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2005年12月30日

フォクトレンダー Bessaflex TM

神様、懺悔します。実はもう一台カメラを買ったのです。それがフォクトレンダー Bessaflex TM
これまた珍しいフィルム手巻き・機械式シャッター・マニュアルフォーカスのみ・TTL絞り込み測光…である。でも新品。レンズはアサヒペンタックスのSMCタクマー55mm F1.8という30年前?のものをオークションでゲットした。 実はこのカメラ、M42マウントという大昔流行ったマウントのレンズを使うのである。それで選んだようなものだ。

話はやはりキタムラの中古コーナーから始まる。TVS DigitalとともにNikon FM3Aの中古が売られているのを発見した私は、激しく動揺した。もうそろそろα-7000もやばいし、α-7を買っておこうかなと思っていたのだが、あそこまでメカニカルだと萎えてしまう。誰が撮ってもいい写真が撮れるなんて(ハード的に)、つまらないことこの上ない。でもContaxの中古を金沢で見かけることはないからな~、東京で買っておけば良かったかしらん、と思っていたところにFM3AとTVS digitalである。これはカメラの神様のおぼし召しとばかり、TVS digitalは購入決定。しかしニッコールレンズはなぁ…萌えないんだよ…ぶつぶつ…と考えていたところに候補に挙がってきたのがBessaflex TM。
フォクトレンダーとは世界最古の光学機器メーカーだそうで、第二次大戦前はツァイス・イコンに次ぐカメラメーカーだった(らしい)。戦後はカール・ツァイスへの株式譲渡、ツァイス社のカメラ事業撤退…という道をたどり、現在は長野県にあるコシナという会社でフォクトレンダーブランドのカメラやレンズが製造されている。京セラとContaxの関係と同じですな。

とにかく面倒くさい。でも、その面倒くささが面白すぎる。写す手順は、絞りを解放にする→ピントを合わせる→絞りリングで絞る→測光スイッチを上げて、露出が適正か確認する→シャッタースピードを決める→シャッターを押す、である。うちの鳥なんか、こんなことをやっている間にエアコンの上と机の上を2往復くらいしてしまう。というわけで、動きの速い被写体には全く向かない。昔はα-7000と交換レンズを担いで北アルプスに登ったものだが、もうそんな気力はなく、カメラはお散歩の友としての存在しかないので、AFの速さなんか全く必要ないのだ。ピントを合わせて測光ボタンを押しながら「んー、もうちょっと露出を上げた方がいいかな」なんてのんびり考えている時間がたまらなく楽しいのである。

というわけで、恒例撮り比べ。


左からContax i4R, Contax TVS digital, Bessaflex TM
i4Rはどうしてこんなに白飛びするのか、と訴えたい。まあデジカメだしレタッチすればいいんだけど、レタッチという作業が必要なカメラは好きではないので、いちいち露出をアンダーにしなければならない。結構面倒だし、楽しくない。
TVS Digitalは望み通りのこっくりとした色合い。好きだなぁ、こういうくっきりはっきりの色。画像もシャープ。
Bessaflexはちょっと角度が違っているけど、まったく違う「絵」となっている。というのも絞りを開放にしているからで、「L'Occitane」の文字あたり以外は見事なボケかた。ひゃー、50mmの明るいレンズって、こんな被写体深度になるのね。この18年間、一体どういうレンズを使っていたのかと小一時間…(以下略)。ちなみに安物スキャナではこの程度だが、プリントされたものはもっと光の入り具合や、ガラスの質感が美しい。今回はネガで撮したのだけど、リバーサルフィルムを使うのが楽しみ。当分絞り開放付近で撮影するのにはまりそうである。

Bessaflexで使えるM42マウントレンズの中には、東独のツァイスで製造された物もある。「Carl Zeiss Jena」と書いてあるのがそう。特に35mmフレクトゴンは20cmまで被写体に近づけるということで、ちょっとマクロっぽい使い方もできるらしい。当分はSMCタクマー(これも結構評判がいい)で修行して、そのうちCarl Zeiss Jenaに手を出そうという次なる計画を立てていたりするのである(笑)

