PENTAX K-5を使ってみた

何の気無しにある日アクセスしてみたら、PENTAX K-5があるじゃないですか。レンタル代金はちょっとお高めだけど、さすがにこれを買おうという気はしないので、躊躇することなく借りてみる。と言っても、予約をすること自体が難しいんだけどね。

借りたのは12月23日〜25日。ちょうどクリスマスですな。K-5はISO12800（拡張時には51200）までというトンデモなカメラで、もうこれは夜景を撮るしかない、とモチベーションもアゲアゲである。

23日は夜からミサ・ソレムニスを聴くことになっていたので、金沢駅前へ。

左はISO3200、右はISO6400。写したものの等倍ではちょっと粗めだが、ウェブで使うのなら全然これでOKではないかと。これで夜景に三脚不要ですね。ちょっと魅かれるおいらだった。

翌24日は夕方から雪。いったいどうして、といいたくなるくらい忙しく、21時に残りは持ち帰りとして職場を後にする。さすがに今から行く所は...と思っていたら、あるじゃないですか。太陽丘のライトアップだよ。

どちらもISO3200で。左は露出を+0.3にしてある。こんな夜景でも1/20でシャッターを切れるし、手ぶれもほとんど見られない。もちろんアンチシェイク機能はONにしてあるけど。うーん、ますます萌え。

気がついたら、周囲はカップルばかり。なんじゃ、こりゃ？と思ったら、クリスマス・イヴなんですねー。だから何なんだよ（←もう悟りを開いているので、カップルだらけでも何とも思わない）。

25日はVnのレッスン後に友人のコンサートへ、という移動の多い日。朝から風も強く、大荒れの一日。

  

コンサートは旧河内村にある画廊で、というアットホームなもの。しかしこの画廊のある場所、かなり雪が多くてびっくり。コンサートが終わる頃には、積雪量30cm弱...。そろそろと金沢市内に戻ると、道路に全く雪が無いのに二度びっくり。

画廊の外にはバードフィーダーがあり、ヤマガラやシジュウカラが何度もやってきていたが、ろくな写真が撮れなかったので全てボツ。コンサートの曲は全てバッハで、雪の中のバッハはなかなか良かった。

   

おまけにお遊び道具を使ってみた。左からナチュラル、ほのか、リバーサル、銀残しという名前のカスタムイメージである。リバーサルはこんなにどぎつくないと思うんだが...CONTAXで撮るイメージか？　銀残しとはフィルム処理手法の一つだが、映画でよく使われているらしい。ほのかは彩度を低くしてあるのかな。しかしピントがいまイチですね（爆）

天気がよかったらもっと使い倒したかったのだが、あいにくこの3日間は雨か雪ばかりだった。そういうわけで、青空は無し。OLYMPUSと比較してみたかったんだけどなー。PENTAXってわりと素直な、くせの無い色作りというイメージがあるけど、K-5もそんなに尖ったところはないような。私のような「尖りまくったカメラが好き」という変な人間には、ちょっと物足りないかも。しかし普段持ち歩きするには大きさや重さがちょうどよく、シャッタースピードも稼げるので、かなりいいかもしれない。

それに特筆すべきは、ファインダーの見やすさ。いやあ、こんなに見やすいファインダーのデジ一眼は、α900以来だよ。ライブビューは便利だけど、写真を写した気分にならないので、ストレス無くファインダーを覗けるデジ一眼には評価が高くなるワタシ。

そんなわけで、かなり萌え萌えになったのだけど、問題なのはお値段。かつ、PENTAXのレンズを1本も持っていないので、またレンズ漁りしだす可能性アリアリ。おまけにKマウントのCONTAXレンズのアダプターがないので、現在持っているOLYMPUSを処分するわけにもいかない。

まあカタログを眺めておくだけにしますか...とりあえず。