定期演奏会終了

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終わった、終わった! 今年もやっと定期演奏会が終わったよ。ご来場の皆様、ありがとうございました〜。
今年のメインはブラームスの交響曲第2番。今までは好きでも何でもない曲だったが、演奏してみて大好きになった。ブラームスの曲は1stVnがかなり難しいし、内声のおもしろさが満喫できるので、私2ndやりまーすと志望したらこんな席になってしまった。

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...3番の時と同じく、1プル表ですよ。2度とやることはないと思っていたんだけどなあ。この曲は技術的にはそんなに難しくないのだが、やはり合わせるのはAランクの難しさ。第1楽章ですらちょっと気を抜くと入りが分からなくなる箇所があって、なんと本番前日練習の時にずれてしまった。今日になってスコアを見てみたら、弦五部のみで主旋律のVla, Vcは3拍子かつアウフタクト始まり、Vnはヘミオラ、しかも各Vnは時間差で入るという「なんでこんなことを...」とブラームスに食ってかかりたくなるような譜面だった(ちゃんと前に見ておけよ)。周りの音を聴くというのはオーケストラの基本だが、ブラームスには周りの音を聴くと絶対に混乱する、という場面がたくさんある。こういう時にはひたすら指揮者を見て、カウントするしかない。

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苦楽を共にしたパート譜、スコアを記念撮影w
左の写真の楽譜の下3行が、これまた「周りを聴くと絶対に混乱する箇所」である。第4楽章なのだけど、音をとってみればどこの箇所かはすぐにわかると思う。中高音木管楽器と1stVnが主旋律を弾いている陰で、2ndVnとVlaはこんなことをやっているんですよ。まあ、ここらへんが内声の面白さでもあるし、気合バリバリで萌えるんだけどねw
右の写真は何気に難しい第2楽章。この楽譜の練習番号Eの一小節前の入りが本当につかめなくて、ここも本番前日練習でずれてしまい、真っ青になった。ここは指揮者の振りを見ると混乱するので、1stVnを聴いたほうがいい箇所。いろいろあるんですわ...。

あと大変だったのがペール・ギュント第1組曲の「朝」。Vn,Vlaが3和音のアルペジオで動くのだけど、2ndVnが真ん中の音なので、弦分奏の時には胃が痛くなった。そう、3和音の真ん中の音は音程が難しいのです。真ん中の音のさじ加減で、和音が明るくなったり暗くなったりするのです(泣) しかもアルペジオだよ。

なんだかんだ言っても、今回は大した事故もなくあっさりと終わってしまった。去年の曲と違って、ブラームスの交響曲第2番はこれからも愛聴曲の一つとなるのでうれしい。去年の曲は脳内から今でも抹殺中だからね(爆)

そうそう、次回からはヴィオラやりたいんだけど、とさりげなく言ってみたが却下された。来年もまたVnをやるのか...orz

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このページは、しづが2013年6月 9日 18:04に書いたブログ記事です。

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