オーケストラ・アンサンブル金沢 第358回定期公演

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11月最初の3連休は、またまた音楽漬けで終わってしまった。初日は歯医者などへ行って用事を済ませたものの、2日目はオケの練習に久々のOEK定期(そして高い買い物)、3日目はオケのプチ本番に午後はVnのレッスン...(;´д`)
そのOEK定期、今回の指揮はあのネヴィル・マリナー。一昔...いや、二昔前のクラシック音楽好きなら誰でも知っているサー・ネヴィル・マリナー。30年前にはクラシック音楽なんてピアノ以外全く興味がなかった私でも、映画「アマデウス」の音楽担当ということで知っていたくらいだ。
そのマリナーは御歳90才。先日N響を振ったブロムシュテットもだが、「生で聴ける機会はもう無いかも」ということで見に...いや、聴きに行ってきた。

音楽堂前の立て看。
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私が聴いたのは、2日のプログラム。フルート協奏曲も聴きたかったんだけどね...と思いつつ確実に行けそうな2日にしたのだが、「やっぱり29日も行けばよかった」と後悔することになる。

20141104-1.jpg
今回の席は前が通路なので、なかなかよろしい。音響はともかく、ステージがよく見える。

プログラムは以下のとおり。
・ヴォーン・ウィリアムズ /「揚げひばり」 独奏:アビゲイル・ヤング
・ハイドン/交響曲第96番 「奇跡」
      ー 休憩 ー
・モーツァルト/交響曲第41番「ジュピター」

偶然というかなんというか、「ジュピター」は来年の定期演奏会のメイン曲。自分自身は20年前に2ndVnを弾いたことがある...が、オーケストラの世界に足を踏み入れたばかりで右も左もよくわからず、今思い出すと「穴があったら入りたい」状態だったと思う。てか、今でも「ジュピター」の2ndVnはむずいと思うよ。

で、揚げひばり。
自分はVnソロに全然興味が無い、という謎のVn弾きのせいもあるがろくに予習もして行かず、午前のオケ練習の疲れのせいでかちょっとウトウトしてしまった。
しかし、だ。そのウトウト状態の耳に入ってきたのはフルートの音。なんじゃ、こりゃあああ!美しすぎる。誰やねん、この人?!と思ったら、工藤重典さんだったw
管楽器のことは全然わからないのだけど、上手いとか何とか言うより、音がぜんぜん違うのよ。今シーズンは特任首席奏者らしいが、この方をオケに入れると周囲のレベルが...(以下自粛)。
というわけで、ヴァイオリンソロの大舞台wなのにフルートばかり聴いていました。すみません。

次のハイドンは「上手くまとめてあるなー」という感じ。終了(爆)
やっぱり最後のジュピターですな、圧巻は。曲がいい(てか、自分がこの曲を熱愛している)こともあるんだけど、もう第4楽章は目頭が熱くなったわ。
1〜3楽章はちょっと速め、第4楽章はそれに比べるとテンポを少し落ち着かせて、各声部をうまく浮き出たせているという感じかな。第3楽章のメヌエットは目からウロコだった。あれは3拍子というより大きい1拍で取っているみたいで、1,2,3の2,3をほとんど感じさせないのね。なんか斬新w
第4楽章は先日のブロムシュテットもそうだったけど、あまり速いスピードで演奏しないほうがこの曲の面白みがわかっていいような気がする。というわけで、翌日うちのオケの指揮者に提言しましたのよ。「あまりかっ飛ばすの、止めましょうよ...」。いや、かっ飛ばせるほどの技術もなく、崩壊が目に見えていることもあるからだけどさあ(爆)

それにしてもサー・ネヴィル・マリナー、指揮台に向かうときは「よっこらしょ」という感じで歩いておられたが、指揮台では「実際年齢はマイナス20才かよ!」状態。すげえ...。
「もう生で聴ける機会はないかも」と最初に書いたが、まだあるような。いや、ホント。

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このページは、しづが2014年11月 5日 22:26に書いたブログ記事です。

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