定期演奏会終了

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はあ〜終わった、終わった!今年も無事に所属オケの定期演奏会が終了した。
毎年「疲れた」と書いているけど、今年の疲れ方は半端じゃなかった。
一つには、2ndVnの1プル表に座ったこと。つまり、トップ奏者ですね。私ごときがトップなんてありえんと思うのだが、とにかくうちのオケはVnメンバーが少ない。おまけに今回やるブラームスは1stVnが大変なので、必然的に「弾ける人たち」が1stに行ってしまったからである。
まあアマオケ歴だけはそれなりにあるし、まあいいかと引き受けたのが間違いの始まり。メインの曲がブラームスの交響曲第3番という、トンデモな曲だったからである。ブラ3は難しいと聞いていたけど、これほどだとは思わなかった。今回の定期演奏会で助っ人に来ていただいた某プロオケVn奏者に言わせると「この曲、プロも避ける曲です。うちのオケも2,3回くらいしかやったことがないです。恥ずかしくないよう、少しさらってから練習に参加しました」とのこと(なんとプロオケメンバーが、本番前の直前練習に参加してくれたのだ!)。
...アマチュアがこんな曲、やっちゃいかんよねえ。アマチュアはとかく難易度を無視して好きな曲を選び「あー、難しかったね。ははは」で終わらせたがるが、一応「お客さん」の前で演奏するのだから、それはないだろうよ。そんなら、人を呼ばずにホールだけ借りて自己満足すれば?と言いたいところだが、私はこの曲を決めたときの会議に不参加だったし(試験前だった)、どれくらいむずいかも想像がつかなかったので、偉そうにいう資格はない。
というわけで、とにかくスコアを読み、練習した。それでも本番でシンコペーションがずれたのだから、もう処置無しである。オケの基本は「周りの音を聴くこと」だが、周りの音を聴くと大混乱するのだから(パートだけで練習するとうまくいく)、どうしようもない(爆)

二つめ以降は色々とあるのだが、裏方係やパート内の連絡調整もやったということだろうか。裏方はシーズン最初に頼まれたので忙しいのは分かりきっていたが、パート内の連絡調整係は「気がついたらそうなっていた」のである。その手のことがきちんと出来ていないのってどうよ?と首をちょっとだけ突っ込んだら、気がつくとパートリーダー化していたというところが、本当のところかな。

ゲネプロ前にセッティングの手伝いなどをしなければいけないので、ドタバタと早めに家をでたら、カメラを忘れてしまった。というわけで、今回は携帯電話で撮ったショボい写真でございます。
20110612-1.jpg 20110612-2.jpg
あああ、指揮者が近いよw おまけに本番では指揮者用の譜面台が無かったから、かなりビビった。で、今回はピアノ協奏曲があったので、ピアノも登場。やっぱピアノはいいね。

そのピアノ協奏曲だが、モーツァルトの23番は弾いていて本当に楽しかった。ピアノ協奏曲は客席で聴くものだよなあ、といつも思っていたが、今回はバックを弾いていて本当に楽しく、こんな協奏曲もあるんだなーと新たな発見。...と偉そうに書いているが、協奏曲をやった経験は片手の数ほどしか無いので、これまた言う資格なし(爆)

しかし去年も書いたが、このオケは定期演奏会のスパンが長く(=練習回数が多い)、パート練習もやったり、本番直前練習もあったり...と「どうしてこんなにやらなければいけないわけ?」と嫌味の一つも口に出てしまう(本当に言った)。でもねえ、自分の本番での事故発生率は、過去最低じゃないかと思うくらいだったのですよ。ヤバい箇所なんて、ほとんど暗譜状態だからなー(爆) 私レベルのアマチュアだと「覚えるくらいに弾きこむ」のが、最大の事故防衛策なのかもしれない。

その他にもオケ内での大事件が起きたり、で「もう来シーズンは休むか辞める!」とあちこちで言った記憶があるが、やはり舞台には魔物がいれば天使?もいる。舞台に上がってフルメンバーでの音を聴くと、やっぱり辞められないなあとも思ってしまうし。
次のシーズンが始まるまで、頭を冷やします...で、周りの皆さんにぐちぐち言わないようにしますw

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コメント(8)

お疲れさまでした。

セコンドのトップとは大役を任されたわけですね。
今度からは尊敬の念を込めて「2ndの首席奏者」と呼ぶことにしましょう(笑)。

ぎゃー、それだけはやめてーw
最初で最後のつもりだし。私は2プル以下で淡々と弾くのが、性に合っているのよ(^_^;)

来年の曲が決まったら教えてください。渋くラロの交響曲(スペイン交響曲ではなく本来のやつ)などひとつ。

どもー。ブラームスではいろいろとお世話になりましたw
曲が決まるのは夏以降かなあ。ラロの交響曲は編成が大きそうで、ちょっとねーという感じ。ホルン4本はいいとしても、チューバは…。以前いたオケはフルオケだったので、チューバの団員がいました。そっち向けだな。

ワタクシ的には、フランスものをやりたいんですけどねえ。飲む機会があるたびに主張しているんだけど、皆の反応はイマイチなんだな。

#あ、ラロもフランスものか(一応)。

そうか編成がそれほど大きくないのね。おフランスならビゼーの交響曲などすっきりかわゆくてよろしいかも。

ビゼー…昔やって、激沈しましたw あの曲かわゆいけど、第4楽章の1stVnが地獄でねえ。これをさらりと弾けないとどーしよーもないんだな、これが。
ラヴェルやドビュッシーはハープ必須だし、借り物競争になる可能性も大だし、難しいかなあ。というわけで、やっぱりドイツものが無難か?

あ、やったことありましたっけ。これは失礼。曲はかわゆいよね。いっそロシアでカリンニコフの1番とか。んでは。

カリンニコフもチューバがある…。やっぱりメインは編成の関係上、前期ロマン派までかなあ。
現在のマイブームはサン=サーンスなんだけど(「オルガン付き」ばっか聴いてる)、あれにはエキストラが一体どれだけ要るのかとw 音楽堂のパイプオルガンが必須だしねえ(^_^;)

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このページは、しづが2011年6月12日 17:46に書いたブログ記事です。

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