今日は4月30日。日本ではGWと言ったって昭和の日とこどもの日に挟まれた影の薄い日なんだけど、行くとこ行けばこの日の夜に薄くなるのは、人間界と魔物界の境目だそうで。
そう、それがヴァルプルギスの夜。ベルリオーズの幻想交響曲の第5楽章のアレですよ。魔女がサバトを開くというやつ。古代ケルトでは1年を半分に分けて、寒季の始まり(1年の終わりでもあるらしい?)の前夜がハロウィン、春季の始まりが五月祭(メイフェア)であり、その前夜がヴァルプルギス。そういう文化とは無縁の日本では、5月1日といえばメーデーという感じだが(私はこちらも全く無縁の人生)、それはたかだかここ100年くらいのイヴェントなのである。やっぱり5月1日といえば五月祭。
そういえば、日本も半年ごとにお祓いをするもんね。12月の末が年越の祓、6月末が夏越の祓。京都で6月しか登場しない和菓子「水無月」の上にのっている小豆は、悪魔祓いの意味があるそうな。洋の東西を問わず、人間の考えていることって似てるのかねえ...いや、似てないってば。似てるのは半年の区切りだけじゃない?
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