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2005年02月19日

オペラ座の怪人 again

1週間空けずに「オペラ座の怪人」を見てきました。ロードショー中に2回見に行くのは初めて。今回はストーリーがわかっているせいで、途中から涙腺うるうる。
おまけにサントラまで買ってしまった。先日おすすめしたモノではなく(なら、薦めるなよ)、今回の映画のサウンドトラック、2枚組です。ちなみにUS版。
phantom2.jpg
上映時間は2時間20分くらいなのですが、このCDは2枚で2時間。セリフもたっぷり入っていて、映画を見てからファントムの世界に浸るにはおすすめ。映画の世界がそのまま甦ってきますぜ。
-以下、またまたネタばれあり-

今回じっくり見たのは、1度目で見逃した細かい所やクリスティーヌの心境など。先日のblogでは「ファントムの哀しさ、孤独がよく出ていて…云々」と書いたが、実はこのあと重い荷物を背負って生きていったのは、ファントムじゃないんだな。というのは、「The point of no return」のデュエットでファントムとクリスの強い結びつきをまざまざと見せられたから。ラウルはクリスを手に入れてハッピーエンド、じゃないんだ、と思ったのは私だけ?。ファントムと別れた後も、彼らは音楽を通じてずっと繋がっている。それをわかっていてクリスと一緒に生きたラウル…ああ、三者三様で辛いねぇ。
しかもプロローグのオークションで落札したオルゴールを手にしたとき、「彼女は細かいところまで話してくれた…」とラウルが歌うのだけど、よく映画を見てたらこのオルゴールとラウルとの接点は事件の時には無いのですな。ファントムとの思い出のオルゴールのことをラウルに話すって、どうよ>クリス
クリスティーヌの最後のキスが「??」って感じだったんだけど、あれでファントムは心の闇から解放されたんだろうね。ファントムのクリスへの愛はかなわなかったけど、誰からも拒絶されている存在じゃないことがわかったから(You are not alone!)。それに比べて、かわいそうな金持ちボンボンのラウル…ロープにつながれて2人の世界を見ているだけ(^^;

それにしても、ファントム萌え。「The point of no return」でのエロい手つきにも萌え萌え。歌はやっぱりロック調でミュージカルっぽくないけど、演技が上手いので許す。
ラウル役のパトリック・ウィルソンは正当派ミュージカル調の声。安心して聴けます。
エミー・ロッサムは口半開きの演技しかできないのか。DVDを買ったら、ずっとこの口半開きを見なければいけないのかと思うと、すごく鬱。でも発売されたら当然買うぜ。
さすがにもう1回見に行く時間もないよ、と「オペラ座の怪人パーフェクトガイド」も買って、そのおまけDVDでお茶を濁していまふ。おまけDVDといっても、見ごたえありありですが(ジェラルド・バトラーの英語が一番わかりやすい。スコティッシュだから? ちなみに一番聞き取れないのはALW。立派なブリティッシュ・イングリッシュでございます)。でも、もう1回行こうかな。2度あることは3度ある(笑)

2005年02月13日

オペラ座の怪人

アンドリュー・ロイド=ウェバー制作の「オペラ座の怪人」、見てきました。いやー、良かったっすよ。泣けました。
ミュージカルの方は全く見ていないし、知っているのは音楽だけ、という状態で見に行ったのですが、久々に映画で感動。すごく切ないラブストーリーやね。もう一度見に行こうかな。
-以下ネタばれあり-

主役の3人は吹き替え無しだったのですが、まあこんなもんでしょう。「シカゴ」でのリチャード・ギアのダンス並みにはやってくれています。「エミー・ロッサムの歌がいい!」とあちこちのサイトで見かけますが、そんなに上手いか? リリカルソプラノってことですが、声量がないので、デュエットやオペラ座の舞台シーンでは完全に相手やオケに負けているし。ハリウッド女優にしてはええんでないの、とは思いますけどね。 しかも、この人演技はイマイチ。ファントムとラウルの間で揺れる女心っつーやつが全然表現できていないのですわ。
では何がいいって、ファントムでございます。もう少しおじさま的ファントムの方が良くないかと思ったりもしたのですが、情熱的で色っぽくてセクシー、おまけにラストではファントムの哀しさがぐわんぐわん伝わってくる演技に惚れぼれ。誰からも愛されず、見捨てられ、オペラ座の地下で暮らすファントム。そんなファントムの孤独、愛情、苦悩がひしひしと感じられますた(涙) 歌はなぜかロック調ですが、許す(笑)  愛するクリスティーヌを手放して、マスクの取れたファントムがサルのオルゴールを前に「マスカレード」を口ずさむところ、ほんとに泣きましたよ(隣のおねーさんも泣いていたようだ)。あたくしだったら金持ちボンボンの幼なじみラウルよりは、音楽その他ゲージツの天才ファントムを選ぶけどなー。で、充実の音楽ライフを送るのだ。

