白山から下山して2日後、筋肉痛の足を引きずって立山黒部アルペンルートへ行ってきた。といっても登山は無し。撮影がメインの、お気楽散歩である。
同行者は兄と妹。と言っても、一緒に行ったのは美女平まで。ケーブルカーを降りると兄は美女平でバードウォッチング→アルペンルートを抜けて東京へ。妹は黒部ダムを見たいとのことで室堂へ。私は弥陀が原でぶらぶら歩きと撮影。三人とも目的が違うので、美女平でさようなら。妹とは一緒に金沢へ帰るので、待ち合わせの時間を決めてから別々のバスに乗る(w
弥陀が原でバスを降りると、そこにあるのは弥陀が原ホテル。ちなみに写真は、左がオリンパスE-1、右がGRDII。どちらも露出は-0.3。E-1の空の色は強烈だけど、全体的にコテコテでしょ?
弥陀が原の散策コースは所要時間1時間20分で、アップダウンの少ないのんびりコース。筋肉痛でボロボロの足には、この程度でよろしいかと。昔弥陀が原から天狗平・室堂へ歩いたことがあるが、こちらは「トレッキングといってもナメてはいかん」コース。鎖場もあるのだ。
写真は大日岳・奥大日岳。「劔岳 点の記」でも出てきますね。次回のターゲットはここの予定。大日岳には二等三角点が、奥大日岳には三等三角点があるが、奥大日岳の設置者はあの柴崎芳太郎である。
写真はこちらも左がE-1、右がGRDII。やはり違うのお。
ここはワタスゲと地塘が有名だが、ワタスゲはほとんど終わっていた。木道があるおかげで非常に歩きやすいのだが、逆に言うと木道を外れて歩いてはいけないのよ。
「餓鬼の田」と呼ばれている地塘。この名も立山信仰・曼荼羅から来ていて、地獄に堕ちた餓鬼が飢えをしのぐために作った田んぼ、とのことらしい。
時間が余ったので、立山カルデラ展望台へ行く。松尾峠展望台(ここにも三等三角点有り)へ行こうかとも思ったのだが、こちらは往復2時間程度かかるらしい。というわけで往復30分弱、ヘロヘロの足にも優しい立山カルデラ展望台へ。この時間になるとガスが上がってきて、すっきりクリアに見えるわけではない。
左:ザラ峠と鷲岳。この向こう側が、柴崎隊が吹雪で遭難しかかった五色が原。映画では原作に無いライチョウさんを登場させたが、ライチョウさんはかわいいので許す。ちなみに五色が原と言う名前は、明治時代には無かったらしい(w
中:立山カルデラ展望台の案内図。
右:今は亡き立山温泉方面。本当は薬師岳がドーンと前にそびえるはずなのだが、ガスで見えず。いとくちをし。
中:立山カルデラ展望台の案内図。
右:今は亡き立山温泉方面。本当は薬師岳がドーンと前にそびえるはずなのだが、ガスで見えず。いとくちをし。
オリンパスの50mm F2.0Macroで写したもの。けっこうボケます。いい仕事してます。Makro-Planarを持ち歩く気はないので、このレンズは非常にありがたい。
再びスタート地点の弥陀が原ホテルに到着。予約したバスの時刻まで1時間半くらいあるので、ロビーでまったり。さすがに1時間以上ロビーにいるのだから、コーヒー以上のお布施(wをした方がいいかなと思い、ケーキセットにする。とりあえず食べられそうなのはクレームブリュレかな...。プリン系もそんなに好きじゃないんだけど。
「熱いのでご注意ください」と言われたが、マクロレンズのお試しとばかりに撮りまくっていたら、冷めてしまった。卵がムラムラと固まりつつあったので、ちょっと蒸す温度が高かったのではないかと。まあいいんですけど。
大日三山が見える席に座り、のんびりコーヒーを飲んでいたら、やはり眠ってしまった(w
黒部ダムへ行った妹と再び落ち合い、近くのウェルサンピア立山で温泉につかり、一路金沢へ。次回はぜひ山登りで行きたいものよ。
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