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2007年04月30日

bamix同好会活動記録・ポタージュ編

毎年の事ながら、連休といっても仕事持ち帰りです。大型連休が6月初旬にならないかと思うのだが…それは無理だってば。

さてbamix使用記録の3回目。今回はbamixが得意とするポタージュ作りである。


ゆでたブロッコリーと玉ねぎをバターで炒める。小麦粉も少し投入。本当は別にベシャメルソース(ホワイトソース)を作るべきなのだろうが、そんな面倒くさいことをするくらいならbamixを使わない。


牛乳とコンソメを投入。これから鍋の中にbamixを入れ、ガーっと粉砕すると美味しいポタージュの出来上がり…のはずである。
しかし鍋の中でbamixを使用すると、飛び散るなんてものじゃない。あちらこちらが牛乳ブロッコリーまみれ(T_T)
これを作ったのはウィークディなので、仕事用の服が…(涙)


苦労の末出来上がったもの。スープに見えるが、実は青汁状態。飛び散る鍋の内容物に根負けして、途中でストップしたのだ。あああ~。いや、別にまずくはないんですが。

というわけで、フードプロセッサーを買っちゃいました(爆)
    
左:ぶつ切りの玉ねぎ
中:PULSEで何回かフープロを回した後の玉ねぎ。
右:完成品。キーマカレー風豆カレー

フードプロセッサーといえども万能なわけではない。玉ねぎは繊維を考えずにぶった切るので、べたっとしたみじん状態になる。しかしあっという間にできるし、泣きながら切る必要もない。後で炒めるなら同じさ!と言いたいところだが、こだわる人はやめたほうがいいかもしれない。にんじんのみじん切りは巧くできるが、これはbamixでも結構巧くできる。
あとフープロのいいところは、パンやピザの台のこねができること。これはいいっすよ。
総合的に見て、さらばbamix。フードプロセッサーさん、よろしく~
みなさん、ご愛読ありがとうございました。連載3回目にして同好会活動は終了です(w

私が購入したのはcuisinartリトルプロプラスという機種だが、もう一つ大きいものにすればよかった、とちょっと思っている。
あちこちのレビューを見て「2人家族にちょうどいいです」という言葉を信じて買ったのだが、私は大量に作って冷凍保存派なので、リトルプロプラスではちょっと小さい。パンも小麦粉の量が150gまでしかこねられない。まあこれ以上こねても、オーブンがイマイチなので一気に焼けないのだが…(アメリカのガスオーブンはよかった…)
最近冷蔵庫の大きさにも限界を感じてきている。独り者の台所じゃないよなあ、まったく。


2007年04月20日

奥能登紀行・2007春

今日は仕事で奥能登へ。
いつも使う能登有料道路は途中通行不可なので延期しようかなあと思っていたのだが、だいたい30分くらい多くかかるだけだよ、と向こうの人に言われたので行ってきた。

朝から快晴のドライブ日和(仕事ですってば)。能登有料道路は終点の穴水ICと徳田大津ICの間が通行止めのため、料金所で「徳田大津まで」と言ったところ「通しは今ないんですよ~」と言われ、今浜ICまでの100円を払う。次に今浜ICで料金を払い、次に…と面倒くさいことになってしまった。しかしこういう状況だから仕方が無い。能登有料道路を使う皆さん、小銭を大量に持っていきましょう。

徳田大津ICで降り、あとは一般道を七尾湾に沿って、ひたすら北上。七尾湾は意外とカーブが多く、運転しているくせに酔いそうになった。大型トラックが多いのは、地震復興関係だからだろうか? 穴水で被害の大きかった門前・輪島方面と珠洲方面に道は分かれるが、珠洲方面に行く車は少ない。やっと車が減った。