ミュージカルはあまり得意でないのですが、NYへ行ったときに「The Phantom of the Opera」だけは見ようと意気込んで…見ませんでした。ぜぇぇぇったいロンドンかNYへ行って、舞台を見るぞー!と人生の目標がまた一つ(^^;)
phantom.jpg
今回の映画のサントラ盤もありますが、エミー・ロッサムの声が気に入らないので、サラ・ブライトマンがクリスティーヌ役を演じている、ロンドン版をpick upしておきます。これを聴いて、Phantomの世界に浸るべし。

2005年02月11日

フランクリン・プランナー

ついに○才になった記念?に、手帳を新調しました。あんた一昨年買っとるやんけーというつっこみが入ってきそうですが、超整理手帳レベルでは日々入ってくる情報やスケジュールを整理できなくなってきたので、ここらで一発手帳を変えようかと。
というわけで思案や試し買いの結果、フランクリン・プランナーに落ち着きました。

フランクリン・プランナーとは単なる手帳ではなく、スティーヴン・コヴィーという人が書いた「7つの習慣」という本に基づくツールの一つです…といってもなんのこっちゃですが、スティーヴン・コヴィーはリーダーシップ研究の第一人者で、日本でもセミナーなんぞやっているそうです。さらに訳がわかりませんね。
簡単に言うと「自分の価値観→自分の役割→ミッション・ステートメント→目標→長期プラン→月間プラン→日々のタスク」の順に物事を考えるというものです。価値観やミッション・ステートメントの考え方が「7つの習慣」には書かれていて、説教臭いけど(笑)なかなか参考になります。
使って半月ほど経ちましたが、日々のタスクを順序化し、重要かつ早急なものから手を付けるという習慣が身に付いてきたような気がしますだ。おろそかにされがちなのが「重要だけど急がないもの」だそうで、例えば読書やスポーツ、ボランティアなどがあります。スティーヴン・コヴィーに言わせると、これらは「自分がどのような人間になりたいか」というステップを実現させるのに必要なものだそうで。確かにそうですね。


手帳自体はこんな感じ。これは一番小さいポケットサイズだけど、バイブルサイズよりちょっと小さいくらい。結構厚い。

毎日見開き2ページ。左側のページはタスクリストと時間軸の入ったスケジュール。右側はフリーの書き込みページ。最近流行のバーティカル式のスケジュールは使いやすいっす。

月間スケジュールもあり。ちなみにあたくし午前・午後と外にお出かけスケジュールで埋まっております・・・

毎日2ページを使うので、当然とんでもないリフィルの量となり、私が持ち運びするのは1か月分のみです。実は最初アメリカの本社にバインダーを注文したのだけど、想像以上に巨大だったので、泣く泣く返品しました。あんなもん持ち運びできませんがな。アメリカものは全てビッグサイズであるという事はわかっていたのだけど、さすがに帰国後3年経つと想像力も衰えました(爆)

2005年02月06日

定期演奏会

今日は定期演奏会でした。久しぶりにまっとうなステージ(去年のは教会のホールだった)で弾きましたが、どっと疲れました。昼ご飯におにぎりを3つ、途中休憩時に1つ食べたので、疲れたのは胃袋だろ、という説もあり。

今だからカミングアウトすると、マイスタージンガー前奏曲でアンビリーバボーな失敗をやっちまいました。気がついたら1小節とばして弾いていました(笑) ただ最後の金管がぐわんぐわん鳴っているところなので、私一人が妙な音を出していても(思いっきりffだったが)わかんないだろうと思われ。それにしてもワーグナーって、ストレス解消的にfffで弾けるからいいかも(爆) 途中の木管が絡むところなんかも聴き入ってしまって、カウントを間違いそうになるし。木管のアンサンブルって好きなんですよ、私。
「僕の通った後には累々とした音の屍が築かれているんですよ(by 福田進一サマ)」というお言葉をかみしめる、本日のあたくしでございました。

次回はモーツァルトの40番(このオケにできるのか?)とドヴォルザークの9番とのことで、ちょっとモチベーションが下がりましたが、まぁがんばりますだ。
ちなみにドヴォ9とブラームスの1番がメイン曲の候補だったようで、ブラ1だったらおっそろしく気合いが入ったのに、残念。