五嶋みどりwithOEK

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今日は五嶋みどり+オーケストラアンサンブル金沢の演奏を聴きに、石川県立音楽堂へ。
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で、演奏はどうだったかというと...

いやあ、この人凄いわ。世界のMIDORIさまに失礼な言い方だけど。
曲はチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲だったのだけど、Vnソロの最初からゾクっとさせられる音。すごいねえ。ヴァイオリン1本の音でこんなにゾクゾクさせられたの、初めてだよ。

この曲は第1楽章と第3楽章に耳がいってしまいがちだが、MIDORIさまの演奏で「ほえ〜」と思ったのは、第2楽章。いやあ、緩徐楽章で聴かせられること。もちろん技術的にはすごいのを弾いているのだけど(特に第3楽章、重音の飛ばしとかフラジオレットの連発とか...みんなできてあたりまえか)、ここでの歌い方がうまいこと。あ、ここでいう「歌い方」とは、フレーズに表情をつけるということで、決してポリーニのようにハミングしながら...ということではありません(爆)

アンコールはショーソンの詩曲。なんか1曲得した気分w ここでも素晴らしい演奏を聴かせてくれました。この曲は生で初めて聴いたけど、トロンボーン3本にチューバまであるんだ...。ここでも最後のトリルでクラクラ。ポリーニのベートーヴェンの32番に続き、またしても神降臨。

終演後はサイン会があるとのこと。そう言うものに興味が無い私だが、今日は別。MIDORIさまに感想を述べて握手してもらったら、ヴァイオリンの神が私の方にもやってきて上手くなるかも、と思ったが、そりゃ違うって。冷静になり、サイン会は諦める。人も凄かったし。
しかしミーハーオバと化した私、写真だけは撮った。どこまでミーハーしているのかと。
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あああ、やっぱりブレまくり。手前には指揮の井上ミッチー氏がサインペン片手に座っているのだが、やはりミッチーにサインをねだる人はあまりいないw いや、OEKのバレエ音楽もなかなか良かったっすよ。だって「くるみ割り」を見たくなったもん。

幸せいっぱい気分のまま、日が落ちた金沢市内を自転車に乗って自宅へ。今日はめずらしく天気もよかったので、ついカジュアルな格好で自転車に乗っちゃいました。昼間とはいえ、クラシックのリサイタルにこんな服でごめんなさい。だって2階の隅っこだったしさあ...。うーん、1階の平間なら、もーっと音が響いていたかも。
今日のリサイタルはポリーニの1/3以下の値段。こんなことなら、ケチらずにいい席を買っておくべきだった。それでも+2,000円というところが笑える。自転車であらよっとお手頃なクラシックを聴きにいける(今回はお手頃レベルではないが)、もしかして金沢っていい街かも(爆)

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連日のコンサート、お疲れ様です。

「いい街」に一票!

もっと市民・県民はこんなに恵まれていることに感謝すべきだと思う(笑)。

どもー。

チャイコンなんてあんなくどい曲、耐えられるかなあ…と思っていたのですが、もうMIDORIさまの演奏に圧倒されっぱなし。参りました。

そういえば、こちらに戻ってきた時には「いい街だ〜!」と思った記憶が。うん、やっぱりいい所かも。人間性を除いては(爆)

「人間性を除いては」に激しく一票(笑)。

だよねー。自分は別の意味で「人間性に難あり」だけどさ(爆)
金沢ネイティブの私たちがそう思うのだから、他地域の人からすると…以下略。

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このページは、しづが2010年11月 3日 21:29に書いたブログ記事です。

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