日帰りで白山へ

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お盆のテン泊白馬岳〜朝日岳が前述の結果となったので、「なんか納得いかないんですけど」状態の私。先週の週末は絶句するくらいいい天気だったが、あいにく土曜日には用事があり、山へは行けず。どーなっとるんじゃー!
...と暴れても仕方が無いので、翌日曜日に日帰りで白山へ行ってきた。

家を出たのは3:40、市ノ瀬着は5時ちょっと前。さすがにこの時間だと、道路もガラガラである。しかし市ノ瀬の駐車場は人と車がいっぱい(^^;; なんとか隙間を見つけて、車を停めた。

とりあえず王道の砂防新道を行くことにして、5時25分別当出合を出発。涼しいし、日帰りということで荷物をできるだけ軽くしたので(6kg)、足取りも軽い。中飯場には30分ちょっとで到着。あまり疲れていなかったので、休憩もそこそこに出発。
去年砂防新道を登った時には、この辺から大雨になったんだよなあ。で、中飯場から南竜分岐までを蒸し暑さでヘロヘロしながら登った記憶が...。それに比べると、今日のなんと快調なことよ。できるだけ同じペース、小さな歩幅で登るという、登山の基本の基本を実行して黙々と登る。甚ノ助ヒュッテに到着したのが、7時15分。いいペースだ。
ここでは少々休憩し、先を急ぐ。南竜分岐からは黒ボコ岩コースという、これまた一般的すぎるコースを選択。確か20年前に登ったときは、このコースだったと思うけど...これまた記憶が怪しい。
この辺からは別山が見える。別山、いい山や〜。いつ見ても、カッコええのお。

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黒ボコ岩のはるか下から。ちなみに今日持参したのは、TVSデジタルのみ。こないだ重さに喘いだのは、E-1を持参したせいもあるんだよな、ということで今日は「いかに荷物を軽くするか」がテーマの一つなのだ。久々のTVS-D、いいじゃないすか。この青で十分かも。

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いいねえ、この病的な青さw 補正はまったくしておりませんのよ。blogに載せるレベルだとこれで十分だが、大きいモニタでみると不満が無いわけでもない。うーむ。

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8時15分に黒ボコ岩を通過し、弥陀が原へ。そろそろ室堂から宿泊客が下山する頃で、人が多くなってきた。黒ボコ岩の下あたりまで直射日光が当たらなかったのは、ラッキー。ずっと涼しかったから、調子良く歩けた。
この写真を写したのはもう室堂の近く、五葉坂の途中である。別山、いいよね。
室堂到着は8:45。休憩時間を除けば3時間かからなかったということで、バッケンレコード更新。やはり荷物の重さが、かなりコースタイムを左右するってことですな。
室堂でまったりとしながら、頂上へ行くか考える。まだ時間はたっぷりあるし、天気がいいから他の山も見えそうだし、ということで行ってみるか。
...しかし、私の心の中では、室堂で「今日の登り、終了です」になっていたようだ。こんなにこの坂きつかったっけ?といいたくなるくらい辛い。今までの快調な登りは一体どこへ、という感じのヘロヘロの登り。もう止めようかと思ったところですれ違った人が「頂上、すごい景色だよ。槍も穂高も剱も見えるよ。がんばって」と言ったので、やる気復活。しかし最後の方は休みの時間の方が長いのでは?という調子で、なんとか御前峰へ。

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やっぱりTVS-D、いいですね。今度から持参決定。私が登った頃には剱あたりに雲がかかっていたけど、なんとか槍・穂高は見えた。頂上で20分くらい座り込んで、穂高を眺める。

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しかし降りる頃にはガスが上がってきて、吹く風も冷たくなってきた。再び戻った室堂はこんな感じ。このまま黒ボコ岩コースも面白くないので、行ったことの無いトンビ岩コースで南竜山荘へ向かうことにする。
トンビ岩コースは岩がゴロゴロだし、坂はきつめだし、登りは大変そうだった...といっても、ほとんどすれ違う人もいなかったけど。室堂から1時間ちょっとかかって南竜山荘到着。やはり初めての道はおそるおそるといった感じで歩くので、ほぼ「山と高原地図」のコースタイムどおりになってしまう。

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南竜山荘へ向かう途中の花。マクロモードでも結構いけるじゃん。南竜山荘ではちょうど12時となったので、お湯を沸かしてまったり昼ご飯。あまりまったりすると冷えてくるので、歩いている途中でのんびり昼ご飯、ということは普段やらないんだけどね。まあ白山だしw
ほどよい涼しさと疲労で、テーブルの上にうつぶせになり、しばしウトウト。登山じゃないよなー、これ(爆) それにしても、南竜が馬場はいいところだ。次回はテントを持ってこなければ。

あとは一路下るのみ。ひたすら下ると、そこにあるのは別当出合の橋。私はハシゴや岩は平気だけど、吊り橋は大嫌いです。というわけで、最後の方は耐えきれずに走ってしまった。揺れたかもしれないなあ。みなさん、ごめんなさい。
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そうそう、あと少しで別当出合の橋というところで、タイツにショートパンツの見るからにオシャレしてきました、というおねーさんがストック両手によろよろ歩いていた(もう足がガタガタ)。同行の人がザックを2つ持っていたので、おねーさんの分も持ってあげていたみたい(持っていたのも女性だったが)。まあ最近の流行らしいけど、オシャレする前に鍛えなさい!ってこった。鍛えて山慣れした人が「登山のウェアってダサイのよね〜」とオシャレするのならいいけど、逆はいかんよ。下手すると、ケガや遭難に結びつくからね。

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帰りはいつものとおり、白峰温泉総湯へ。ふと見ると、特産品の販売所ができているではないか。とちみつソフトなるソフトクリームを食べ、温泉に入り、一路金沢へ。日焼け止めはしっかり塗ったつもりが(そのために休憩していたようなものだ)、どうやら手はきちんと塗らなかったらしい。腕時計の部分を除いて、真っ赤になっていた。

今回は晴れの日を狙っていっただけあって天気はよかったし、荷物を小さくしたので身軽だし...ということで、良かった良かった。次回は「目指せ南竜でテン泊」なので、ちゃんと筋力をつけないとなあ。筋トレやろうっと。

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このページは、しづが2010年8月28日 21:09に書いたブログ記事です。

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