2005年12月27日

雪かきdays

ここ数日は降雪量もぐっと少なくなったけど、雪かきの日々は続いています。もう駐車場前の雪かきをする必要はなくなったのですが、事務所の雪かきに追われているのさっ。
昨日は、連休中に2階屋根から落ちた屋根雪で、事務所の車のボディがベコベコにへこんでいるのを発見。フロントドアが開かなくなりますた。今日は駐車スペースを作るための雪かき。朝は近くのスーパーの駐車場に停めたのですが、そこまでの道がスケートリンク状態(融雪装置がないため)。信号が青になって発進させると、轍とはまた違う滑り具合なんですな。ぎゃぁ~と心の中でムンクの「叫び」状態。やれやれ。

↑でも晴れるとこんなにきれい(Contax i4R)。つーか、晴れたから道路が凍ったんでしょう。手前は雪の壁。120cmくらいありますだ。

2005年12月25日

Contax TVS digital

世の中のおねーさま達は「今年がんばった自分へのクリスマスプレゼント」と称してちとお高めの物を購入されているようだが、それは欲しい物を買うときの単なる言い訳だろ?と言いたい。そう、私はそんな言い訳はしないぞ。欲しいから買ったんだ、悪いか?と開き直り、2ヶ月で二つ目のコンパクトデジカメを購入したのであった。
それがContax TVS digital。重いわ、大きいわ、起動も書き込みも遅いわ…とコンタックス信者以外は誰も買わないような、化石のようなコンデジである。

実はこれは中古。というのも、Contax製品はすべて製造中止となっているため、中古で手に入れるしかないのだ。i4Rでツァイスレンズの信者となってしまった私だが、i4Rは単焦点だし、絞りを変えたりはできない。というわけでデジタル一眼(レンズ資産があるのでコニミノ)を買うか、それともNikonのコンデジをこのまま使ってフィルムカメラの一眼をもう一つ買うか、とずっと悩んでいた。しかし現在すでにNikonのコンデジを使う気に全くなれず、押入に放置状態と化しているのだが。
そんなある日、キタムラで若いにーちゃんがTVS digitalを下取りに出しているのを見てしまったのだ。おいおい金沢でそんなものを買った人間がいるのか?と思っていたら、翌日にはしっかり中古コーナーに並んでいるぞ。値段を見ると、新品同様の評価なのにネットで見る中古相場よりも安い。さあ、どうする・どうする・どうする…と半月以上悩んだあげく、某掲示板でのカメラ板でのお言葉「買わずにする後悔より、買ってから後悔しろ」を実行することにしてしまった。

というわけで、毎度おなじみ撮り比べ。


左からNikon Coolpix775, Contax i4R, Contax TVS digital
Contax TVS digitalは評判通りちょっと派手な色。よしよし。i4Rの方が単焦点の分だけ、写りははっきりしているような気がする。TVS digitalのバックのボケの入り方が好きだなぁ。うひひ。Nikonは論外。さらば、Nikon。

というわけで、Nikon Coolpix775はドナドナ~と下取りに出した。TVS digitalが発売されたときのキャッチコピーが「「愛機」と呼べるデジタルカメラ」だったのだが、i4Rとともに愛機として壊れるまでかわいがろうと誓った2005年のクリスマスであーる。

2005年12月14日

雪は降る

雪が降り続いています。地球温暖化だとか何とか言われる最近で、これだけ12月に降るのは珍しいのでは?
「金沢市の積雪26cm」なんてニュースで言っていますが、気象台が金沢の海側にあるので市街地より遙かに少ないのです。10cmくらいは多く積もってるんじゃないの?

