大門山・赤摩木古山

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暖かい日が続いたので、先週の土曜日に近場の山へ行ってきた。
大門山・赤摩木古山とも金沢市の山だが、名前を聞いたことがない人も多いと思う。
だいたい、赤摩木古ってどう読むんだ?「あかまきこ」?なーん「あかまっこ」やがいね(←金沢弁)。
大門山は「加賀富士」ともいわれ、その山容はまさに富士山チックなのだが、金沢市側からは登ることができない。というわけで目の前(といっても遠いが)に見えるのにぐるっと富山県側に廻り、しかも五箇山まで行かなければならない。wikiの写真を見ておわかりかと思うが、現在の金沢市もりの里あたりからは本当にこの山は目立つのだ。
しかしまあ何だ、27年前の田上出張所の写真は懐かしいですね。毎日この建物を見て、このあたりをスクーターで通学していたんだなあと思うと感慨深い(なんか大門山との位置関係が??だけど)。今はあの頃の面影が全く無くなってしまっているので、なおのことである。
赤摩木古山は大門山の隣にあり、この2つはセットで登られることが多い。さらに見越山、奈良岳(金沢市の最高峰)と縦走路は続いているのだが、奈良岳まで行くときには、それなりの時刻からスタートしなければならない。

土曜日の朝ギリギリまで奥獅子吼へ行こうか、大門山にしようか悩み、大門山へいくことにする。金沢からは山越えをして福光まで行き、そこで東海北陸自動車道に乗り、たった一区間走って五箇山ICで降りる。そこからは林道を30分くらい車で登れば、そこが大門山の登山口。
通勤時に毎日見てるんですけど、この山w

というわけで、スタートは10時。紅葉の最盛期には車を置く場所が無くなるくらい登山者がいるとの話だが、もう紅葉シーズンは終わっているので、車は5~6台くらい。
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登り始めてすぐに、それなりの坂が始まる。運動不足の身にはかなりこたえる...。鞍部になると傾斜が緩やかになるのだが、ほぼ直登のため、のんびりする間もなく次の登り。ぜえぜえ。

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写真のとおり、木々はほとんど落葉して冬枯れの林の中を歩く。新緑や紅葉の山はきれいだが、冬枯れの山も負けず劣らず素晴らしい。鳥たちが集団で飛び回るのがよく見えるが、コンパクトカメラしか持ってこなかったので写真は無し。
1時間20分くらいで大門山・赤摩木古山の分岐にたどり着くのだが、この手前の坂が強烈だった。白山の砂防新道ではありえん傾斜だな。

とりあえず大門山へ。標識には0.3kmと書いてあるが、これまたきつい坂。藪が多くて頂上からの景色はよくないとのことだが、すでに木がほとんど冬枯れ状態となって葉が落ちていたため、金沢市内や日本海が見えた。
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反対側には剣・立山が。天気がいいと槍・穂高も見えるとのことだが、この日はどんよりとした曇り空だったため、立山しか見えず。
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左は劔・立山方面、右の写真は木々の間から見える金沢市内と日本海。

お次は赤摩木古山へ。こちらは分岐からゆるやかな登り下りしかなく、のんびりとプチ稜線歩き。赤摩木古山からの眺めは非常によく、見越山、奈良岳、その先の大笠山も見える。笈ヶ岳(二百名山で最も登頂困難と言われている山)や白山は雲に隠れて見えず。
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12時近かったため、山頂でお湯を沸かしてコーヒーと持参のパンを食べる。眼下には桂湖も見え、山歩きの醍醐味満喫といった感じ。あ~幸せ。
見越山へいこうかどうか迷ったのだが、往復したら下山が17時近くなるだろうし、今日は夕方から雨との予報だし、大体においてもう日の入りが早いんだよ...というわけで、さっさと下山することにする。すると途中でポツポツと雨が降ってきた。ザックカバーをかぶせて歩いたが、雨はだんだん大粒になってくる。というわけで、ついに雨具出動。雨は夕方からのはずだったんだけどなあ。雨女健在か?
登山口に到着し靴を履き替えている頃に、雨が本降りになってきた。林道を下って五箇山の集落につく頃には、かなりの雨である。
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雨の中、帰りの林道で写したもの。もう一週間早かったら、恐ろしく綺麗だったろうなあ。

庄川沿いにある「くろば温泉」に入り、帰りは一般道で戻ることにする。驚いたのは旧上平村ー城端間の国道にコンビニが一軒もなかったこと。腹減った...。
コンビニが見つかったと思ったら、そこは福光。それなら、とコンビニに寄らずに「道の駅 福光」へ。ここでは地元農産物や特産品が販売されており、外のテントでは鮎や岩魚の塩焼きなどを売っている。ここで食料を調達し、一路金沢へ。それにしても、今年は福光ー金沢の山越えをよくやったなあ。まあ道路が整備されたというのも理由の一つだけど。

ちょっときついけどなかなか良かった大門山と赤摩木古山、次回は朝早くからスタートして、奈良岳に挑戦ですな。その前にETCつけるか...。

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このページは、しづが2011年11月12日 22:28に書いたブログ記事です。

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