきたが、この時点で無料駐車場はほぼ一杯。なんとか1台分のスペースを見つけ、そこに駐車した。
しかし軽四パジェロミニでは、ミニサイズの私でも身体を曲げないと寝られない。まあ寝るための車じゃないのだから、あたりまえだけど。
夜中3時ごろ目がさめたら、外は満天の星空。プレアデス星団の星も6~7個まで判別できた。ぼんやり眺めていると、すっと流れ星が。そう、山に登って泊まる楽しみの一つが、星を見ることなんだよね。
しかし山の上はこんなものじゃない。昔一度だけ経験があるが、あまりにギラギラしていて何が何やらわからないのである。1等星から4等星くらいまで、すべて同じに見えるのだ。北斗七星すらも判別できないという恐ろしさ。天の川が本当に乳白色に見えたのは、あの時だけ。もう一度あの空を見たくて何度も山に登っているのだが、曇ったり雨が降ったりして、なかなかその機会に恵まれない。果たして今回は満天の星空を見ることができるのだろうか。
ちなみに3日目(20日)の天気予報は晴れのち曇り。期待度150%である。

翌日は4時半に起きて身支度と朝食。コンビニで買ったおにぎりを食べ、これまたコンビニで購入したミネラル水をザックに入れてスタートである。鹿島槍ヶ岳への登山道である柏原新道の入り口までは、扇沢駐車場から歩いて10分。到着すると、そこにはたくさんの車と登山届けの受付所が。というわけで、5時30分に登り始める。
ちなみに今回はLight&Fastをポリシーとして、久々の小屋泊。というわけで、カメラはE-1+14-54mmと70-300mmレンズを持参する。どこがLight&Fastやねん(爆)

柏原新道は種池山荘や冷池山荘のオーナーである柏原正泰さんという方が、昭和30年代~40年代にかけて拓いた道だそうだ。噂どおり白山に毛が生えた程度の傾斜の坂で、なんとなくタラタラ登っているうちに稜線まで出てしまうという、ありがたいルートだ。
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左:1時間ちょっとで、ケルン到着。ケルンの他にも「もみじ坂」「鉄砲坂」などの名札がぶら下がっている。
右:さらに1時間弱登ると、種池山荘が見えてくる。あそこが稜線か〜とモチベーションアップ。しかしこれからが長い...。

9時20分、種池山荘に到着。休憩を含めて4時間かからなかったから、まあまあかな。コースタイムより少々速い程度。
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雲は多少あるものの、立山連峰がよく見える。これからの稜線歩きに期待だな...。

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これから歩く、爺ヶ岳への道。えー、また登りですかあ。山と高原地図によると、ここからは「ライチョウ多い」そうだが、この天気ではちょっと期待薄。しかし別の期待でワクテカの私は、爺ヶ岳〜冷池山荘を目指して歩き出すのだった。
(続く)


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このページは、しづが2010年9月23日 18:48に書いたブログ記事です。

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