アフター・定期演奏会

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はー、終わった。といっても、今年は練習がかなりきつかったので、本番は楽だったかも。といっても小事故はいろいろあったんだけどねw
練習がきつかったというのは
・メインの曲がベートーヴェンの交響曲第4番
・1stVnが自分のみの日が多い
この2つに尽きる。おかげで?眼やら首やら、あちこちボロボロ。さすがにベト4の第4楽章で1stVnが落ちたら話しにならんやろ、てことで、めちゃくちゃさらったわー。音程とかテキトーだけど(よい子は真似してはいけません)。
まあ何だ、怖いものがまた一つ減ったね。こうして人はオバちゃん化していくのだね。

しかしベートーヴェンの交響曲第4番は「やらずにオケ人生を終えたい」曲の一つだったのに、まさかここで(しかも1stVn)やることになるとは。選曲会議で大反対したのに、多数決に負けてしまったorz 
昨日の打ち上げの後、某木管奏者が「選曲会議に木管2列目(=ファゴット、クラリネット)は誰も出なかったのよね。出てたらベト4は即刻却下なんだけど」とこぼしていた。そう、激ムズなFgは有名だけど、Clもむずいんですねー。第2楽章はClの天下なんだけどね。
で、その第2楽章が意外と?落とし穴だらけ。1stVnの旋律を上手く歌わせるのも難しいが、一番大変だったのが中間部分の2ndVnとの掛け合い。きちんと弾けたらさぞかし美しい箇所なんだろうが、そこはまあ...(無言)。

今回はコンミスに外部の人(プロ)をお願いしたのだが、いやー勉強になったわ。音程はもちろんのこと、「拍をきちんととる」「休符をおろそかにしない」とアマチュアがテキトーに流して「まあいいや」というところにこそ、手を抜かないという感じ。そして「上手いアマチュア」と「プロ」の決定的な違いである「歌い方」。フォルテ、ピアノのみの指示の中で、いかに旋律を歌わせるか(ロマン派以降は楽譜に指示が結構入っているので、かなり楽。古典派のほうがむずい)。隣で弾きながら「ほへー」と感嘆すること、数知れず。

20140615.jpg
ゲネプロ前の静けさ。四分音符=144でやってみたら音楽にならなかったらしく、本番は132〜136くらいだった。こういう時はつい以前のスピードで飛ばしそうになるのだが、かなり気を付けていたせいか暴走も起こらず、それなりの出来といったところ。しかし私にすると第1楽章、第2楽章のほうが怖かった。この2つは「楽譜が勝手に引っ張っていってくれるタイプ」の音楽ではないので、「ここヤバい」の1ヶ所でコケると、恐ろしいことが起こるのだ。本番では危惧していたところで事故が起こらなかったので(自分的小事故は起こったが)、ほっと胸を撫で下ろしたのは言うまでもない。

演奏会が終わったので、しばしベートーヴェンともおさらば。昨日の打ち上げで「次の定演でやる曲」という話になったときに出たのが「シベリウス5番、シューマン1番、ドヴォルザーク7番」...それ、室内管弦楽団じゃないと思うけどw どうせならシューマン4番!と自分。いや、ハイドンをやりたかったんですが...。でもシューマンなら編成が大きくても許すw
というわけでもないが、今日は朝からずっとシューマンを聴いている。はー、やっぱ愛してるわ>ロベルト君

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このページは、しづが2014年6月15日 14:05に書いたブログ記事です。

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