大人買い

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いやー、日本国民総懺悔状態ですね。誰にって、もちろんサッカーW杯日本代表ですよ。おいらも当然懺悔です。全く期待していなくて、ごめんなさい(爆)
ところで、毎年この季節になるとピアノを聴きたく&弾きたくなる。それは多分オーケストラの定期演奏会がだいたい6月あたりにあるからだろう。過去私が所属したオケは、なぜかどこも6月くらいに定期演奏会があった。
で、終わったあとは抜け殻状態になるのだが、今年は特にそれがひどい。ダメージ大きすぎ。管弦楽は耳が拒否している。まあ自分が弾く方はレッスンがあるので、しぶしぶ弾いているのだが...。

今のマイブームは、バッハとベートーヴェンのソナタ。ベートーヴェンのピアノソナタは後期を何枚か持っているのだが、たまには中期も聴きたいなあ。えーい、どうせならピアノソナタ全集買っちゃるわ、といろいろ探していたら、グルダのを発見した。
おお、グルダ。20代半ばから10年くらいは、ベートーヴェンのピアノソナタと言えばこればかり聴いていたものよ。よくよく見ると、なんとピアノ協奏曲もセットになって12枚組ではないか。これを一気に買うのが大人だよね...と注文した。
配達されたのを早速聴いてみる。なんだか懐かしい友人に再会したような気分だ。

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しかし唖然とするこの値段...。大昔のリマスター盤とはいえ、1枚あたり300円って、どーいうことよ。ちなみに1980年代後半に買い漁ったアシュケナージのベートーヴェン後期ソナタを見たところ、1枚3,500円だった。
余談だが、私はあの頃アシュケナージのピアノが大好きだった。特にベートーヴェンの30,31番を熱愛していたのだが、当然それに賛同する人間はいなかったと思うw
ついでに久しぶりに聴いてみようか、と何の気無しに聴いたのだが、グルダが「懐かしい友人」ならこっちは「運命の人」。いやー、こういうのって理論じゃないですね。この人のタッチだとか間合いの取り方だとか全てが、すっぽりと自分の中にハマってしまうのですよ。だからいいの。わからない人にはわからない、それだけの話ってこと。

このグルダのベートーヴェンピアノソナタ全集では、まったく大人買いにはならない。高校生の小遣いでも買えるような値段じゃないの。
では何を大人買いしたかというと、マウリツィオ・ポリーニのリサイタルのチケットである。10月に東京であるリサイタルのチケットを買ってしまったのだ。おいおい、それは大人買いのコンセプトとは違うぞ...けれど大人になったから、えいっ!と買えたということで。
ちなみに値段は12,000円〜30,000円。さすがに30,000円を買う財力は無く、かといってビンボー席を買うのもなあ、ということで中間地点より少しお安めの席を買った。それでも高い。高すぎる。座席をチェックすると、なんとピアノの向こう側ではないか。弾いているところが全く見えないではないか。まあクラシックのリサイタルに行くと、音よりもピアノやヴァイオリンを弾く手を凝視してしまうので、たまには全く見えない席で音に集中しなさいってことか。
気になる曲目は、ベートーヴェンのピアノソナタ30,31,32番。ちょうど土曜日なので、ラッキーだったというべきか。それにしても交通費も必要だし...合計したらクロスバイクがもう一台買えるのではないだろうか(マジ)。
11月3日にはバッハの平均律第1巻を全曲演奏するらしいが、さすがにこれを聴きに行くと夜行で帰らなければならないのであきらめた。

私は先行販売で購入したが、一般販売は明日の10時から。これを読んでいるポリーニ好きのそこのあなた、明日はカジモトイープラスのサイトに張り付いて、大人の財力を存分に発揮しましょう(爆)

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このページは、しづが2010年6月26日 17:48に書いたブログ記事です。

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