悲劇的週末

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そういえばブラームスの管弦楽曲で「悲劇的序曲」ってのがあったなあ。いや、昔弾いたんですけど。それはともかく、悲惨な先週末のお話。
事の起こりは5日(金)。なんだか風邪っぽいなあと思ったが、それだけ。しかしこれが悲劇の始まり。

6日(土)
この日は朝から忙しかった。朝からマンションの非常用設備点検→来年のフィルハーモニア管(サロネンでシベリウス5番!)のチケット争奪戦→友人とランチ→夜はオケの練習...と分刻みとまではいかないが、時間刻みスケジュールである。
そして朝から歯が疼いていた。その歯は風邪気味になると具合が悪くなるので、またかよ...忙しいんだけど(;´д`)くらいにしか思っていなかった。来週末はオケの本番が2つなので、それまで余計なことをやって歯を刺激したくない。歯医者はそれからだな。
友人と「風邪気味で歯がちょっと痛いんだよね」「あー、あるある〜w」なんて呑気に話し、夕方からオケの練習へ。相変わらずシベリウスはむずいのう。
そしてその夜。歯の痛みはますます酷くなり、眠れなくなった。しかし明日は朝から夕方までオケ練習のダブルヘッダーである。どちらも本番が近いので、明日はサボれない。しかし痛い。怪しい歯に触れると、飛び上がるほど痛い。マジっすか...。
そうだ、以前もらった薬が残っていたはず、と探すとロキソニン発見。天使に見えたわ。

7日(日)
朝起きると、痛みはない。しかしそれがロキソニンのおかげだと気がつくのに時間がかからなかった。昨日ほどではないが、じわじわと痛みがやってくる。おまけに頬まで腫れてきたじゃないの。不幸中の幸いだったのは、右側の歯だったこと。左側だったら、楽器を持つことも不可能だっただろう。
午後の練習は半日の長丁場。前日あまり眠れなかったせいでか、途中でなんども気を失いかけた。もちろん自分が弾いているときは大丈夫だが、他のパートが絞られているときには気を失って弓を落としちゃいましたよ。フラフラになって帰宅し熱を測ったら、どうやら微熱があったようだ。頬の腫れで口を開けるのも辛いので(歯はあまり痛くない)、買ってきたいなり寿司をつまんでひたすら寝る。この日は鎮痛剤なしでも寝られた。

8日(月)
相変わらず頬が腫れている。歯医者に電話したら、夕方の予約がとれた。この日は夕方になっても前日ほど辛くない。体調がよくなったのか、オケの練習よりも仕事のほうが楽なのかw
歯医者の歯科衛生士のおねーさん、私の顔を見るなり「あー、ほんとに顔が変わってるー」。だから頬が腫れてるって言ったでしょうが。
歯医者でレントゲンなどを撮った結果では「大昔に神経を抜いた歯の下の方が怪しい」とのこと。その歯には銀色に輝くカバーがすっぽりと被せてあるので、まずそれを除去しなくてはならない。「神経が無い歯だから、麻酔なしでも大丈夫」と言われたが、ドリルらしきものでガシガシと大工工事さながらに歯をいじられたら、気分がいいものではない。かなり冷や汗をかいた。どうやら中には膿が溜まっていたらしい。それを出して、今日はおしまい。
抗生物質とボルタレン(ロキソニンより強力な鎮痛剤)をもらったが、まだボルタレンのお世話になることもなく、普通に仕事に行っている。しかし頬は腫れたまま。顔の形が変わっているが、意外と皆見ていないのか、はたまた「聞いちゃまずい?」と思っているのか、何も言われない。

ネットで調べたら、こういうのを「根管治療」というらしい。ちなみにうちの事務所内では、同年代の人がつい3ヶ月くらい前に、歯の激痛→昔治療した歯が原因→根管治療(多分)という私と同じコースをたどっている。
というわけで中年以降のみなさん、お気をつけくださいませ...いや、気をつけても仕方ないんだけどさ。私なんて半年〜1年おきに歯医者に通ってたけど、この状態だし(;´д`)

とにかく、頬から顎の腫れが早く引かないかなあ...。

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このページは、しづが2014年9月10日 23:21に書いたブログ記事です。

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