テント泊デビュー(白馬岳へ行くつもりが白馬大池編)

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試験も終わったし、お盆休みだし、ということで山へ行くことにした。
去年からの計画通り、いよいよテントを担いで北アルプス、である。
去年からの計画といっても、いろいろと変更した。
最初に立てた計画は、立山〜五色が原〜薬師岳〜折立を3泊4日で歩くつもりだった。しかし折立からのバス時刻を見ると、なんと今年は災害のため小見線が不通だという。それでは立山駅に置いた車を回収できないではないか。
計画変更して雲ノ平へ行ってみようか、折立〜薬師沢〜黒部五郎岳〜北の俣岳〜折立というコースでどうだ!と思っていたら、なんと「山と渓谷」7月号の特集が雲ノ平である。げげ、人がいっぱいかも、と思ったら、もう行く気ゼロ。
テント泊だから荷物は多いし、あまり鎖や岩が無いコースがいいな、と立てたのが蓮華温泉を中心とした周回コース。蓮華温泉を出発し、白馬大池を経由して初日は白馬岳のテン場泊。2日目は稜線を歩いて雪倉岳を経由し、朝日小屋のテン場へ。3日目は朝日岳から蓮華温泉に戻る。どうだ、なかなかいいコースじゃないか。

今年の私のお盆休みは12日〜15日。12日に出発して14日に戻るのが基本、1日は何かあった時の予備日にしておこう。そう思っていたのだが、なんと12日には台風4号が北陸にやってきた。こりゃだめだ〜と1日ずらして、13日に出発することにする。やっぱり私は雨女か?

朝3時半に金沢を出発し、北陸自動車道で糸魚川へ。糸魚川からは国道148線で姫川沿いを南下するが、途中の平岩駅から22km林道に入ると、そこが蓮華温泉。かなり遠くて大変な道とは聞いていたが、ちゃんと舗装されているし、待避所もあちこちにあるし、だいたいこういう所を運転してくる人はそれなりの心構えができているので、対向車が来ても何ということは無い。金沢の医王山ビジターセンターへ行く道や、倉が岳へ行く道の方が、よっぽど怖い。

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午前7時すぎ、蓮華温泉を出発。あまり物を持たないようにしたつもりだったが、出発前に計ってみると15kgちょっと。やっぱり重い。だいたいにおいて、この時季は運動不足だし(試験前は運動どころじゃない)、登山へ向けての足慣らしもしていないし、テントを家のベランダで一回設営しただけのぶっつけ本番。加えていつもの5割増の荷物の重さ。さすがにE-1とレンズ2本はやめようかと散々悩んだが、せっかく行くのだから...とザックに押し込んだ。
で、案の定、登り始めて1時間でいやになってくる。曇っていて涼しいにもかかわらず、足が全然前に進まない。途中の「天狗の庭」で大休憩をとるが、既にこのとき標準コースタイムより10分遅れ。「この先は今までより楽だよ」という言葉も耳にしたが、荷物の重さが身にしみる。途中で中年おじさん2人組に抜かされるが、「えっ、一人でテント?!すごいね〜」と言われる。しかしノロノロ歩いているのでは、全然すごくないw

山と高原地図のコースタイムをはるかにオーバーした頃に、再びさっきのおじさん2人組と遭遇。「あと3分で大池だよ、がんばって」と言われ、そのまま2人と話を始めて15分のロスタイム。私って、こういうのが多いんだよな...。白馬大池に到着してみると、すでにテントが何張りか張ってある。こういうところでゆっくりするのもいいなあ...と思ったら、もう頭の中は「白馬大池ステイ」である。
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今から重いザックを背負って白馬岳のテン場へ行っても、もう隅っこしか張る所が無いかもしれない。それなら予定を変更し、白馬大池をBCにして、明日は白馬岳に軽いサブザックでピストンすればいいじゃん。朝日岳はやめた〜!

そう決めたら、まだ昼頃だというのにテントを張る場所を探し、さっさと設営する。なんたって初テントだから、時間がかかるのさっ。というわけで、昼過ぎから白馬大池でゴロゴロすることに。いやねえ、軟弱者って(爆)

...続く。

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このページは、しづが2010年8月15日 19:39に書いたブログ記事です。

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