オーケストラ・アンサンブル金沢 第298回定期公演

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久しぶりにOEK定期公演へ行ってきた。プログラムはオールメンデルスゾーン。
これは大阪のシンフォニーホールで「聖響×OEK/ザ・ロマンティック!」と称して行われるシリーズの第1回目と同じものである。
オールメンデルスゾーンと書いたが、その内容は
・序曲「フィンガルの洞窟」
・ヴァイオリン協奏曲
・交響曲第4番「イタリア」
...定番中の定番、プログラムの言葉を借りると中華料理屋の「ラーメン、炒飯、餃子」のようなものだ。どれがラーメンで炒飯なのかは人の好き好きによるが、私にとっては「イタリア」が餃子だな。いや、一番好きってことでw

OEK定期のことはずっと頭にあったが、自分のオケの練習・雑用・勉強(ここまですべて「オケ」にかかる)に忙しく、予習をする余裕は全く無し。当日金沢駅近くに車を置いてから、「あれ?今日の曲って全然聴いていないような気がする」と気がつく有様。しかもメンデルスゾーンって私の守備範囲じゃないんだよねえ...ロマン派だけど。

今日のメンコンのソリストは三浦文彰さん。「さん」というより「くん」というほうがぴったり、ジャニーズ系であるw いやー、上手いですねー。史上最年少でハノーファー国際コンクールに優勝ですか。すごいですねー。でも、おばさん寝ちゃいましたよ。ほんのちょっとの時間ですけどね、3回ほど(爆)
うん、上手いんだけど、なんつーか味がまだ薄いんだよな。がんばって修行してください。

「イタリア」は昔オケで弾いたことがあるのだが、なんだか思っていたのと違うような気がする。弾いたのはもう10年以上前だからなあ。聴く方も全然だし、きれいサッパリとは言わないけど忘れたかな〜と思っていたら、なんと今回演奏したのは改訂版とのこと。うーん、ちゃんと聴きこんで行けば「違いがわかるオンナ」になったのだが(おい)。

今日はリサイタル後に指揮者の金聖響氏、ソリスト、そして仙台フィルのTp奏者森岡さん(今回のトラ)のサイン会があった。演奏したあとにファンサービスとは、最近の音楽家は大変ですねえ...と思いつつ、サインをもらう列についたのは私です。すみません、ミーハーオバで。お目当ては指揮者の金聖響だが、一人だけというわけにはいかないので、みなさんのをもらった。しかも気合を入れて、その場で買ったブラ4のCDにサインをしてもらいましたのよ。まあうちには金聖響+OEKのブラームスは、1,3番があるからなー。4番好きとしては、コレクションに加えておかなければ。
ライナーノーツにサインをしてもらい、「10月のシューマン、期待してます♪」と話しかけたら、「その前にシューベルトもありますよ〜」と言われますた。しかしこのシリーズの第2回目は、金沢でやらないんだよね。LFJKがシューベルトなのに、なんででしょ? 第3回はシューマンの特集で、マンフレッド序曲、ピアノ協奏曲、交響曲第1番というシューマン好きには美味しすぎるメニューが並んでいるのだ。
「去年のラ・フォル・ジュルネで「ライン」を聴いたんです。あれがよかったので...」と言ったら、「あ、そうなんですか!」とのお言葉。それまでの淡々とした喋り方とは全く違う、嬉しそうな顔と口調だったなー。彼のブログでもラ・フォル・ジュルネの前には「シューマンの面白さは格別です。ぜひ「ライン」を聴きに来てください」と書いてあったし。その他にも話したいことはあったが、握手してもらっておしまい。他人にサインもらうなんて、福田進一さまに次いで2人目やわーw
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手前から金聖響、三浦文彰、森岡正典の各氏。お疲れさんです。

音楽堂で手に入れた石川県立音楽堂&OEKの情報誌をパラパラとめくっていると、来シーズンの定期公演がもう発表になっていた。クラリネットのポール・メイエやダニエル・ハーディングの名前もあり、なかなか面白そうだ。定期公演以外のスケジュールを見ていると、なんと9月にはアシュケナージの名前が。ヴォフカと親子でピアノデュオをやるらしい。ぎゃー、これは絶対聴かなければ。この日まで病気や事故にあわないよう、注意しなければ。サイン会なんかあって握手したら、卒倒するかもしれん。曲目はやはりフランスものみたい。でもCDにない曲ばかり書いてあるし、プーランクの「2台のピアノのためのソナタ」なんて聴いたことないなあ...ちゃんと聴きこんでおかなければ。
そういえばアシュケナージって、関節炎のためピアノのリサイタルは引退したんじゃなかったっけ?あれ??

秋にはパーヴォ・ヤルヴィ+パリ管弦楽団が来日するので東京まで聴きに行こうかと思っていたけど、なんだか金沢で満足できるかも。だって東京のリサイタル、チケット高すぎ(号泣)。

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コメント(2)

そういえば、、
ずいぶん前に、金沢(?)でアシュケナージを聴いたことがあるんですが、その時にサインをもらったような気がします。(東京では絶対ない。)
私の前に並んでいた女性には愛想よく笑顔でサインに応じていたのに、私のときにはとても事務的に、ササッと書いてハイ次。みたいな感じで。
確かアシュケナージだったような気がします。
今度の土日に確認してみよう。

こんちわー。
あはは、マエストロといえども、異性には愛想良くなるのが世の常なのかしらん。
わたしゃミュージシャンは音で勝負!だと思っているので、このレベルの音楽家に人間性だとかは要求しませんw ただし、このレベルね(爆)
サインをもらうのはどうでもいいのだけど、感想とかを伝えたいわけで。弾く人だと握手して、どんな手かも知りたいなあ。

そういえばロック系はわざわざイギリスに注文して、サイン入りCDを2枚ほど買っていますわ。どうせ買うならサイン入りかと(しかも送料を入れても日本盤より安かったりする)。

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このページは、しづが2011年4月 5日 21:52に書いたブログ記事です。

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