KAWAI CA95

| コメント(0) | トラックバック(0)
今年の最初の記事に「電子ピアノを買い換えようか思案中」なんて書いたが、その翌日あっさりと新しい電子ピアノを購入してしまった。
実はこの数年地道に積立預金なぞをしていて、「○歳になったらその記念に中古のアップライトピアノを買う」という予定だったのだが、昨年末にその予定はいともあっさり崩壊してしまった。
というのは、我が家は左右の物音には強いのだが、上下の音がおそろしく響くということが判明したからである。なんと私が日々さらっているヴァイオリンの音ですら、上階(しかも真上ではない)の部屋に聴こえていたらしい。ああ、穴があったら入りたい...というところだが、TVの歌番組を視聴できる人なら、私のヴァイオリンの音程は楽にスルーできるだろう。音質は別として。
ピアノはもちろんサイレント機能付きにするつもりだったが、これでは年一度の調律もはばかられるではないか。
というわけで、どうせなら消費税が上る前に電子ピアノポチったるわー、想定していたサイレント付きのアップライトピアノよりもかなり安いし。しかも某楽器屋サイトを見たら在庫もあるし(この手のものは再生産になると時間がかかる)、ということでさっさと注文。その1週間後に、新しい電子ピアノが我が家にやってきた。

これは今まで使っていた電子ピアノ。ローランドの1996年製...ということは、17年経過である。こう見えても1996年当時の最高機種で、銀座の山野楽器で買った記憶が。今では電源を入れるといきなり、怪しい音が鳴ったり鳴らなかったり。普通に弾くことはできるんだけどね。
20130118-1.jpg 20140118-2.jpg
マイ初代電子ピアノはヤマハのクラビノーバで1987年の春に購入したから(大学卒業と同時にローンで買った)、10年弱使用したようだ。確か鍵盤の上にコーヒーをひっくり返して、お亡くなりになったんだよな...。

新しい電子ピアノはカワイのCA95。電子ピアノを置いている部屋はカーペット敷きだが下の部屋に響かないよう、さらに防音カーペットを購入して二重に敷く。
20140118-3.jpg 20140118-4.jpg

楽器店の店頭であれこれ弾いて選択肢に残ったのが、ヤマハのNU1、N1、そしてこれ。ヤマハの製品はクラビノーバではなく「アヴァングランド」という別カテゴリで、電子楽器ではなくピアノの販売網と同じらしい。NU1もなかなかよかったが、アップライトピアノのアクションと同じなので脱落、N1はちょっと高い...。確かに弾いた感触はかなりよかったけど。
まあピアノではなく「電子楽器」だし、一生ものではないので、コストと性能のバランスが一番いいのがこれではないかと。

家にやってきて一週間近く、弾くのが楽しくて毎日ピアノに向かっている。音が前のとかなり違うので、ずっと弾いていても苦痛にならない。ちなみにこれはカワイのコンサートグランドピアノ"EX"をサンプリングしているらしいが、ローランドはスタインウェイをサンプリングしているとのこと。確かに店頭で試し弾きしたら、目立って派手な音だったw
電子ピアノの重大な欠点の一つが「ヤワく、適当に弾いてもきれいな音が出ること」なのだが、CA95はそこらへんもかなり本物に近づけてある。ダンパーペダルやソフトペダルも、以前に比べるとおそろしく進歩しており、ダンパーペダルを踏んだ時の弦の共鳴も一応出せるくらいだ。ソフトペダルもかなりかかるので、una cordaがそれっぽく聴こえる(ドビュッシーの曲によく出てくる)。

放っておけば一晩中弾きそうな勢いの今日このごろだが、まあ10数年でまた買い換えることになると思うので、電子ピアノ積立預金はこれからも継続。
というわけで、今年の大きな買い物は1月5日で終了しました。あと360日はピアノを弾いて、おとなしく暮らします(ホントか?)。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://ns.concordia.to/cgi-bin/mt4/mt-tb.cgi/1516

コメントする

2014年1月

      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

ウェブページ

Powered by Movable Type 4.261

このブログ記事について

このページは、しづが2014年1月18日 21:22に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「シングルモルト(備忘録)」です。

次のブログ記事は「R.I.P, ファーギー・フレデリクセン」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。