薬師岳、もとい薬師峠キャンプ場(その2)

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テント場の朝は早い。翌朝は周囲がかなりざわざわしだした頃に目が覚めたが、時計をみると4時。まだ真っ暗である。
12時間近く寝たせいもあり、頭痛と吐き気はすっかり無くなってさわやかな朝である。薬師岳へ行くのならもう準備をしなければならない。しかし途中でまた具合が悪くなって富山県警のヘリで下山はしたくない。私のポリシーは「自分の足で下山する」ですからな。ヘタレと言われようが、このポリシーは厳守ざんす。

というわけで、またまたシュラフに潜ってゴロゴロ。気温計は12度になっているが、これくらいならシュラフカバー+ダウンシュラフだと半袖シャツでOKだ(ゴアテックスのシュラフカバーは高かったが、買って損はない)。
朝5時40分過ぎのテント場。昨晩あったテントが、すでに半分くらいに減っている。

さて起きるか、と本格的に支度をしだしたのは6時。公称の2倍くらいあったテントは、半分くらいになっていた。
朝ご飯は昨日のどら焼きの残りと、薄皮あんぱん。それにミルクと砂糖の入ったコーヒー、と下界にいるときの私なら絶対に口にしない、胸焼けしそうなメニュー。しかし山にいるとこれくらいすんなり入ってしまうところが怖い(てか、カロリー取らないとまずい)

のんびりテントの後片付けをして、昨日の太郎平に戻る。歩いていてふと左を見ると、山々の間に槍ヶ岳が。どこにいても目立つ山ですなあ。たぶん手前は三俣蓮華岳、鷲羽岳あたりだろうか。

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小さく見える赤い屋根が太郎平小屋。こういう道はザックが重くても、幸せいっぱい。

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ここからただ下るのもつまらないので、一応太郎平小屋裏の太郎山へ行ってみる。とりあえずはピークハントしたぞ、と。三等だけど三角点もあるし、ケルンがある。

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こちらは北ノ俣岳〜黒部五郎岳への縦走路。北ノ俣岳まで行ってみようかと思ったが、残念ながら太郎平小屋前にザックをデポして、財布と水入りペットボトルを持っているだけ。さすがにこれで往復3時間以上を歩く度胸はない。

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昨日はバテバテで歩いた道も、下りはお気楽。

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このように「三角点」「五光岩」というランドマークがあって、距離が書かれている。三角点から五光岩は「え、ここにきてこの登り?!」と言いたくなるような登りが数カ所。だまされたーw

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太郎坂名物?アラレちゃん。アラレちゃんは1980年代からあるらしく、ボロボロになると代替えするとか。登りは写真を撮る余裕、全く無し。下りは...といいたいところだが、木の根っこだらけの急登は登る方が楽。

ここは白山の観光新道か、と思いつつ、折立に到着。帰りに立ち寄り湯によって体重を測ったら、2kg減っていた。ヒャッホー!...が、このあとジュースやお茶を飲み、帰宅してからビールを飲んだら、1.5kgは戻ってしまった。単に干からびていただけですねw

その後山での症状を調べたら、ますます高山病っぽい。要は酸素不足が原因なので、元々血中ヘモグロビン濃度の低い人間はさらに酸素不足になったのだろう。、今年の健康診断の血液検査が楽しみだわ(半ばヤケクソ)。
高山病は高度を下げれば治るので、さっさと撤退してよかったと自分に言い聞かせる。というわけで、また再チャレンジの山が増えただけだった...(;´Д`)

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このページは、しづが2013年8月31日 12:48に書いたブログ記事です。

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