これは昨日(13日)朝の写真。

これはさっき(14日夜)撮ったもの。雪の量が違うっしょ~。

ちなみに今日の私の一日。
7:45 家を出る。車の上が雪だらけなので、雪を下ろさねばならない。
     車の前も軽く雪かき。大通りに出るまでは雪だらけだが、大通りは融雪装置があるので、意外とスムーズに進む。
8:15 事務所に到着する。事務所の前の雪のせいで、車を停められない。仕方なく、近くの郵便局の駐車場に停めて、事務所まで歩く。
8:30 普段の始業時間。今日は事務所前の雪かき。いつまでも郵便局前に車を停めておけないので、近くの巨大ショッピングセンター駐車場に車をもっていく(すんません)。
11:00 雪かき終了。車を事務所前に移動させる。仕事開始。
15:00 事務所の車がスリップして動かなくなる。轍にはめた本人は急いでいるため、別の車で出かける。私は一人で車を轍から脱出させる。所要時間30分。
17:00 再び事務所前の雪かき。日中も雪は降り続いていた。
18:00 仕事がちっともはかどらないので、またまた仕事。
20:30 ジャスコに寄って、長靴を買う。ブーツ程度ではパンツの裾がずぶぬれになってしまう。
     安売りの物はあまりにもダサイので躊躇していると、乗馬ブーツのようなものを発見。値段は倍以上するが、背に腹は代えられない。
21:00 帰宅。マンションの駐車場には雪が30cm以上積もっているため、車が入れない。軽く雪かき。
     やっと部屋に戻ると、室内温度は0℃。でも雪かき後なので、あまり寒いと思わない。

どうっすか?北国だの北海道に憧れる皆さん、これでも住みたいですか?
ちなみに融雪装置が無い小さい通りは、もうパリ・ダカールラリーの世界。揺れるわ滑るわ、私の車がパジェロミニなので「パリダカの篠塚もこんな感じだったかも~」なんて思ったわけです(^^;)

この雪、今週いっぱいは続くそうで。明日も雪かきdaysかな。

2005年12月11日

冬到来

11月下旬から時雨模様の日ばかり続いていましたが、ついに雪が降ってきました。初雪はもう記録済みですが、今日は初積雪だったらすい。週間天気予報は、ずっと雪だるま印。今年は暖冬というお話でしたよねぇ>気象庁のみなさま(笑) 
ま、冬は始まったばかりだから、1月以降雪が少なかったりする可能性も大ありだし。

↑よく見えないと思うけど、雪が降っています。20時の気温が1.3度ってどーゆーことよ。
寒くて家から出る気力がわかず、今日のオケの練習さぼっちゃいました。 いや、練習もしてないしね…ということで、ここで懺悔させていただきます(爆)

2005年12月05日

ネガフィルム

あっという間に師走です。11月は瞬きをしている間に終わってしまいましたが、これから雪崩のように激忙シーズンなんですね。やーねぇ。
おまけに寒い。帰宅したら部屋の気温が2℃って何よ。外ではあられが降りまくり。ひー。

フィルムカメラを使うときには、リバーサルフィルムというスライドになるフィルムを使っているのですが、久しぶりにネガフィルムを使ってみました。
いや、リバーサルが高いんですよ…そんな時、私の目に映ったのは3個で598円のkodakフィルム。最近リバーサルといえばFUJIばかり売っているし、ちょっとkodakを使ってみたいし、というわけで安さに負けてネガフィルム購入。

で、写した写真がこれら。最近は身も心も鳥マニアと化しているので、気合いを入れて撮るときはカモやらユリカモメやらが多いです。使用カメラはMINOLTA α-7000、レンズは100-300mmでございます。

  

うちのショボい複合機でスキャンしたのですが、元の鮮やかさ、くっきりさはいくらレタッチしても再現不可能でした。色の深みも同じ。kodakフィルムのせいかちょっとイエローよりの色で、そこがまた秋っぽくていいかも。一番左のカモの写真は、うまく背景がボケてくれました。ちなみにミノルタのレンズは、ボケがきれいなことで有名なのです。でもスキャンするとこれが…(涙)
右端の写真は、おそろしく晴れた日にどれくらいの彩度で青空が写るか試してやれ~と写したもの。これももっと深い色をしているんですよ。意外と暖色がかっていないですね。

リバーサルはルーペで見るだけ、ほとんどプリントしないのでじっくり見ているようで見ていないのだけど、ネガプリントすると即物的に見られるので、これもたまにはいいでしょう。ただ、プリント代は結構高かった!リバーサル+スリーブの方が遙かに安く上がることが判明。
そんならデジタルにすればいいじゃん、といわれそうだけど、出来上がった写真をルーペで見るときのドキドキワクワク感は捨てがたいものでし。
最近モノクロ写真にも興味があるので、α-7を新規に購入し、α-7000をモノクロ用のサブにしようかな~と考えてみたり…とお買い物計画は果てしなく続くのでありました。