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2006年04月21日

コダクロームを使ってみた

Kodachromeといえば、ポール・サイモンの曲にもある、あれですよ。Kodakが誇る、この世に唯一生き残っている外式リバーサルフィルムのことである。カメラをいじりだした頃から一度は使ってみたいと思っていたのだけど、なんとなく畏れおおく、若かりし頃はFUJIのプロビアなぞを細々と使っていたわけさ。
しかし私もそれなりに歳をとったので、Kodachromeを使っても罰は当たるまい、とKodachromeを購入。これで本当の黄箱信者(=Kodakヲタク)の仲間入りだわ!と一人でほくそ笑んだりしたのだけど、フィルム1本で何を興奮してるんだとつっこまれそう(^^;)

これがそのKodachrome64で写した写真。スキャンした物を、できるだけポジと同じように修正してあります。カメラはMinolta α-7000&50mm Macro F2.8のコンビ。
      
渋い。渋すぎる。植物を写すには、落ち着きすぎのこの色合い。左のゼンマイは、なかなか素敵なんだけどね。真ん中は桜ですよ、桜。別の花かと思った。まあ曇りの日だったんだけどね。右は桃の花かな?私自身はこの桃の花の色合いがすごく好きで、もうちょっと構図を考えれば良かったな~と反省しきり。それにしても画像のシャープさは、ライトボックスとルーペで見た瞬間にびっくり。一緒にEktachromeで写したフィルムも現像に出したんだけど、物足りないことこの上なく感じてしまった。ただし、ハイキーな写真が好きな人は、Kodachrome向きではない。Ektachromeで露出を+0.5~+1にした写真、なかなか素敵です。
ちなみに同じ日にTVS-Dで撮るとこうなる。どうしてここまで違うのか。まあTVS-Dも作り過ぎなんだよな。曇りの日にこんな青空は無いだろうよ。Kodachromeが和風、TVS-Dが洋風の色合いと感じるのは、私だけだろうか。

というわけで、KodachromeとEktachromeとの撮り比べ。
   
左がKodachrome。ひぇ~、緑かぶりすぎ。某巨大掲示板によると、KRは3ヶ月くらい常温保存してから使わないと、緑がかぶるらしい…です。シロウトさんにはPKRの方がいいらしいけど、うちの近所にはKRしか売っていないんだよ(涙)

私はめったにリバーサルフィルムからプリントをしない人だけど、Kodachromeで撮ったポジはプリントしてみようかな、という気になってしまう。なんだかんだ言って、この渋い色に魅了されているのかもしれない。
でも同時に自分の未熟さも白日にさらされる、というのがKodachrome。おまけに高い。フィルムも高ければ、現像代に至ってはEktachromeの2倍はする。
なんでもKodachromeを現像できるのは日本で数カ所、世界では日本、アメリカ他数カ国のみだけらしい。そのせいで、現像に出すと10日くらいかかる。Ektachromeは中1日で戻ってくるのにね。フィルム&現像代が半端じゃないので気軽には使えないが、ここぞ勝負、というときに使いたいフィルムであることは確かである。よく言われることだが、暖色系の構図-夕暮れや古いものなどにピッタリだろう。

こういうところがデジタルには無い、銀塩カメラの楽しいところなんだよなあ。 

2006年04月16日

タイムデザイナー

一昨年前は「超整理手帳」、昨年は「フランクリン・プランナー」と手帳ジプシー状態のワタクシ、実は今年は「ほぼ日手帳」を使用中…いや、使用していた。昨年12月から使用して、なんと4ヶ月で挫折。こんなに早いギブアップも初めてだす。

私が手帳に求める機能は、1.スケジュール管理 2.タスク管理 3.時間管理 の3つであることが最近わかってきた。
超整理手帳は2,3が無しに等しく、1も私の求める水準に達していない。フランクリン・プランナーはこれらの機能に関しては優秀だが、バインダー式で1ヶ月分しか持ち運べないというのが大きなマイナス。1ヶ月以上先のタスクやメモを記入しなければいけないこともしょっちゅうだからである。
そんなわけで「ほぼ日手帳」を購入したのだが、1と2はなんとかできるものの(でもフランクリン・プランナーに比べるとはるかにレベル低し)、3は全くできない。ほぼ日手帳は1時間単位の時間軸なのだが、1時間単位では「時間管理」に不十分である。その時間軸は24時間分あるが書くスペースが小さいため、スケジュールをちょこちょこと書くくらいしかできない。フリースペースが大きいのでTo doリストは作りやすいが、散漫になるため優先順位がわからなくなる。「ほぼ日…」はキャッチコピーの通り「生活を楽しむ手帳」であり、なんとなく落書きなどするにはちょうどいいが、ビジネス用にはちょっとね…であった。
どうしても我慢できなくなって4ヶ月で挫折。で、新しく購入したのが、この「タイムデザイナー」である。
Kicx0130.jpg  Kicx0131.jpg
時間軸は30分ごとのバーティカル式。A5サイズなので、結構大きい。タスク管理ができないなあ、と思っていたのだが、これをプロデュースした佐々木かをり氏の方法を使い「空いているスペース(時間)に書き込む」と、やらざるを得ない気分になってしまう。これも一種のタスク管理だな。
上の写真では縦矢印が固定スケジュール(アポイントメントなど)、その他の空いたスペースにチェックボックスつきの「やるべきこと」が書いてある。私は付箋マニアなので(これが無いと生きていけない)、付箋をぺたぺた貼って書くスペースの少なさを補っている。
Kicx0132.jpg
こんな付箋も貼ったりして(笑) この付箋は紙ではなくフィルムふせんであり、非常に薄くて使いやすい。この付箋の話は、また後日。

2006年04月13日

満開になりました

金沢の桜が満開となりました。これは職場近く、浅野川沿いの桜並木です。

毎度おなじみ、家の向かいの公園です。窓を開けると、いきなりこの眺め。たまりませんなあ。

家と公園の間には、車2台がなんとかすれ違えるくらいの道があるだけなので、ベランダで花見ができるのだ。寒いわボロいわ水道管は錆だらけだわ…というマンションですが、この景色があるから引っ越しできないんですねえ。


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2006年04月07日

開花宣言

金沢では昨日桜の開花宣言がありましたが、卯辰山の梅林では梅が見頃。下界(!!)に降りる途中では、1本だけ満開の桜の木が。なんだか変な光景だけど、北国では梅と桜が同時期に咲くんですね。
現在通勤途中の道路脇に植えてあるラッパスイセンも満開で、一気に街中の色が増えたようです。

卯辰山の梅林。はるかかなたに金沢市街がうっすら見えます。梅林といっても山の途中にあるせいか、ワイルドに咲いています

同じ場所にある桜の木。標高が市内よりほんのちょっと高いので(150mくらい?)、まだつぼみです。ちなみにこの写真は露出を-0.3にしたのですが、サイズ以外の修正を全くしていません。おいおいこれはやり過ぎだろ、とつぶやきたくなる色ですなあ。TVS-digitalで撮ったのだけど、ミノルタで撮ったらどうなるかな、と思ったりして。