週の始まりは何曜日か?

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伊東屋の24時間手帳を購入した。近所に売っているところは無いので、通販である。
今年のプライベート用はiPod touchとスマイソンで決めてやるぜと思っていたのだが、細かい時間や行動管理には別のが必要だとみて、購入したのだ。

伊東屋の24時間バーティカル手帳には以前から興味があったので、去年東京へ行った時に手に取ったはずだ。なぜその時買わなかったのだろう?スマイソンで行けると思ったから??そんなことを考えながら、ポチり。あっという間に手帳がやってきた。ああ、ネット通販って素晴らしい...。

で手帳を開いた瞬間、買わなかったわけを思い出した。そう、この手帳日曜始まりなんですねえ。おいおい、今時日曜始まりなんてアリかよ。だいたい、土・日をウィークエンドっていうでしょうが。週の始まりは月曜日じゃないの? キリスト教でも安息日は日曜日だよね。だから教会へ...あれ? なんで安息日に教会へ行くの?? あれっ???

という訳で、調べてみた。
・旧約聖書では「神は6日で世界を作り、7日目に初めて休まれた」ということで、7日目が安息日。現在でもユダヤ教では土曜日。つーことは、この世界wでは、週の始まりは日曜日。
・じゃあ、なぜ日曜日が休みなのか?
 キリストが磔にされたのは金曜日(13日の金曜日だ)。で、3日目に復活したのだが、それが日曜日。だから日曜日に教会へ行くようになり、休みになったとか。
・ここからは本当の話かどうか不明だが、週休二日(土・日)になったのは、土曜日が労働日だとその日が安息日のユダヤ教徒とは仕事にならないから、ということである。なんでも、自宅の電話にすら出ないとのお話。

ここまでは、ユダヤ教〜キリスト教社会のお話。イタリア語の土曜日はsabatoで安息日そのものだし、ドイツ語の水曜日はMittwoch(週の真ん中という意味)なので、ここから日曜始まりというのがわかる。ついでに書くと、ラテン語族の日曜日を表す単語はdies dominica(ラテン語で「主の日」)から来ているのが明らか。dimanche, domenicaとかね。
では日本はどうか? 日本には週という概念が無く、休み無く働いて盆暮れに休む、という感じだったらしい。働き蜂なのは今も昔も同じですな(だって農耕民族だし)。週という概念が生まれたのは明治以降。なので、西洋文化の概念そのものの「週の始まりは日曜日」なのである。そういえば、事務所にいくつもあるカレンダーは、全て日曜始まりだなあ...。

最近は土・日が休みの週休二日制が普及しているので、印刷物は月曜日から始まっているものが多い。つーか、私もずっとそのようなものを愛用している。手帳関係は月曜日始まりが多く、日曜始まりだとわざわざ「日曜始まり」なんて帯がついていたりする。
さらに調べたところによると、ISO 8601では「週の始まりは月曜日」と規定されているが、所詮工業的な規格だから強制力は無いらしい。その証拠に、欧米諸国では今でもISO 8601で決められている表記の仕方とは違うやり方で、年月日の表記をしている。

今何の気無しにみたら、アメリカで購入したダイアリーは、1冊の中にマンスリーは日曜始まり、ウィークリーは月曜始まりだった。これが私にとってもベストなのだが、日本ではどちらかに統一されているからなあ...。来年はそういうのを作ってくださいよ>能率手帳、高橋書店、伊東屋さん

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スマイソンの手帳。月曜始まりとなっている。filofaxのリフィルも同じだった。
ついでにいうと、仕事用で数年使っていたフランスもののExacomptaやQuo Vadisも月曜始まり。

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伊東屋のもの。カレンダーはいいとして、バーティカルの日曜始まりは無理だ...。幸い幅が全て同じなので、一番右のメモ欄を日曜日にすることに決定。
しかし24時間バーティカルはすごい。まさか毎日24時間分、全て書き込む人がいるのだろうか。

いつまで続くかわからないけど、とにかく使ってみます。手帳集め(&使い)は、趣味の一つみたいなものなのでw 

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このページは、しづが2011年1月30日 16:30に書いたブログ記事です。

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