パリ管弦楽団を聴きに京都へ(その3)

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パリ管の公演開始は15時。11月下旬の京都へ高速バスで行くなどというケチな計画を立てたため、始発のバスを予約した。それでも「コンサート会場にダッシュかもね」という意見がちらほら。
ところが蓋を開けてみれば、なんとバスは定刻に到着した。京阪本線に乗り換えて京阪三条に着いたのが11時半過ぎ。どーなってんだ。

という訳で、あちこちをぶらぶら。まずは三条通りなんだけど、三条大橋の人が少なくて驚いた。そういえば、東福寺駅もそんなに混んでいなかったな。紅葉にはもうちょっと、ってところだからかな。

JEUGIAで楽譜を眺めてから、どこにでもあるドトールで昼食。しかし金沢片町のドトールが撤退して以来、ドトールにはとんとご無沙汰だったりする。
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革モノのお店2軒を廻る。一つは土屋鞄製造所。インターネットショップではおなじみだが、どんな感じか実際のブツを見たかったのだ。
うん、なかなかいいじゃない。かわいらしいがま口とドラム型のペンケースを買おうかどうしようか、かなり迷った。実物を見たから、ネットショップで買えばいいじゃん!(送料かかるけど)と自分に言い聞かせ、お次の店を探す。
もう一つはHenry Cuir。確か三条通りだったはず、と歩いていると、小さなプレートを見つけた。どうやら2階にあるらしい。で、入ったのだが...いやー、これはいいね。さっきの店のブツが脳内から吹っ飛びましたw 革の質、縫い目や糸がぜんぜん違うんだもん。まあ値段もぜんぜん違うんだけど(爆)
しかし高い。小さなカードケースが気に入ったのだが、値段が3万円ちょっと...。これの1/2、せめて2/3なら、自分へのご褒美だとか何とか理由をつけて買うんだけどなあ。

まだまだ時間に余裕があるので、北山のL.L.Beanへ。通勤用のバッグや大昔Land's Endの通販で買ったトートに穴が開いてきたので、そろそろ買い換えよう。...と思って行ったのだが、トートバッグがイマイチ状態だったので、何も買わずに店を出る。しかしLand's Endのトートって、12〜3年使ったはず。なんつータフなバッグだ。もちろん毎日使ったわけではないけれど。

北山からは、一駅だけ地下鉄もバカらしいので歩くことにする。
北大路橋からの鴨川。この日は気温がそこそこ高く、雨もぽつぽつ程度、とお散歩日和。

橋を渡ってからは、お決まりの京都府立植物園へ。こちらは人がそれなりにいる。
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ほとんどの花モノは終わっていて、ピークなのはメキシカンセージくらい。赤や紫ってデジタルカメラで色を出すのが難しいのだけど、露出を少しプラスにすると、右の写真のようにまあまあの感じで写せた。

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あとはイチョウと日本庭園のカエデくらいですな、きれいだったのは。
植物園内をのんびり歩いて、京都コンサートホールへ。その後は前にアップしたとおり。

ところでパリ管弦楽団、私の海外オケ経験値が低いから評価が高くなったのか?と思っていたが、あちこちで大絶賛されていた。某匿名掲示板では「ベルリン・フィルに行ってパリ管に行かなかったヤツは負け組」なんて書き込みもあった。ちょうどベルリン・フィルと来日公演が重なっていたんだよねー。おいら勝ち組?w
今年は原発事故のこともあって海外オケのキャンセルが相次いだが、パリ管も団内では行く、行かない、で大揉めしたらしい。日本ツアーのあとは中国、韓国とツアーだったそうだが、そのツアー最終日後のパリ管副コンマスのツイートを引用させていただくと「昨日のペトルーシュカは自由自在という印象だった。管楽器のソリストたちはパーヴォさんが振るネコジャラシに食いつくように戯れていた。」なんだって。すごいね。

さあ来年以降、パリ管以上の演奏を私に聴かせてくれるのはどこだ!
サロネン/フィルハーモニア管(大本命・でもフィルハーモニアが...)か、ティーレマン/SKD(対抗・でもティーレマン苦手。つーか、嫌い)か、意外なところでMTT/サンフランシスコ響か(大穴・MTTっていいかも)。
もちろん全部は行けないけど、これから貯金して来日をお待ちしております。ふふふ。

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コメント(2)

こんちは。
「ネコジャラシに食いつくように戯れていた」ていう表現は、その様子が目にうかぶようですね。
ある意味、パリ管は一番ネコジャラシに食いつかないオーケストラだと思うんだけれども、気難しい団員をも夢中にさせるということなんだろうか。
ペトルーシュカでそんなこと言われると、聴けなかったことがムチャ悔しい。

どもー。
またまたパリ管副コンマス氏のツイートによると、パーヴォ・ヤルヴィは常任指揮者に就任直後から、管楽器奏者たちの圧倒的支持を得ていたそうです。で、弦楽器パートもそれにつられていった、という感じだったとか。

ペトルーシュカはNHKホールでのをTVで見たけど、すごく"カラフル"だなあと思いました。でもNHKホールの時は、まだまだだったみたい(時差ボケ状態でもあったらしい)。
一週間後のサントリーホールでの演奏(メシアン+ラヴェルP協奏曲+ペトルーシュカ)はすごくよかったってさ。あの日は当日券も出ていたのにねえ。行くべきだったわ(断言)。たとえその後1ヶ月、ごはん+梅干のみの食生活になったとしても(爆)

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このページは、しづが2011年12月10日 14:19に書いたブログ記事です。

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