オーケストラ・アンサンブル金沢 第266回定期公演

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今シーズン最初のOEK定期公演である。定期会員の知り合いが「行けなくなった」ということで、偶然チケットを手にすることができたのだ。このお礼はいつか必ず、ってことで>K氏
「岩城宏之メモリアル」というサブタイトルのついた今日のコンサートは、最初に「岩城宏之音楽賞」の授賞式があった。受賞者はクラリネットの豊永美恵さん。
曲は彼女がソリストのモーツァルト・クラリネット協奏曲をはじめ、ハイドンの交響曲第102番、そしてロジェ・ブトリー氏の委嘱作品。うーむ、初演曲って寝る確率200%なんだよなあ...。

ちょうど演奏が始まる3時間前(wにヴァイオリンのレッスンがあったのでこういう話をしたら、「じゃあ、曲云々よりヴァイオリンのパートの演奏を見てきたら?」との先生のお言葉。
自分が今課題にしていることー私の場合はfinger-bowを使ってのなめらかな弓の返しや、弓の場所の使い分けーを視覚的に見ればいいのだな。なるほどね。

1曲目はハイドン。確か3月にもOEKの定期でハイドンを聴いたのだが、今日の方がはるかによかった。「いかにもハイドン」ですな。ハイドンの交響曲はとにかくありすぎだし(故にどれから手をつけていいかわからない)、オケではあまり弾いたことが無かったため自分ではなじみ薄なのだが、今日の演奏を聴いていると「うむ、やはりハイドンは交響曲のお父さんですね」といった感じである。何のこっちゃ(爆)

それに比べ、モーツァルトは「こんなもん?」という感じ。ソロがちょっと退屈だったので、途中で意識が飛びそうになったよ。ごめん(w
つい1st Vnのボウイング(特に今回のコンマスは、私の好みでしたねえ)ばかり見てしまったよ。おいおい。
当然のようにハイドンとモーツァルトは対抗配置なのだが(初演曲もだけど)、やはり2nd Vnの音が薄くなるなあ。ハイドンはともかく、モーツァルトは2nd Vnを出さなければいけないところが結構ある(この協奏曲は知らんが、たぶん)ので、もうちょっと2ndにはがんばっていただきたいところである。

で、ロジェ・ブドリー氏の初演曲。私は好きでした。何がといわれると困るけど、よかったっす。睡魔なんて、とんでもない。
てか、サックスの人が上手いのかなあ。忙しくソプラノとアルトの持ち替えをやっていたけど、こういうのって簡単にできるものなんすか? だって5度違うんでしょー。頭の中で、切り替えがさっとできるんでしょうかね。

指揮者が常任の井上氏で曲目が小編成オケの十八番モノのせいか、はたまた今シーズンのオープニングだったせいか、いい演奏でございました。
先日気になった「縦の線が揃わない」だけど、今回「あちゃ」と思ったのは、ハイドンの第1楽章だけ(しかもほんの数小節)。スカッとしてキレのいい演奏でしたぜ。

というわけで、ほぼ満足の定期演奏会だったのだ(^^)


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このページは、しづが2009年9月12日 23:33に書いたブログ記事です。

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