3つめの楽器

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えー、GWでございます。毎年のことですが、うちの業界の大繁忙期のため、休みって何?状態で毎日持ち帰りの仕事と戯れる予定です。しくしく。LFJKくらいは行くけどね。
話は変わって、先日ある楽器を購入した。それがタイトルにある「3つめの楽器」で、アンタまたヴァイオリン買い換えたの?と言われそうだが、正確には「3種類目の楽器」。ピアノ、ヴァイオリンに続く第3の楽器とは...(実はクラシックギターも持っているのだが、全然弾けないのでノーカウントw)。

これでんがな。手前のモノがそう。奥のは現在使用中のヴァイオリン。
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ヴァイオリンじゃん!と思ったあなた、ちょっと大きいと思いませんか?
そう、これはヴィオラ。ヴァイオリンより少々大きくて内声を担当する、たぶんソロの音はあまり聴くことがない楽器。
音域はちょうどヴァイオリンの5度下だが、その楽譜にはハ音記号というあまり見かけない記号を使う。したがって、とりあえずヴァイオリンが弾ける(つもりだけ)人間にとっての難関は、ハ音記号である。楽譜が読めないと、シャレにならん。

私はヴァイオリンの音が全然好きではない。あの高音、どんな人が弾いたって、渋谷の女子高生のキャーキャー声にしか聞こえん。元々やりたかったのはチェロだったし。
とは言ってもヴィオラは視野に入っていなかったのだが、昨年のOEK定期でのグリシン氏(クレメラータ・バルティカのヴィオラ首席)のヴィオラを聴いてから「絶対自分も弾くもんね!」に変わってしまった。だいたいにおいて、内声のほうが好きなんだよなあ(これは昔から)。ヴァイオリンで「俺様の演奏を聴け!」なんてガシガシ旋律を弾くなんて、全然面白いと思わん。
ちなみに上手くないヴィオラは「雑音発生器」だし、自分もそうなるのは眼に見えているのだが(;´Д`)

というわけで、昨年の試験が終わってから、とりあえずレンタルで弾いてみることにした。某大手楽器メーカーがやっているレンタルヴィオラを借りたがいいが、大きくて重い...。ヴィオラにしては小さめの15.5インチなんだが。おまけに音がひどい。泣きたくなるような音と肩こりに耐えながら日々さらっていたが、ついに首が曲がらなくなって病院に行くことに...といってもヴィオラのみのせいではないのだが、トリガーになったのは間違いない。
こりゃだめだ、とレンタルは最低月数で打ち切ってあきらめたのが、今年の冬の話。

じゃあなぜ再度チャレンジしたか?それは株価が上昇したからですよ。おいらの塩漬け株が息を吹き返し、安い楽器なら買えるような利益が出たからですよ。アベノミクス様様であるw
15.5インチすらダメなことがわかったので、15インチの楽器を探すことに。いろいろ考えた挙句、アメリカから個人輸入してしまった。産地はルーマニアなんだけどね。この楽器は日本の大手楽器店でも売られているのだが、何と売価が値段が個人輸入するときの2倍...。利益率100%か?w
弓はなんとヤフオク(爆)と言っても某有名メーカーのものなので、間違いはないだろうと思って。以前のレンタル楽器についていた弓より弾きやすかったのは、言うまでもない。

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こんな感じでアメリカより到着。今はトラッキングナンバーで追跡できるから、便利&安心やね。この国際貨物の追跡、見てるとなかなか楽しい。サンタクロースの配達のようである。

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ヴァイオリンと並べると、こんな感じ(左の写真)。うわ、小さい...。強いて名前をつけるなら"晋三さん"か?w ヴァイオリンとあんまり変わらんやん。そのおかげで、弾くのはかなり楽。しかし音を出すのは難しい。ヴァイオリンより重みをかけないと、ちゃんとした音が出ないのだ。ネット上でいろいろと弾き方を探してみたが、へえーとディスプレイの前で驚いたり頷いたり。
ちなみに右の写真は、レンタル楽器と自分のヴァイオリン。こちらはやはりデカい。といっても、ヴィオラにしては小さいサイズの15.5インチ。しかしA線のペグが回せないっつーの。
それにしても、C,G線の響きってたまらんですなあ。Cの開放なんて、頭蓋骨にビリビリ響いてクセになりそうだw 今はもちろん、この後も試験までは激忙でヴィオラと戯れるヒマはないのだが、秋にはちゃんと楽譜を読んで弾けるようになる予定。「ヘボでもいいから、とにかくヴィオラの人数が必要!」という人、一声かけてください(爆)

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このページは、しづが2013年4月29日 15:37に書いたブログ記事です。

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