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2007/10/30-ブルゴーニュ古酒会@のみ山-

お手頃価格のブル古酒を楽しむ会をのみ山@三軒茶屋にて主宰。
当日はカリピノ好きを招いて改宗を迫るべく。。。ウソ。

20071030 WINES.JPG

☆Tarlant Cuvee Louis NV
お店に注文したレコルタン・マニュピュラン。
CH50%、PN50%でハチミツ&ブリオッシュの香り。
味の濃いシャンパンで、これからの季節に丁度よい。

以下、持ち込み。古酒は状態に不安を抱えつつも、問題なし。

◇Pouilly-Fuisse VV Les Crays Daniel Barraud 2004
1890年創業、1979年ドメーヌ設立のマコンの定番造り手。
マコンに計7.1haを保有。若くても美味しく飲めるので選択。
まだ緑がかった黄色で、樽香、リンゴ、レモンの香り。
果実味がクリーンでストレートで、時間が経つと味わいにコク。
ミネラル分もあっておいしいが、余韻は平凡。

◇Chassagne-Montrachet 1er Cru Les Embrasees Bernard Morey 1999
2006年ヴィンテージで引退するベルナール・モレ。
シャサーニュ村の保有畑8.8haは息子達に譲るらしい。
これはパーカーさんが「エギゾチックで肉付きよい」と評する畑。
個人的には早熟という印象だが、当夜のそれは少々異なる。
果実味がモカやキノコの香りに変化しつつあり、余韻も長い。
もう少しトロリ感が欲しいものの、熟成ブル白を堪能できた。

◆Nuit-St-Georges 1er Cru Les Perdrix Mugneret Gouachon 1983
Georges MugneretやMongeard Mugneretと同じミュニュレ。
既にワイン造りは卒業したらしい。Winebid物(日本で入手困難?)。
エチケットも汚れているし、状態不安の中、最初に抜栓。
ところがこれが、土、紅茶、小梅、出汁系の妖艶なワイン。
酸も適度で個人的好みはこれ。当日唯一のコート・ド・ニュイ。

◆Beaune 1er Cru Les Boucherottes Bernard Delagrange 1969
1792年ヴォルネィ設立、1972年ムルソー移転のドメーヌ。
自社カーヴで長期熟成させてから世に出すらしい。
意外に若い色合いで、土、紅茶の芳香豊か。
色合いも赤く、やけに酸が目立つ。リコルクかも?
時間経過でガクッと落ちるのは酒質の弱さか。

◆Beaune 1er Cru Les Teurons Albert Morot 1986
1820年ネゴシアン設立、1984年にドメーヌに転換。
ブルゴーニュ赤の古酒では信頼の置ける造り手と認識。
ルビー色に、最初は還元的な香り、後で燻したような感じ。
酸、タンニンも主張しており、余韻は華クリーンで華やか。
ローストのニュアンスとのみ山の燻製沢庵がマッチ。

◆Corton Grand Cru Les Greves Adrien Belland 1990
本拠地はサントネー、シャンベルタン等も保有し計12ha。
現在はジャン・クロード・ベランがアドリアンの後継で運営。
やはり特級は格上。土や獣臭にハーブな感じ。余韻も長い。
参加者曰く「女性を落とせるワイン」???

のみ山の店主に気合いを入れて作っていただいた料理とともに。
■ポルチーニ茸のクリームソース、栗を添えて
キノコの香りが赤白両方のワインにベスト・マリアージュ。
20071030 porcini.JPG

そのほかには;
■なす、ズワイガニ、アボカドのミルフィーユ仕立て
■鴨のロースとルッコラ
■ブッフ・ブルギニヨン
■あいちゃん(黒ニンニク)

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