先日クレメラータ・バルティカとOEKメンバー有志による室内楽コンサートへ行ってきた。
場所は石川県立音楽堂地下の交流ホール。いつものコンサートホールとは違い、カジュアルな雰囲気である。演奏するメンバーも女性はドレスだったが、男性はスーツだけどノーネクタイ。あ、コントラバスのお兄さん(すごい美男子)だけ蝶タイだったか...でもグリーンでラメの入った蝶タイw
コンサートのメンバーはOEK4人にクレメラータ・バルティカが3人。楽器編成はVn3人、Vla2人、Vc1人、Cb1人の計7人。必然的にVc奏者は弾きっぱなしである。VcはOEKの若手であるソンジュン・キムさん。お疲れさまでした。
曲は以下の通り。
・ロッシーニ/弦楽のためのソナタ 第3番
・メンデルスゾーン/弦楽五重奏曲 第2番
ー休憩ー
・モーツァルト/弦楽四重奏曲 第3番
・ゲルゴタス/To the skies-独奏ヴァイオリンと弦楽のための
・モーツァルト/協奏交響曲(弦楽六重奏版)
アンコール:マイケル・ナイマン/Trysting Fields
この中で特によかったのはラストの協奏交響曲。クレメラータ・バルティカ(以下KBと表記)のメンバーがVnとVlaのソリスト、バックはVn,Vla,Vc,Cbという編成である。ソリストのVla奏者は以前ヒンデミットの「4つの気質」で私をうならせたKBのVla首席のおっさん(といっても私よりも絶対に歳下と思われる、ミハイル・グリシン氏)。やっぱすごいわー。
ヴィオラって「中年ナイスミドルのシブい声」というイメージがあったんだけど、このおっさんのVlaは「色っぽいマダムの声」そういえば、フランス語でヴィオラは"Alto"だもんね。
しかしグリシンさん、黒の上下に黒シャツ、耳にはピアス、腕にはブレスレット、そしてシルバーのネックレス...ロシアンマフィアかと思ったよw ガタイはジョン・ウェットンを2回りくらい幅広にしたような感じなんだが。でもVlaがめっちゃ上手いから許す(爆)
協奏交響曲でのVnソリストは、KBのアグネ・ドヴァイカイテさん。この方がまた美人でねー。プログラムを見ると"Agne Doveikaite-Rubine"と書いてあるので、Cbの美男子・ Danielis Rubinasさんと夫婦なんだろうか。この方たちに比べると、日本の美男美女カップルなんて鼻で笑っちゃうレベルですなw
で、演奏だけど、弦楽五重奏曲は正直言ってちょっと「ん?」という箇所も。協奏交響曲はグリシン氏とさらってきたんだろうなあ、素晴らしかったっす。
ゲルゴタスって誰?と思ったら、どうやらリトアニアの現代作曲家らしいっす。インターネットで調べたら、1986年生まれ...。数分の短い曲だった。
交流ホールはこんな感じ。ちなみに右の写真の真ん中下にカメラを構えた人が写っているが、OEKのカンタさんだった(と思う)。カンタさん、最前列真ん中でずっと録音とビデオ撮りやってたわー。終わった後にやはりOEKの大澤さんと話をしていたから、本人だと思う(OEKメンバーその他中の人の顔もちらほら)。
ここはコンサートホールと違って演奏者との距離も近いため、音以外の視覚的なものも楽しめた。いや美男美女ではなくて、左手の押さえ方とか、合わせるときのタイミングの取り方とか。
金沢に住んでいると室内楽のリサイタルを聴く機会がなかなか無いので、こういうのをまた企画して欲しいですねえ(OEKメンバーだけでないのが希望)。やっぱり上手い人のアンサンブルを聴くと、モチベーションが上がるんだよね、うん。
ちなみにどんなに上手いヴァイオリンソロを聴いてもモチベーションは上がりません。謎だw
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