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デジタル一眼レフ一周年

このblogによると、私は昨年の10月下旬にデジタル一眼レフを手に入れたらしい。
ちょうど1年を経過したところで、その感想など。

あの時には「ちょっと期待はずれ」みたいなことを書いたのだが、実は1年経ってもその気持ちにはあまり変化が無い。というか、積極的に手が伸びないのだ。普段はCONTAXのTVSデジタルかi4Rを常に持ち歩いているし、「今日は何か写すぞー」という日には、CONTAXのAria、もしくはα-7。おそろしく稼働率が低いカメラ、それがデジタル一眼レフのα-Sweet Digitalだ。

あまり手が伸びない原因の一つが、カラーバランス。
   
この2枚、同じ日に続けて撮ったもの。左はオートバランスモード、右は曇空モード。これだけ違うんですねえ。
フィルムカメラだと、カラーバランスの違いはフィルムに依存するところが大きいのだが、デジタルだと本体のホワイトバランスによる。しかもレタッチをすることで、いかようにも変えられる。ここが私がデジタルに完全移行できない理由の一つ。出来上がった写真をいじるのは、好きではないのだ(メモ程度の写真はレタッチするけど)。

   
こちらもオートバランスモードと、日陰モード。これは50mmマクロレンズで撮ったため、コンパクトでは絶対に不可能な写真ができあがった。といっても、ただ写しただけなんですが(^^;;; ちなみに絞りはF2.8。100mmマクロが欲しくなってきた・・・(ミノルタの100mmマクロは定評が高い)。
これだからミノルタと縁を切れないんだよなあ・・・。CONTAXはこってりした色合いなので、花を撮るとどぎつくなってしまうのだ。実はあまりにもデジタル一眼がピンとこないので、ミノルタのシステムを全て処分しようかとまで考えていたのだが、これを見るとやはり手放せない。困った。

    
こちらは露出を変えて撮ったもの。左は絞り優先モードで撮ったそのまま、真ん中は露出を+0.3、右は+0.7にしたもの。+0.5があれば、ちょうどよかったかな。フィルム(特にリバーサル)で撮るときには3カットくらい押さえておくが、デジタルはこういうときに便利。何枚撮っても財布に響かないもんね。コンパクトでもたまに露出を変えて撮っているが、結局パソコンでレタッチすればいいや、になってしまう。こうやって書いていると、私って本当にレタッチが嫌いなんだなあとつくづく思う。いや、画像ソフトを使うのは嫌いじゃないんだが、気合を入れて撮った写真をいじくるのが大嫌い。後で自分の好きなようにいじるのだったら、最初から絵を描きますがな。

  
文句をたれていても、デジタルを手放せない理由がもう一つ。世の中のデジタル一眼の多くはCCDもしくはCMOSサイズの関係で、フィルムカメラで使っていたレンズの焦点距離が1.5倍となってしまう。50mmだと75mm相当になるし、50mmの画角で撮りたければ30mm程度のレンズを使わなければならないと言うわけだ。
ということは、私の持っている100mm-300mmというレンズは、150mm-450mmになってしまう。鳥フェチとしては、野鳥がこんなに大きく撮れるなんて、涙モノである。しかもこのレンズはF4.5-5.6と暗いのだが、必殺・レタッチでごまかすこともできる。
というわけで、「これを撮りたい」というものがあれば、すごおぉぉぉく使えるカメラなのだ(私の場合は花と鳥)。しかし、ちょっとした風景なんかはGR DigitalやTVS Digitalのほうが機動力があるし、一眼レフに負けない写真が撮れる。お散歩カメラは機動力が命だからね。

    
20年以上前にα -7000とともに購入した、28-85mmというレンズを使って写したもの。
左の花はこのレンズのマクロモードを使ったが、まあまあじゃないか。普通に花を撮りたかったら、これでも十分いける。
真ん中はF4くらいで写したもの。やはり絞りを考えて写すときには、一眼が不可欠。右は日陰にあったものをオートバランスで写したために、青っぽくなってしまった。いちいち日陰モードにしなければならないらしい。面倒くさい・・・。

