立山、雷鳥沢(その1)

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三連休は暑くて溶けそうだったので、避暑がてら立山へ行ってきた。といっても来週末は関西へ行くので、連休初日の朝まで迷った。そんなに散財してどうする〜!と。

おまけに九州には台風が来ているので、天気の方もいまイチよくわからない。さっさと撤退できるところ、ということで上高地の奥の徳沢か立山か迷ったが、一度行ってみたかった立山の雷鳥沢キャンプ場へ。サイフさえ開けば、アルペンルートで標高2,500mまで一気にたどり着くことができるという、素晴らしい観光地w
美女平からのバスは10kg以上の手荷物が有料なので、駅に計量器があるのだが、ザックを測ってみると16kgあった。えー、おいらそんなに余計なものを持ってきてないよ!と思ったが、一眼レフカメラとレンズで1kg近くあるのだった...。おまけにdocomoのルーターやら文庫本やら、とテント内遊び道具が入っているんだっけ。だってあまり歩かなくていいんだもんw

いろんな気象関係予報によると、15日は午後に雨が降るらしい。しかも14時頃は雨脚が強くなるようだ。13時までには雷鳥沢に着いてテントの設営も終わらせなければ、ということで8時出発。立山駅はさすがに三連休の初日ということで駐車場がいっぱいだったが(称名川の橋手前の駐車場に車を置いて、駅まで700m歩いた)、ケーブルカーの待ち時間はほとんど無し。人でいっぱいの室堂をさっさと後にし、一路雷鳥沢へ。
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雷鳥荘あたりから見るとこんな感じで、ひたすら下っていく。室堂との標高差は150mくらいなので大したことないような気がするが、卯辰山(141m)の標高よりも高かったりする(卯辰山は金沢ローカルの山)。ちなみに野田山が180mくらい。帰りは16kgを担いで、ここを登るのか...(汗)

ささっとテントを張ったところで、ポツポツと雨が降ってきた。うーん、予報通りだ...。
私の極小テント。雷鳥沢は室堂から40分くらいで来られるので家族連れが多く、今までのテントサイトの「登山するぜー!」という緊張感が全くといっていいほど無い。これが剱沢だと緊張感に満ち溢れているんだろうなあ...。

予報通り、14時頃から雨が強くなる。不幸中の幸いは風がほとんど無く、雷も無かったこと。ダラダラとテントの中で転がっていたが、いつもと違って歩行距離が恐ろしく少ないため、眠くならない。
途中雨脚が弱まったりしたが、結局あがったのは17時半過ぎ。周りはもう薄暗く、散歩という感じではない。浸水はしてこなかったが、テントの周りは泥だらけ。晴れなら午後から雷鳥沢周囲をぶらぶらしようと思っていたのに、テント内ゴロゴロで終わってしまった。
これなら家でゴロゴロしていたほうがお金も使わなくていいんじゃないか、と頭の中で考えたのは言うまでもない。いや、そのために遊び道具を持ってきたんじゃなかったっけ?

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18時過ぎから夕食の支度。といっても、アルファ米にちらし寿司の素を混ぜた「即席ちらし寿司」とわかめスープ。いつもなら疲労した身体に酢の味がしみるのだが、1時間も歩いていない身としてはいまイチ。なんだかなあ。さっさと食べて後片付けをしたら、もう真っ暗闇。少しラジオなどを聞いていたが、さっさとシュラフに潜ってしまった。
しかし雨が降ると、やはり寒いなあ。私のシュラフは夏用なので、シュラフカバーをつけて着るものをあるだけ着込んだ。そうしたら、夜中に暑くなってきて雨具とフリースを脱ぐハメに。脱いだら今度は寒くて目が覚めるし、温度調節はなかなか難しい。

夜テントから顔を出すと、外は満天の星空。おお、これが観たかったのよ。iPhoneアプリのi-stellaを出して、早速星空チェック。しかし雷鳥沢は管理棟の灯りが夜中じゅうついているし、周りのテントのランタンもあるし、ということで驚異の星空ではなかった。
今まで見た中で一番すごかったのは、一等星も二等星も三等星もまったく区別がつかないくらいだった。「ふふふ、星空ならまかせなさい!」と空を見上げるとすべての星がギラギラと輝いていて、どれがどれだか全くわからない。かろうじて分かるのは、真っ白な天の川(ほんとにmilky wayだ)のみ。
それに比べれば、雷鳥沢の夜空はまだまだですなあ。夏の大三角形とか、わかるもん。
これだけ星が見えるのだから、明日はきっと晴れだろう。そう期待して、再びテントの中へ...。

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このページは、しづが2012年9月18日 22:01に書いたブログ記事です。

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