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2004年04月24日

展覧会の絵

金沢での通勤に欠かせないものが、渋滞中の車の中で聴く音楽。
いろいろとMDを車に載せているのですが、なぜか夜向けの曲が多い事を発見。
あのポリスでさえ、朝よりも夜向き。まぁスティングって、元々ジャズベーシストだから・・・
というわけで、最近お気に入りなのがU2のベストと、展覧会の絵。といっても、ムソルグスキー=ラヴェルではなく、ムソルグスキー=ELP版!?
pictures at exhibition.jpg

ELPってあの時代のプログレバンド-イエス、ピンク・フロイド、キング・クリムゾンなど-の中では、とにかく力勝負、おらおら俺らについてこれるかーー!って感じ。グレッグ・レイクだけは「いや、俺は違うぞ」てな感じで叙情性を売りにしようとしたみたいけど、キース・エマーソンのパワーに負けまくり。そりゃあんな重いハモンドオルガンをぶんぶん回す人に、勝てるわけ無いわな(違うって)。
かくいう私がこのアルバムで好きなのは、「ブルース・ヴァリエーション」「バーバ・ヤーガの小屋」「ナットロッカー」あたりで、やはりごり押し的な曲(笑)
普段聴くには「トリロジー」というアルバムが好きなのだけど、ちょっとぬるめ。運転用にはゴリゴリ押しまくりがよろしいかと。
このアルバムは、絶対にDVDとかで見るべきです。おぉこの謎の音は、キースがオルガンにナイフを突き立てているところだったのかぁ・・・とか、ムーグのモジュラージャック?をちゃっちゃっと変えているところとか(こうやって音色を変えていたのさ。すごくかっこいいのさっ)、まだ声もお姿も美しい頃のグレッグとか・・・を一度は見ておいて損は無いでしょう。
そうそう、イエスの35th Anniversary Tourの楽屋?にやってきたキース・エマーソンの写真をYesWorldで発見。見事なくらいのおっさんぶり。ああ、30年前はかっちょよかったのに、こんなおぢさんになって・・・と思ったけど、30年たってこの程度なら良しですかね。どうでもいいことですが、イエスのメンバーはみなさん金髪になっています(リックは自前?なんか30年前に逆戻りしたような姿だ)。ちょっとやばくない?>スティーヴ・ハウ

ところで、なにか通勤時にお勧めの音楽(ロックがよろしい)はないでしょうか?ポップスの王道・ギルバート・オサリバンも聴いたりしましたが、飽きました。ハードで元気になれる曲、募集中。

2004年04月19日

美しい椅子-北欧4人の名匠のデザイン

昔はパイン材でできたナチュラル~な感じの家具が好きだったのですが、最近はもっぱらシンプル好みです。といっても、やはり魅かれるのは北欧モノ。
こないだテーブルを買った家具店に売られていたこの本、パラパラっと中を見て即買い。
chair.jpg

この本で扱っているのは、デンマークのデザイナー、ヴェグナー、ヤコブセン、モーエンセン、フィン・ユールと、彼らがデザインした椅子たち。ヴェグナーはJ・F・ケネディが座った「The Chair」で有名、ヤコブセンはフリッツ・ハンセン社のデザイナーとして「Egg Chair」「Swan Chair」「Seven Chair」などの名作を生み出しました。
こないだまで椅子なんて何でもいいや、と思っていたのですが、この本を見ていると椅子オタクになりそうで怖い。

ちなみにテーブルを買った家具店には「Seven Chair」と「Y Chair(ヴェグナー作)」が売られていて、思いっきり座ったりしてきましたが、椅子ってデザインだけじゃないのよね~
私にはシンプルなSeven Chairがよかったっす。Y Chairは少々お高くてデザイン的に惚れたのだけど、座った時の笠木(背の部分)が背骨に当たり、非常によろしくない。うーむ。
もっともっと惚れているアルヴァ・アアルトの椅子は、私には合うのだろうか? アアルトの実物が金沢で見られない(たぶん)以上、ネットで買うのは大冒険極まりないし。東京には、店舗で売っているところがあるんだけどなー。初めて東京がちょっといいな、と思っちまったよ。

2004年04月16日

東京の音、金沢の音

東京というのは、ほんとうにうるさい街です。視覚的にも商業用看板があふれていて滅茶苦茶としかいいようがありませんが、音の方も負けず劣らず。交通機関は仕方が無いにしても、どうして商店街の広告をスピーカーで流さなければならないのでしょうか。
アメリカから一時帰国したとき金沢に直行したのですが、あまり違和感を感じませんでした。ところが東京に行ったとたんに「ここはどこ?私は誰??」状態の発生です。なぜ他人にぶつかっても一言も言わないのか?なぜ煙草の吸殻が散乱しているのか?どうしてこんなにうるさくても、みな平気なのか?etc...

会計事務所というのはどこでも静かなものらしいのですが、以前の事務所ではFMを流していました。今は何も無しです。最初は何も音が無いことにとまどいました。おいおい何だよ、この静けさは。
しかししばらくすると、いろんな音に気がつきます。今の季節は窓を開けているので、風が入ってきます。渋谷とは全く違う、さわやかな風。猫の声もきこえます。ああ、のんびり。以前はFMを聴きながらの仕事でしたが、今は自然の音?を聴きながらの仕事。
人生ずっとこれだと退屈するでしょうが、一時期くらいこんな職場で仕事をするのも、いいものです。2,3年したら「冷暖房完備のビルの中で仕事をしたい~」になるんだろうな・・・勉強しようっと(汗)

現在のマンションの窓の外は小さな児童公園で、桜の木がたくさん植えてあります。花はすっかり散って、葉桜となりました。これから新緑の季節ですなぁ。

2004年04月11日

カナザワ・デイズ

金沢にやってきて2週間が経ちました。逆カルチャーショックが続いています。
金沢にはプライバシーと言う言葉があまりありません。昔はそれがいやでたまらなかったのですが、最近はもうどうでもいいや状態。出身高校の話などで盛り上がるのは、やはり田舎(!)ならではですなぁ

仕事は忙しく早々とサービス残業をやったりしていますが、気分的にはものすごく楽になったような気がします。というのも 1.家が広くなった 2.通勤が楽になった 3.フリーターから脱却した 4.緊張しないで生活できる というのが主な理由だと思います。防犯面などで、東京にいるときはすごく緊張していたんだなぁ、というのが率直な感想。いや、金沢でもある程度の緊張は必要だと思いますが、度合いがはるかに違います。
人間的な面では、やはり地方はよろしい。職場の雰囲気もほのぼの?だし(ちなみに職場環境としては劣悪極まりないです。エアコンが無いのにびっくり。その他もろもろ・・・)、お役所の人からして違います。父が亡くなったときもそうだったのですが、今回いろんな手続きに行った時に「お役所仕事」ではない人間味あふれる対応をあちこちでしてくれて、再び地方はいいわ~と思うことしきり。東京の区役所などは便利なシステムがいろいろあるのですが、係の人の対応が機械的すぎますね。まぁいろんな人たちに人間的な対応をしすぎると、役所としてのシステムが機能しなくなることはよくわかっているのですが。
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↑事務所から徒歩2,3分のところで写した写真です。
真ん中に流れている川が浅野川。のんびりすぎ。川べりの桜並木はとてもきれいです。

今気がついたのですが、この状態はアメリカから帰国した時と似ています。あの時は何を見ても「日本ってすばらしい~」だったなぁ。ということは、あと半年位すると金沢への不満がたらたら出てきて、「東京がなつかしい」になるのかも。うーん、どうなることやら。