サロネン指揮・フィルハーモニア管を聴いてきた(その3)

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春一番から、いきなり真冬に逆戻りの金沢だったりする。サロネン&フィルハーモニア管は今週末の東京へ行こうか、はたまた一週前の西宮へ行こうかかなり迷ったのだが、今となっては先週に行って正解だった。冬は天気が読めないからねー。
マーラーの余韻に浸る間もなく、サロネン様にサインをもらわなければ!とホールを飛び出す私。こういう時は行動が速いw

えーっと、列はどこだ?と探しても、よくわからない。並ぶべき列を発見したときには、すでに長蛇の列が...。アンスネスはすでに座ってサインを始めていたが、サロネン様はまだのようだ。しかし!何なんだこの列は。芸文センター大ホール入り口からチケットセンター前を経由して、外まで続く列。200〜300人くらいいるんじゃね?
普段の私なら「ここまで並ぶなんてジョーダンじゃねえ」とさっさと帰るところだが、ここまで来て生サロネンを見ずに帰れる訳がない。という訳で、長い長い列についたのだった。こうなるかもしれないと思って、帰りの電車をかなり余裕のある時間帯にしておいてよかった。

しかし、あと何十人かで自分の番(wktk)というときに判明したことは「写真撮影禁止(遠くからでも)、握手禁止、たくさん並んでいるので話もやめてね」である。
うっそー、写真もダメなの?AKBの真似をしろとは言わないが、せめて遠目からの写真くらいはねえ(ツーショットで写りたいとは申しません)...と後日口にしたら、AKBフリークに「AKBの握手会では、写真撮影厳禁です(キリッ)」と言われた。そういうものなんですねー。
持って行ったCDのライナーノーツにサインはしてもらったが、お話しなくちゃ!と用意した言葉で言えたのは「Thank you so much!」だけ。黙々とサインをするサロネン様、その声に「ん?」とばかりにちらっとこちらを見たが、それだけ。せっかく上から下までサロネン様のお好きな黒の服を着てきたのに〜(←大バカ)。ちなみにサロネン様は、やはりすべて黒の服。この方、黒がお好きなんですね。
まあ1時間のマーラーを振って消耗した後で大量のサインをしてくれるのだから、サービス精神ありすぎと言わなければならない。おまけにこの日は広島→西宮(コンサート)→札幌、という超ハードスケジュールだったし。てことは、アンスネスとの合わせは、ほんの数十分くらいなんだろうか。いくらロンドンで共演したことがあるといっても、やっぱりプロはすごい。
近くで見たサロネンは、やっぱり童顔で若々しかった。今年で御年55歳とはとても思えない。しかし目尻には深くて大きなシワが...。そこがまたチャーミングなんだけど(・∀・)

アンスネスにも同じく「Thank you so much!」と言ったが、こちらはちょっと人数が少なくて余裕があるのか、はたまた自分の出番が早く終わって一息ついたからか、こちらを見てニコッとしてくれたような。しかしアンスネスの手、大きすぎ。N響アワーでも「手が大きいから、ラフマニノフも苦労しないんですよ」みたいなことを言っていたからねえ。ウラヤマシス。

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家宝その1:サロネン様のサイン。端折りすぎや、マエストロ...。これじゃ「EP Salo」じゃん。マシンガンのようにサインしていたからなあ。ほんまもんのサイン?だと「E P Salonen」ですw
ちなみにこれはサロネンの自作集。"Helix for orchestra" "Piano Concerto" "Dichotomie for piano solo"という3曲が入っているのだけど、いいよ、これ。サロネンの曲は結構好きなのだ。

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家宝その2:アンスネスのサイン。長いお名前を書いてくれています。あなたの弾くベートーヴェンは、今思い出しても神懸かりなくらい美しかった。

帰りに芸文センター隣の阪急西宮ガーデンズによって、ちょっとお買い物。
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ここにある「ヘルシンキベーカリー」には、ドイツや北欧でよくあるライ麦パンをおいてある。ドイツではプンパニッケル、フィンランドではルイスレイパだっけ?サワー種をつかい、ライ麦90%で蒸し焼きのもの。すっごく美味しくて、私ごのみ。クリームチーズを乗せて、一気に食べてしまった。

梅田で投げ売りになっていた半額の太巻き(この日は節分)を買って、一路金沢へ。初めて恵方巻きなるイベントに参加wしたが、これってバレンタインデーよろしく、大阪船場の海苔問屋が販促のため始めたものらしい(by 福田進一さん on Twitter)。

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大阪駅のホームで見た、謎の電車名。「かにカニはまかぜ」って...。

「絶対に生サロネンを聴くまでは死ねん!」と思っていたが、聴いちゃったなあ。今年最大の祭りは、もう終了か...。ぷしゅー。(←気合が抜けてしぼむ音)
でも来年3月にはアンドラーシュ・シフが来日するんですねえ。私の「生でこれを聴くまでは死ねん」シリーズは、まだまだ続くのだ。

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コメント(2)

こんにちは!

「生◎◎を聴くまでは死ねん!」と思う人が私は思いつきません。

無理やり?思い出そうとしましたが、無理でした。

きっとそういう人はおおいんじゃないかな?
それとも単なる気力のおとろえ?老化?

どもー。あれ、今日ウィークディだよねw
それは老化ではなく、まだ若いんだと思います。私も数年前までは、そんなことを考えたこともなかったよ。
サロネンは多少ミーハーも入っていますが(爆)、ああいうのを聴くと自分が下手アマチュアながらオーケストラをやっているのが、バカらしくなってきます。人生はそんなに長くないのに、時間の無駄じゃないかと。ソロ楽器や室内楽ではそういう事は思わないのに、なぜでしょうねw

「これを生で聴くまでは死ねん!」までは行かないけど、ぜひ聴きたいのがチェロのミクローシュ・ペレーニ。今年の来日でのリサイタルが東京と札幌だけってあんまりだ(泣)しかも東京はワセオケとの共演って…。

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このページは、しづが2013年2月 8日 22:47に書いたブログ記事です。

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