23日はパリ管弦楽団を聴きに、京都へ。朝7:00発の高速バスで京都へ行き、帰りは再び高速バスで23:00に金沢着というハード?スケジュール。
しかし結論から先に言うと、1日かけて交通費を出しても全然惜しくない、というすばらしい演奏だった。
パリ管は特にご贔屓というわけではないけど、パーヴォ・ヤルヴィ見たさに行くようなものだ。あとはプログラムかな...かなり私のツボにはまっているのだが、組み合わせが惜しい。
前にも書いたが、やはりビゼーの交響曲+シューマンのピアノ協奏曲+幻想交響曲がマイベストかなあ。来年ウェーバーの「魔弾の射手」を演奏することになったので、今さらだけどこれを選択しても良かったかな。
しかしメインディッシュwは絶対に幻想交響曲。これを聴かなくてどうする。
場所は京都コンサートホール。
ホワイエの人々を見ていると、着物を着ているおばさまも何人かいらっしゃる。いやー、京都だねえ(意味不明)。
座席はオケの後ろ側、パイプオルガンの下という音響極悪席。でもいいもーん、パーヴォの指揮をずーっと見ることができるし〜と負け惜しみ。
始めは「あ、やっぱり弦のバランス悪いかも」とか「トランペットが浮いているかも」と思ったが、それもほんの数分のこと。パーヴォ・ヤルヴィとパリ管の繰り広げる音に引き込まれ、音響がどうとか、周りの客がどうとか、そんなことはどこかへ消えてしまった。一つの音も聴き逃すまい、とこちらも真剣勝負だ。
1曲目はメシアンの「忘れられた捧げもの」だが、実はパリ管のストリーミング放送で2回くらい聴いただけ。しかし怪しげな不協和音もなぜか心地よく、メリハリのある音量で気持ちよく緊張させられた。
曲は3部?編成で、「十字架」「罪」「聖体」というタイトルが付けられている...ということは、今wikiを見て知った。知っていたら、ちょっと聴き方も変わったような気がする。残念。
お次はダヴィッド・フレイをソリストに迎えての、ラヴェルのピアノ協奏曲。
弦はもちろんだけど、この曲での木管の素晴らしさときたら!。最初のフルートの音にクラクラし、第2楽章では木管の各ソロを堪能。そして一番良かったのが第3楽章。一気に駆け抜けて、終わった後は拍手の嵐。
といっても、このピアニストってなんか演奏中の存在感が薄いんだよなあ...。オケがすごすぎたのかな。ピアノは完全にオケの一部のようだったわw 6月には同じパリ管でサロネン指揮でも弾いていたけど...こちらの方も同じ。無色透明って感じなんだけど、シフやアンスネスのような「計算されつくした緻密な音作り」も感じられないし。ふむ。
ちなみにアンコールはバッハのパルティータ6番からアルマンド。これは「私の好みではない」演奏だったので、まあそういう特徴があるだけいいかも(爆)
20分の休憩後、メインディッシュ...じゃなかった、お待ちかねの幻想交響曲。もうこの時点で、私の脳みそはどんな幻想を聴かせてくれるのか、期待でワクテカ状態(・∀・)。
パーヴォ・ヤルヴィ&パリ管よ、私の期待に応えてくれ!(続く)
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