ナツメの甘露煮

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先日、たくさんのナツメをもらった。お茶席で使う道具に棗(なつめ)というのがあるが、それの名はこれが由来とのこと。形が似ているらしい。
で、ナツメとはいかなるものか?
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木はかなり大きいらしいが、こんな感じで実が付いている。巨大化したグミのようだが、実は硬い。生でも美味しいから食べてみ〜と言われておそるおそる口にすると...美味しいじゃん!ちょっとボケたりんごのような感じ。
そうそう、この「ボケた」って言葉のニュアンス、わかりますかねえ。北陸以北で使われているようだけど、りんごの水分が無くなって歯ごたえが無くなった感じのこと。調べたところ、りんごの産地で使う表現らしい。他の地域(温暖な所だな)はどう言うのか?某料理研究家の本に「ふかふかしたりんご」と書かれていて、かなり驚いたことがある。「ふかふか」じゃ、何か違うんだよな...。

で、ナツメ。ざるに一杯にある。
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くれた人は「干すといいよ」と言っていたけど、探してみたら「ナツメの甘露煮」という料理があったので、加工してみることに。ナツメの甘露煮は飛騨地方の郷土料理なんだってさ。
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ナツメをひたひたの水で30分くらい煮る。その後砂糖をナツメの重量の20%以上入れて再び煮る。塩、醤油をちょっと入れるとよろし。と言っても、ほんまもんを食べたことがないのだから、どんな味がベストなのかは不明。ひたすら煮る。

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完成品。味はよくわからんのだが、20%で煮ると全然甘く感じない。コンポートにすらなっていない。まあいいんだけど。要は黒豆のナツメ版ですね。黒豆はどれくらい砂糖を入れたっけ...(21世紀に入ってからおせち料理をほとんど作っていないので、作り方を忘れた)。
結構美味しいです。小腹が空いたときにモグモグ。冷やすとかなり美味。でももう作る機会は無いだろうなあ。残念。

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このページは、しづが2012年10月28日 15:25に書いたブログ記事です。

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