先週半ばから東京・兵庫で4回のライヴがあったのですよ。私はオケの合宿のために参戦せず。1992年(ユニオン・ツアー)から続いたYESのライヴ皆勤賞も、これにて終了。
現在イエスのヴォーカルはジョン・アンダーソンから交代したベノワ・デヴィッドだよね、と思っているそこのアナタ、なんとまたまた交代したのですよ。ベノワ君が体調不良で脱退とのことで、お次のヴォーカルはジョン・デイヴィソン。...って誰やねん、と調べたら、プログレバンド「グラス・ハマー」のヴォーカルとのこと。また人事部長大活躍っすかね。
で、初日17日の日本青年館でのセットリストを見て驚き。つーか、このツアーのセットリストはチェックしてなかっただけなんだけどね。setlist.fmにあったリストは以下のとおり。あ、ツアーの名前が"Fly from Here Tour"なのか。
Yours Is No Disgrace
Tempus Fugit
I've Seen All Good People
And You and I
Solitaire
Laughing with Larry (Steve Howe song)
Fly From Here - Overture
Fly From Here - Pt I - We Can Fly
Fly From Here - Pt II - Sad Night at the Airfield
Fly From Here - Pt III - Madman at the Screens
Fly From Here - Pt IV - Bumpy Ride
Fly From Here - Pt V - We Can Fly (Reprise)
Heart of the Sunrise
Owner of a Lonely Heart
Starship Trooper
Encore:Roundabout
おお、やるねえ。「いつものアレ」をバッサリと落として、FFHの組曲ですか(だからFFHツアーなんだってば)。1曲目のYours is no Disgrace、聴きたかったなあ。これは1992年のユニオン・ツアーでのオープニングの曲で、私の生イエス初体験の曲である。その時には8人いた事もあり、ライヴでの厚い音とコーラスにたまげた記憶がある。うわ、ほんとにCDと一緒だ...と。
眺めてみるといつもの定番が少なく、The Yes Album, Drama, そして新作のFly from Hereから曲が集中している。そう、私はThe Yes Album以外の曲をライヴで聴いたことがないのだ...って日本在住イエス好きのすべてがそうだろうけど。Dramaの日本ツアーはなかったはずだし。
定番が無いといえば、オープニングもストラヴィンスキーの「火の鳥」ではなく、ブリテンの「青少年のための管弦楽入門」だったらしい。ABWHツアーの時の曲ですな。
18日に参戦した人たちの書き込みを見てさらにびっくり。Heart of the Sunriseが落ちて、Machine Messiahが入っている。この日に行った人、勝ち組決定。
19日は再びHeart of the SunriseがMachine Messiahに取って替わり、21日の兵庫:アルカイックホールではHeart of the Sunriseの前にWonderous Storiesが入った。これも勝ち組だな...。合宿ぶっちぎって、行けばよかった(マジ)。
あとは師匠のソロが日替わりメニューと化していて、21日はSketches in the Sun。やっぱり行けばよかった...(ため息)。しかしロンリハ、何故毎回演奏する?いらねーよw
噂ではヴォーカルのジョン・デイヴィソンがかなり良かったとのことだったので、どんな人?とYouTubeから拾ってきたのがこれ。遠目だと、1970年代のジョン・アンダーソンに似てるよー(今日3回目の驚愕)。あの頃のジョンAはブラウンの髪、ジョンDはブロンドだけど。しかし"I've Seen All Good People"、全盛期のバージョンといっても通用するかも。
人事部長(もう社長と言ったほうがいいのか?)は相変わらずバリバリとベースを弾き、意外にもw師匠のギターはもたつかず、アランはお疲れ気味(やっぱり還暦過ぎてのドラムスはキツイか)、ジェフは...パッとしなかったとのこと。
そんな訳で、最近繰り返し聴いているのがこの3枚。どれもイエスの代表作とはいえないけど、これはこれでいいのです。特に好きなのはDramaの"Into the Lens"やThe Yes Albumの"Perpetual Change"。The Yes Albumは1971年3月リリースなので、なんと41年前。再来年がYesデビュー45周年か...スゴすぎ。
この記事を書いていたら、今度はエイジア来日のお知らせが。6月にはトリオでのU.K.が来るし、還暦過ぎたおじさんたちは年金稼ぎに必死なのか、はたまた "no music, no life" なのか。ジョン・ウェットンの場合は、家でゴロゴロしていたらアルコールに手を出す可能性が高いからなあ。理由はともあれ、働いていただいたほうがよろしいかと。
しっかし調べてみたら、ウェットン様って今年は3回来日するのね(自分のソロ、U.K.、エイジア)。もう日本に家を持ったほうがエエんでないの?(爆)
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