ラブロ恋路

しかしネットで調べてわかったこと。奥能登といっても輪島にはビジネスホテルがあるが、私が行く地域には民宿と国民宿舎とリゾートホテル（偽）があるのみ。私は一人でどこでも行って泊まって食べる人間だが、畳の部屋で一人というのにはかなり抵抗がある（謎）あれは修学旅行や部の合宿など大人数で泊まるものではないのか？しかも冬の能登半島に女性一人で泊まった日には、警察に通報されてもおかしくない （自殺志願者かよ）というわけで、ベッドの部屋がある「ラブロ恋路」に泊まることにした。

ラブロ恋路はその昔「国民宿舎 こいじ荘」として存在していたらしいが、現在は能登町ふれあい公社なる財団法人が運営している。しかもこいじ荘が閉館してから立て替えたので、建物はなかなかきれいである。

で、夕方17時半頃にやってきました、ラブロ恋路。

夕飯は外で食べるつもりだったが、近くに食べるところが無い...。まあ想定の範囲だったけど、日本海倶楽部が休みだったのはかなり痛い。日本海倶楽部とは能登町にある地ビールレストランで、オリジナルの地ビールとつまみが売りなのだ。一人かつ車を運転なのでビールは飲めないが、なにかおいしいものがあるだろうと期待していたのにorz

というわけで、食事難民のお助けショップ・コンビニへ。まあコンビニがあるだけマシか。漆黒の闇の中、車を運転してコンビニ行ったのだが、帰りはあまりの周囲の暗さに思いっきり道を間違えてしまった。雪が無くて助かった...。

KoboやiPadは持ってきたが、つい普段見ることのないTVをつけてオリンピックなぞみてしまう。うーん、自宅では考えられない時間の過ごし方だなあ。まあたまにはいいか。

外来入浴が終わる21時過ぎに大浴場へ行ってみると、ほとんど貸し切り状態。温泉ではないけど露天風呂やサウナもある。うひゃー、パラダイス！と大浴場でうだうだし（といっても調子に乗ると貧血で倒れる危険性大なので、あくまでも理性的）、部屋に戻って再びオリンピックをみながら缶チューハイに天津甘栗、さきイカ。だらだらと過ごしているうちに、夜は更けていった。

翌朝はちらちらと雪。またしても朝から大浴場へ。雪見風呂としゃれこんでみたが、これから仕事2日目なのに風呂で倒れてはまずいので、ここも理性的にカラスの行水。

朝御飯は館内のレストランで。しかし人気がないねえ。昼は「能登丼」を提供しているらしいっす。

  

朝食は純然たる和食。こういうのは家では食べないので、かえって新鮮だったりする。レストランからは海が見えて、眺めが良い。

眺めといえば部屋はオーシャンビューで、こんな感じ。

各部屋にはベランダがついているのだが、このシーズンでは嬉々として外に出る気はしない。この写真でおわかりかと思うが、雪は全く無し。ここに来る途中の旧柳田村・桜峠は20cm〜30cm積もっていて道路が真っ白＆凍っていたが、他は呆れるくらい雪がない。

このまま「−60℃でも大丈夫な完全防水手袋」は出動せずに終わってしまうのだろうか。もちろんそれに越したことはないけど。

ロビーにあった矢口高雄センセの色紙。矢口センセもここに来て、釣りをしたのだろうか。

やっぱりこういう所に来るのは、夏だよなあ。でも、そうしたらこんなに空いていて快適に過ごせないだろうし。うーむ。

まあ、たまにはこんな感じに、普段周囲にあるものから離されるのもいいですな。昔の作家が「ホテルにカンヅメ」になるのもよくわかる。今じゃインターネットがあるから、完全に遮断されるのは無理だけどw

どうでもいい話：地元新聞社主催の棋王戦、前夜祭の料理や対局者のお昼ごはんがショボいと思うのは私だけ？他のタイトル戦に比べて、すごく見劣りするんですけど...。