先日久しぶりにカメラを見ていたところ、デジタル一眼で「おおっ、これは!」というものに巡り会ってしまった。
それはSonyのα900。Sonyのフラッグシップ機で、α-9の後継ということらしい。クリアなファインダー(私はライブビューが嫌い)、がっちりしたボディ・・・久々に「機械」としてのカメラに萌え。しかもフルサイズ機ときたもんだ。しかし、フラッグシップ機だけあって、お値段も30万円弱・・・。
年末ジャンボが当たったら・・・いや、久しぶりに有馬記念でも買うか(爆)


コメント

デジ一眼レフも買おうかと考えています。私はコンデジも良くわかっていないので、ライブビューは必要そうだし、手ぶれ防止とDレンジ補正がほしいのでα350でどうだろうと考慮中。それかKissX2とかE-520あたりかな。。。レンズを買う金がないなあ。。。

Dレンジ補正って何すか?と思って調べたら、露出補正のことなんですねえ。確かにあると便利かと。デジタルって、フィルムよりも飛んだり潰れたり(白すぎたり黒すぎたり)が多いので。
ライブビューは便利ですが、マクロレンズを使ったり、絞りを開いて撮るときには、やっぱりファインダーできっちりピントをあわせないと・・・という感じです。やはり撮るもの&使うレンズによりけりですね。デジタルだと各社のフラッグシップ機レベルじゃないと、ファインダーに関してはダメダメなんだよなあ・・・。
オリンパスにも結構興味があって、一時ミノルタものをドナドナしてE-500を買おうかと思ったことがあります(E-500はCCDがコダック製で、青の発色がすばらしいのだ)。ただレンズをすべて一から揃えなければならないのと、フォーサーズというCCD規格を使っていることで、躊躇して現在に至ります。
KissX2は小さすぎて、男の人の手に余りそう・・・(ww
そうそう、一眼レフを持つと、絶対にレンズが増殖していきますので。覚悟すべし。レンズ沼にはまり、レンズ貧乏と化していきます(爆)

それにしても、SONYのカタログのサンプル写真は、どれもこれもイマイチですなあ。エントリー機は子どもの写真ばっかり。買う気が失せます。まあそういう世代をターゲットにしているということなんですかね。

なるほど、勉強になります。GRDII使っていて、光に向かって撮りながら、しかし暗部の色も撮りたいと思ったりして、補正は他の機種でもあるのですが、暗部の補正の効き方はソニーが一番良いような気がしただけです。

ファインダーは特にα300や350は小さいので、許せないかもしれないですね。ライブビューはこれもGRD使っていて、ファインダーのぞけないような体勢で撮りたかったりするからです。α300や350は角度を変えられるので。

まあデジ一眼でも数を売ろうと思うと一般家庭が買わないといけないですから、初級機~中級までは、「ガキが写せる」が必要なのでは。(コンデジの上級あたりで十分のような気もするけど、運動会など望遠が必要らしい)

レンズはどうかなあ。でもやっぱりはまるかなあ。

ふむ。セオリーとしては、逆光の時には露出をプラス側に何枚か押さえておくといいですね。GRDIIの後ろのモニターを切り替えたら、ヒストグラムが出るんじゃないかな?
でもいちいちそういうことをやるのも面倒だし(私も面倒)、自動で補正してくれるシステムがあるに越したことはありませんね。

OLYMPUSのカタログを見てたら、萌え~になってきました。
まずいなあ、α-900のカタログを見て平常心に戻さなければ。これ以上違うマウントものが増えたら、破産しますってば(うそ)。新しいマウントよりも、αレンズの100mmMacroを手に入れるのだ~。
(でもCONTAX T2も欲すい・・・)

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