確定申告終了

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今年もなんとか終わらせることができた。「終わらせることができた??」と善良な市民の皆さんは思うだろうが、この業界にいる人ならウンウンとうなずくだろう。そういうものなのですw
昨日まじまじと鏡を見たら、白髪が爆発的に増えていた。ついにカラーリングか...。
私の白髪なんざどうでもいい。気がついたら、世の中はすごいことになっていた。
こちらは電気の周波数が違うし、流通も今のところ変わりないので、ヤシマ作戦・ウエシマ作戦には参加できないなあ。できるのは傍観と義捐金の寄付くらい...と思っていたら、関東地方だけではなく、金沢でもカップヌードルや水が品薄なんだとか。もうバカか、アホかと。
この状況、10年前にアメリカで9.11を体験した人間としては「まあ落ち着け」としか言いようがない。もちろん東北・茨城で被災している人たちは落ち着くどころではないのだが、周りの人間が何じたばたやってるんだ、という感じだ。だから落ち着け。金沢市民はたくさん並んでいる生鮮食料品を買いなさい。

私は飛行機が突っ込んだペンタゴンから1kmも離れていないところに住んでいたが、アメリカ人の落ち着きぶりはあ然とするくらいだった。9.11の夕方、向かいにあるスーパーが店を開いたようなので買出しに行くと、店にはほとんど人がいない。アメリカでは1週間分の食料を休日に買って保管する、と聞いていたが、君たち飛行機が突っ込んだ時の轟音と衝撃を体験したんだろ?その辺で聞き込みをやっているFBI職員を見ただろ?どうなってんの??
もともと大量に買うつもりもなかったので、その日の夕飯の材料+αをレジへ持っていったら、となりのレジにいた男の人が手にしていたものは...ポテトチップスとコーラだけだった。
それを見た瞬間、一気に力が抜けた。飛行機が突っ込んだ時の衝撃は10年経った今でも忘れられないくらいすごいものだったし、TVを見ていてもよくわからない、頼りになるのは大騒ぎしている日本のマスコミ(インターネットのサイト)だけ、という状況で私もかなりピリピリしていたに違いない。でもこの男の人は、いつもと同じ生活を続けている。今考えると、続けようとしていたのか。
明日はどうなるかわからない。でも、どうにかなるでしょ(で、どうにかなった)。

この時は当然メトロも止まり、あちこちで通行止めが発生していたのだが、ライフラインが無事だったのでパニックに陥らずに済んだのだろう。天災とテロとはちょっと違うしね。
しかし買いだめのニュースを目にするたびに、日本人にはやはり農耕民族のDNAが入っているんだなあ、と思ってしまうのだ。

ま、何百キロも離れた安全な街で偉そうなことを言っていないで、私も非常用持出しザックでも作りますか(私はテントやシュラフ、炊事用具を持っているので、数日なら野宿もOK)。

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このページは、しづが2011年3月16日 23:22に書いたブログ記事です。

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