ミッション: 8ミニッツ、マネーボール

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11月から12月にかけて見に行った映画のメモなど。
パリ管を聴きに行った翌日、「ミッション: 8ミニッツ」を見に行った。というのも、この日が公開終了日だということに気がついたのが、夕方5時過ぎ。
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で、仕事帰りに行ったのだが、仕事帰りにこの映画はキツかった。特に最初の1時間は「何が起こっているのかわからない状態」なので、自分の脳みそがグラグラしてくるのがわかるw こういうのってアガサ・クリスティーのミステリーにはよくあるのだけど(後期のミス・マープルシリーズがそれ)、活字で読むのと映像を見ているのでは脳みそグラグラ度が全然違いますなあ。実際に自分の周囲であったら...考えるのはやめとこ。
ストーリーとか構成は非常に面白かったので、もっと頭がリラックスした状態で見たかったというのが本音。ネタバレすると非常によろしくない映画なので(DVDで見るかもしれないしね)、あえて中身には触れずにおきます。でも面白いから、機会があれば見るように。

先週末に行ったのは「マネーボール」。
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こちらももうそろそろ上映終了ということで仕事帰りにあわてて行ったのだが、こちらは掛け値なしに面白かった。これは現在のオークランド・アスレチックスのGMであるビリー・ビーンの話で、2002年のシーズンに基づいた実話から作られている。アスレチックスって最近よく耳にするなあ、と思っていたが、松井秀喜が今シーズン在籍していたチームですな。
アメリカ人ってかなり合理的かと思っていたけど、野球界の内部が旧態依然としているのは日本と大差ないなあ、と。しかしアメリカの場合は「お金がすべて」的なところがあるだけ、ドライなんだけどね。「おじさんと一緒に野球がしたい」などという幼稚園児か?と思うような言葉を平気で発し、それがまかり通るとは...と呆れていたのだが、アメリカのドライさに比べれば(クビにするときもスッパリである)可愛らしいというかなんというかw
ビリー・ビーンが採用したのは「セイバーメトリクス」という理論だが、理論だけでは選手がうまく動かないのが面白い。ビリーが選手に話しかけ、接触しだしたところから、チームは変わっていくのだ。
またビリーの行動の根底には「メジャーで活躍できなかった」という自分の過去に対する想いがある、というところがなかなかしんみりさせられる。この辺のブラッド・ピットの演技はほんとに上手い。その昔は「ロバート・レッドフォードの再来」なんて言われていたけど、彼よりははるかに演技派となってしまった。ロバートは「何を演じてもロバート・レッドフォード」だったからなあ。ちなみにおいらはロバート・レッドフォードもブラピも好きですw

この映画、野球が好きな人はもちろん、興味がない人にもオススメ。しかしアメリカの球場ってまさしく「ボールパーク」で、ほんとにいいわあ。もう一度ああいう所で、のんびりと野球を見たくなった。ちなみに私が好きだったのは地元(?)のボルチモア・オリオールズだが、今となってはどうでもいいですw
日本の球場での「応援団」とかいうやつ、あれなんとかなりませんかね?あのラッパやタイコが耳に入るだけで、野球中継を見たり聞いたりする気が失せるんですけど。
というわけで、この10年近くまともに野球関係の中継を見ていないし、興味が起こらない...。

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このページは、しづが2011年12月24日 17:22に書いたブログ記事です。

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