定期演奏会終了

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昨日、所属オケの定期演奏会があった。1月から入ったオケだが、ここは1年に1回しか演奏会をやらないので、1年の総まとめという感じである。
毎回書いているような気がするが、疲れた。といっても、本番ではなく、毎週の練習に疲れたのだと思う。以前1stVnパートが1人だったということを書いたと思うが、その後2,3回は練習が始まって1時間くらい1人で弾くはめになった。ほかにもエキストラ数名がいることもあったが、逆に入りのタイミングなどを見られていると思うと、緊張感倍増である。
なんせ1stVnゆえ、ちゃんと弾けていないとメロディーが消滅することが多々あり、その度に指揮者のセンセに指摘を受けるのだが...私に言われてもw

今回の目玉は、R.シュトラウスの「メタモルフォーゼン〜23独奏楽器のための習作」。こんなもんアマチュアでやるか〜?!というのが、正直な感想。でも終わった今、この曲に参加できて本当によかった。たぶんこれから一生弾くことはないだろうしね...この曲は。
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私の譜面。次のページからはもうすこし込みいっているけど、始めは休符をカウントするのが結構大変。「しっかりひく」なんて子どもみたいなことを書いてあるが、ここは主旋律となるので、しっかりかつ美しい音で弾かないと、ひんしゅくを買います。「子どもみたいな音!」と何度言われたことかw

もう一つはR.シューマンの交響曲第3番「ライン」。シューマンの交響曲の中では「3番って好きでも嫌いでもないんだけど〜」という、「普通のクラスメート」みたいな存在だったが、半年この曲とつきあって、「大好き」に変化してしまった。Es-durの曲って、なんつーか「晴れ晴れとした明るさ」みたいなものがあって、すごく好き。例えばベートーヴェンの交響曲第3番とか、ピアノソナタの26番とか...弦楽器奏者としては、♭だらけで弾きにくいのだけど。
しかし最初に楽譜をもらってさらった時には「お、簡単かも」と思ったが、とんでもない。ピアノもそうだけど、シューマンってひねてるよなあ。一例を挙げると、第5楽章では裏拍にアクセントがついている箇所が多いので、ボウイングがすごく不自然となってしまう(=弾きにくい)。百戦錬磨のエキストラの人も「こ、これはやりにくい...」と言っていたし。
しかし本番では、こんなに楽しく緊張しないで(事故ったところも少なかった)弾けたのは初めてだった。練習の時に一人で弾く方が、よっぽど緊張したって。


本番前日の練習の時に、コンマスが私の方に振り返ってこう言った。
コンマス「あ、ここボウイング変えるから。ダウンのスラー、アップ、アップね」
私「はあ...(アウフタクトで始まっているから、アップ、ダウンあと弓順...で何が悪いの?)」
コンマス「ベルリンフィルはこうやってたんだよね。ベルリンフィル風」
私「あはは(^^;;」

このコンマス相当上手くて、本当に音が美しいんだけど、その音を出すコツってどんなとこやろか?とずっと思っていた。打ち上げの時に話す機会があったので、他の人(ヴィオラのエキストラで、他のオケのヴィオラトップ奏者。やはり音のきれいさに感服したらしい)と聞いてみたら...
とにかく音階練習。そしてボウイング。音階練習の時には一弓で1音→一弓で2音→一弓で4音と練習するのだが、2音入れる時にはぴったり弓の1/2の場所に来るようにすること。そうすると、弓のコントロールに役立つ。右手が重要だからね。
そっかー。私も音階練習は毎日やっているけど、適当に2音や4音入れていたな。反省。
あと、メタモルフォーゼンでのE-dur部分(♯4つ)が難しくて、最後までまとまって聴こえなかったいう話をしたら、E-durは本当に難しくて、レベルを計るための一つの関門になっているとのこと。E-durがきちんと弾ければ、それなりのレベルかな...だそうな(この方、ヴァイオリンをあちこちで教えています)。なるほどねー。だからみんなE-durでは楽譜どおりに弾いているつもりだったけど、はたで聴いている私(またまた52小節間休み)にはコンマス以外バラバラに聴こえるし、ずれているわけだ。勉強になりました。

途中「もうヴァイオリンなんて本番終わったらやめる!」とピアノに逃避した時期もあったけど、またがんばります...多分。

どうでもいい話:このオケに、昔見たことのある人がいた。どうやら高校時代の同級生らしい。名前も名簿を見たら思い出したので、打ち上げの時に声をかけたら、思い出せない様子。私って影が薄かったのねwと思っていたら、「えー、ほんとに??」と突然思い出したみたい...ではなくて、あまりに変わっていてわからなかったそうな。彼に言わせると、もっと顔が丸かったらしいw 「昔は弓道やってたでしょ?ヴァイオリンはいつから??」と言っていたので、私のことは覚えていたが、本当に昔の面影が無くてわからなかったのだね。...昔はそんなにデブだったのか(爆)


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このページは、しづが2010年6月13日 11:24に書いたブログ記事です。

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