白山登山(その4)

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白山にはアプローチコースがいろいろあるのだが、帰りも同じ道では面白くないので観光新道を選ぶ。ガイドブックによると、この道はお花畑が大変きれいらしい。
室堂受付のお姉さんによると「尾根歩きとなるので、悪天候時にはやめたほうがいいです。最後にきつい下りが続くので、注意してください」とのこと。

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観光新道に入ってから1時間弱は、こんな感じの尾根歩き。非常に快適である。
殿ヶ池避難小屋までは、写真を撮りながらでもほぼ標準コースタイムで歩いていた。

ところが、だ。靴とくるぶし上あたりが擦れて痛い。タオルを巻いているが、歩くとそのタオルがずれ、何十メートルかおきにタオルを巻き直さなければならない。そのせいか相当変な歩き方をしたのではないだろうか? 白山禅定道と観光新道の分岐にきた時には、かなり足全体が疲労していた。ここまで来れば、あと1時間だ...。

しかし観光新道の下りは、疲労した足に情け容赦なかった。ここは北アルプスですか?と言いたくなるような傾斜である。気がつくといつのまにか、右足だけではなく両足に痛みが走りだした。登山道はきれいに整備してあるのだが、しまいにはその木道の一段を降りるたびに、足の裏(指の付け根あたり一帯)に激痛が走る。
最近はストックや杖を持って歩いている人が多いが、「変なの〜」と思いつつ、登山用ステッキを一本買っておいてよかった。最後の方はステッキ頼りでよろよろと歩く始末。情けなや(w

白山禅定道分岐から別当出合までが、なんと長く感じたことか。永遠に戻れないのではないかと思ったが...なんとかたどり着くことができた。室堂を出発したのが7時半。別当出合に到着したのが12時過ぎ。なんと4時間半! 登りと下りがほぼ同じタイムなんて、ありえないー(爆)
さらに別当出合ビジターセンターから駐車場へと歩いたのだが、その途中裸足で歩きたい衝動に駆られること数回...だが、舗装されていない砂利道で裸足になると、さらなる痛みが押し寄せることは確実だ。車のドアを開け、シートに座り、登山靴を脱ぐ。ああ、やっと解放された(w
あれだけ痛かった足だが、運転するのには何の支障もない。しかしサンダルに履き替えても、歩くのは結構大変である。いてててて。

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帰りに立ち寄った、白峰温泉総湯。駐車場が100メートルくらい離れていたが、その100メートルを歩くのが地獄だった(w

というわけで、今回の反省。
・どうやら登山靴の履き方が、根本的に悪かったらしい。
 下りは靴の中で足が遊ばないように、紐をきっちり締めなければいけない
 のに、くるぶしが痛かったためにゆるゆるのまま歩いた。これが悲劇を
 生んだ。
・おニューの靴は、低山ハイクなどで慣らしをしておくべし。
・膝に支障が出るかも、と膝用のワンタッチテープは持っていたが、普通の
 テープは持っていなかった。テーピング用のテープは持参するべし。
・もこもこのトレーナーは重くてかさばる。もっと軽くてかさばらない服を
 持参する。
・救急道具は必ず持参。単独行なら特に。
・トレーナー以外にも、荷物を省スペース&軽くすることを考える。

変な下り方をした結果、翌日から両足が曲がらないくらいの筋肉痛になってしまった。上りでは全く筋肉痛にならなかったのに...。やはり下りは要注意である。

これだけ痛い思いをしたのに、やっぱり山に取り憑かれてしまった。下山してから、ずっと次に行くところを考えている。とりあえず今年は、鎖場などが無いのんびりコースってことで。山やコースを探し、地図を眺め、計画を練っているだけでも楽しいなあ。うふふ。



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このページは、しづが2009年8月30日 18:20に書いたブログ記事です。

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