ラ・フォル・ジュルネ金沢2014

| コメント(0) | トラックバック(0)
GWといえば、ラ・フォル・ジュルネ金沢である。今年のテーマは「ウィーン・プラハ・ブダペスト〜三都物語〜」。この3つの都市に縁のある音楽家の作品を中心としたプログラムである。
...が、今年は聴きに行く気が起こらない。
その理由としては、
1. 聴きたい曲が無い
2. 超目玉的ミュージシャンがいない
3. 3月のアンドラーシュ・シフの余韻を引きずっている

1: テーマが決まったときに「おおっ、ヤナーチェク!バルトーク!!コダーイ!!!」と一人嬉々としたものだ。しかしプログラムが発表になってがっくり。リストとブラームスとドヴォルジャークばっかりじゃないか。ヤナーチェクの室内楽はないのか。「ないしょの手紙」は一度生で聴いてみたいのに。バルトークの「ピアノ協奏曲第2番」を弾いてやろうという漢(姐さん)はいないのか。バルトークの管弦楽曲はどこへ行った。コダーイの管弦楽曲も聴きたかったんだけど。「ハーリ・ヤーノシュ」は吹奏楽バージョンだし...なんだかなあ...。

2: 毎年「おおっ!」と口にしてしまうような演奏家がいたものだが、今年はいませんねえ。予算の関係だろうか。東京を見ても、要来日の人で「これは...」と思う人が見当たらないもんなあ(クレーメル&アルゲリッチは別府のおまけか?)。そういう人がいれば、曲はなんであれ聴きにに行くんだけど。

3: これは全く個人的事情。あのリサイタルを聴いてから他のクラシック音楽を聴く気がなくなり、ずっとピアノ曲ばかり聴いている(シフだけじゃないけど)。
4月下旬にヴィオラのタベア・ツィンマーマンのリサイタルへ行く予定だったが、忙しかったこともあり、チケットはヤフオクで売ってしまった。ちなみに自分は相変わらずヴァイオリンのレッスンに通ってオケの練習に行っているが、これは自分がやっていることがクラシック音楽のカテゴリーに入る以前のレベルだからである(爆)

しかし全く何も聴かないのもどうよ、と思い、友人と3日にハンガリーのジプシーバンドを聴くことにした。
20140505-1.jpg 20140505-2.jpg
やってきました、音楽堂前。ちょうどイベントをやっているので人が多い。
チケット入れはなぜかエッフェル塔のイラスト。去年のを使い回し疑惑発生。このテーマならカレル橋にするとか、鎖橋にするとか、モチーフは色々とあると思うんだが。
やはり予算の問題?

さて3日からと思って行ってみたら、本公演は4日から。ということで人はかなり少ない。
と言っても、自分が行く公演のチケットは既に完売。あちこちでやっている演奏だが、バルトークの「ルーマニア民俗舞曲」がやたら耳に入る。この曲有名だしー、アレンジしやすいしー、ということだろうが、少々私にはトラウマになっているので心の耳栓をする。いや、Vnのレッスンでやったんですけどねー、難しかったんですよ(号泣)
で、ハンガリー・ジプシーバンド。ジブシーというより、ジャズだった。モルダウやハンガリー舞曲第5番のジャズアレンジ版という感じで。これはこれでいいんだけどね。後半には歌手のお兄さんが入って、ブダペストの酒場という雰囲気。速い2拍子で歌が入ると「東欧やな〜」という感じ。このお兄さんが妙に日本語がうまく、一人漫才的MCをやったりしていたので「??(吉本所属かよ)」と思っていたら、なんとミュージカル俳優だった。しかもエリザベートのトート役って...(汗)
そうそう、友人の隣にやたらガタイのいいおじさんが座ったなーと思ったら、さらにオジさんの隣りに座ったのがフランソワーズ・モレシャン。お見かけするのは、去年のAvanti!に続き2度目である。相変わらずステキなお洋服でございました。

公演後、どっかでお茶する?となったが、いつも行っていた喫茶店が閉店してしまったのでホテル日航のティールームへ。
メニューを見て、2人でぶったまげ。コーヒー950円って...。紅茶も同じ値段。金沢だよ、ここ! サービス料と消費税込だけど、想像をはるかに超えた値段に驚愕。しかし「じゃ、いいです」と出るわけにもいかず、アフタヌーンティーを頼んで2人で食べた。アフタヌーンティーってシェアしてもいいのか?と思ったが、ティールームの人が当たり前のようにお皿やカトラリーを2セット持ってきたので、そういう人もたくさんいるのだろう。あ、もちろん飲み物は2人分頼みましたぜ。
20140505-5.jpg
というわけで、なぜかワンプレートのアフタヌーンティー。美味しかったけどね。

その後、音楽堂の物販コーナーへ。プレ公演なのであまり人はいないし、いつも買うヴォトルバさんのカードも無いし、ということでテンション低め。
そんな中で声を張り上げて物販に励むのが青島広志先生。立ち止まって品物を見ていたのが私たちだけだったので、青島先生とちょっとお話。昔は少女漫画家になりたかった、と少々オネエちっくに話していた。
ちょうど音楽堂の壁に貼ってあったポスター(青島先生作)がいいなあと思っていたのだが、それをクリアファイルにしたものを発見。これ、買いますっ!
20140505-3.jpg 20140505-4.jpg
サインしますよーと青島先生、クリアファイルの内側にサインしてくれた。もう一つのサインは、テノール歌手の小野勉さん。物販の様子を写真に撮らねば、と「写していいですか?」と聞いたら、一緒に撮りましょう!とツーショットならぬ私と友人、青島先生、小野さんとの4ショット。
青島先生、ありがとうございましたw

というわけで、4日以降はうちでバルトークをナクソス・ミュージック・ライブラリーで片っ端から聴いている。なんか違うな...と思いつつ。まあ、いいんですけどね。


トラックバック(0)

トラックバックURL: http://ns.concordia.to/cgi-bin/mt4/mt-tb.cgi/1598

コメントする

2014年5月

        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

ウェブページ

Powered by Movable Type 4.261

このブログ記事について

このページは、しづが2014年5月 5日 13:58に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「たけのこシーズン到来」です。

次のブログ記事は「おやたま食堂」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。