NAXOSミュージック・ライブラリー

| コメント(0) | トラックバック(0)
11月になるやいなや、一気に晩秋となってしまった金沢でございます。週間天気予報は曇りと傘マークばかり、片手には常に傘。ああ、今年も冬がやってくるのか(金沢では晩秋は冬のカテゴリーであり、秋ではない)。
ところで、先月NAXOSのミュージック・ライブラリーに加入した。
これは月額1,890円の定額制音楽配信サービスである。NAXOSといえば1,000円くらいの格安CDで結構お世話になったが、今はこういうこともやっているのだ。

加入して1ヶ月はお試し期間ゆえに無料(と言っても、その月で止めれば1ヶ月分の料金を払わなければならない)なのだが、2ヶ月目以降も躊躇なく続けることにした。というのも、私程度の人間が聴くクラシック音楽なら、だいたい揃っているからだ。しかもBISやHungaroton、Ondineといったレコード会社が参加しているおかげで、北欧モノやハンガリー関係はかなり充実している。
「んー、こんな曲聴いてみたい」といって片っ端からCDを買うほど裕福ではないし、うちのスペースも限られている。人生はとっくに折り返し地点を過ぎているのだから、これからはモノを減らしていかなければならない...というのは、私が常々思っていること。だからCDを手当たりしだいに買うのもやめた...つもり。

欠点といえばパソコンを通してなので音質がどうよ、ということやiPodなどに移して持ち運びができないこと。
まあ私は録音モノの音質について一言ある人間ではないので、iMacで聴くぶんにはどうということはない。昔のCDをiTunesに取り込んでiPod miniで聴くほうが、よっぽど音がよろしくないと思う。
あとは「お目当ての演奏家・指揮者がない」ことが多いということ。それは参加しているレコード会社の問題ですな。グラモフォンやEMIが無いので、そっち系が好きな人は悲しいかも。私は自分が演奏するときの参考にしたり、この曲ってどんなの?という場合が多いので、お目当てもへったくれもない。本当に好きな演奏家のCDは、即決で買いますw
レスピーギの「教会のステンドグラス」はwikiに「難曲中の難曲」書かれているので非常に興味があったのだが、CDを買ってもたぶん1回聴いて終わりだろうなあ...と思っていたところだった。でもミュージックライブラリーなら「おお、こんな曲なのか!終了(・∀・)」だよ。
ちなみに私は大編成で音の壁を作って金管をバリバリ鳴らす曲が、本当に苦手なのだ。だから後期ロマン派はダメです。実は前のオケを辞めたのもその理由がかなり大きく、レスピーギの「ローマの松」を定期演奏会でやることになって「だめだ、これは聴くのはもちろん、自分では演奏もしたくない」と思ったのが、トリガーだったくらいだ。

さっきも書いたとおり、好きな演奏家のCDは即決で買う。ということで、この1ヶ月で購入したのはこの2枚。購入枚数、減ったなー。
20121103.jpg
アンドラーシュ・シフの平均律クラヴィーア曲集とレイフ・オヴェ・アンスネスのベートーヴェンピアノ協奏曲第1番、第3番。
シフの平均律は文句なし。第2巻なんか芸術品やわー。第1巻は自分も1/3くらいはやったので、つい耳が勉強モードになってしまうのが悲しい。
アンスネスのベートーヴェン、オケがピリオド奏法ちっくなんだけど、ピアノとは合わないなあ。フォルテピアノの音質ならビブラート殆ど無しと合うのかも。いや、ピアノの演奏及びオケは素晴らしいです。オケの弦楽器、すっきりしているよねえ。それって音程がきっちり揃っているからだと思う。
来年生でこの人のベートーヴェン(しかも4番)が聴けるかと思うと、ワクテカだわ。オケはフィルハーモニアだけど...。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://ns.concordia.to/cgi-bin/mt4/mt-tb.cgi/1193

コメントする

このブログ記事について

このページは、しづが2012年11月 3日 17:56に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「ナツメの甘露煮」です。

次のブログ記事は「晩秋の美味しいもの」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。