九十九湾のちょっと手前あたりでの一枚。菜の花が満開で、とてもきれい。

 
今年は仕事その他が忙しく、桜をのんびり見るヒマが無かった。というわけで、奥能登で花見としゃれこんだりして。縄文真脇公園の桜は満開だった。しかしここでも写真を2,3枚撮ったら出発。仕事の途中だってば。
それにしてもCONTAX TVS-digitalで写すと、どうしてこんなに空が青くなるのだろう。


穴水駅近くでも満開。しかしこの写真の周囲には、青いシートで覆われた家や「立入禁止」のロープを張られた家が…。今日私が行ったところは震度6弱だったが、被害はほとんど無かったとのこと。だが、穴水湾から海沿いに走ると、あちこちに小さな崖崩れがある。屋根を治している家がちらほら。金沢にいると地震は一瞬で終わったように思えるが、奥能登ではまだ地震は続いているのだ。余震だけではなく、金銭的・精神的にも。


2007年04月14日

さくら さくら

史上まれに見る暖冬のせいで開花が早かった金沢のソメイヨシノだが、その後寒い日が続いたせいで花の持ちがよかったような気がする。
ちょうど先週半ばが満開だったので、昨晩の暴風雨で散ってしまっただろうなあ。

  

左は毎度おなじみ、事務所近所の桜並木。
右は広坂交差点から兼六園下に向かっているところ。超ローカル地名ですみません。もう少し行くと左側に石川門があり、写真の被写体としては最高なのだが、さすがに移動中の車の中では撮れない。わざわざ止めて撮る暇なんて当然無い。

金曜日の朝に近所をジョギングしていたら、あちこちで桜が満開。思わず桜並木を巡るコースを走ってしまった。
桜はもちろん、他の花々もあちこちで咲いている。そろそろカメラを持って、近所の散歩に行かなければ。

2007年04月10日

MOVING PICTURES / RUSH

私は元々テレビをあまり見ない人間だが、引っ越ししてからますます見なくなった。
というのも、リビングと化してしまったダイニングキッチンには、アンテナ線が無いからだ。わざわざ隣の部屋のテレビを見に行くのも面倒だし、だいたいそこまでして見たいテレビ番組もない。部屋の隅に置いてあるミニコンポで、音楽かラジオ(ほとんどNHK)を流しっぱなしである。

最近このblogに音楽ネタが多くなったと感じたあなた、それは正しい。必然的に音楽漬けの日々ゆえ、聴いたアルバムのネタでも書こうかという気になるわけで。
しかも私の中では「クラシック音楽=演奏するもの」なので、演奏意欲が無い時には耳の方も音楽を欲しない。それに対し、ロックに関しては「聴くもの」なので、ロックに傾倒している今日この頃である。ロックバンド経験は両手に数えるくらいしかないのだが、耳コピーや耳分析して演奏する段階では楽しい。しかしコピーばかりやっていても面白くない。またまたしかし、自分で作るほどミューズの神様が脳内にいるわけではない。中途半端な演奏好きには困ったもんだ。

RUSHは1974年のデビューなので、もう33年目となるご長寿バンドである。しかもデビューしてすぐにドラマーが交代してからは不動のメンバーとなっているそうだ。信じられん。私も中学生~高校生の頃から名前だけは知っていたが、「難解」というレッテルがぺったんこと貼られていたため、いたいけな女子高生は見て見ぬふりをして避けていたのだ。
あれからン十年、私も立派なオバとなり、HR/HM、ポップス(MTV世代なのだ)やプログレ、クラシックで耳も鍛えられたわけだし、満を持してRUSHを聴く時が来たぜ、ふっふっふっ…というのは大げさだが、まあ一度聴いてみようと「youtube」でRUSHをサーチした。で、その時一番トップにあった映像を見たのだが…な、なんやこれ。かっちょええ~~!! 一体何拍子なのかとっさにはわからないイントロ(最近のクリムゾンみたいだ)、それに続くのはギターとベースのユニゾンでのハードなリフ、音空間を動き回るベース、これがあのゲディ・リーですか。しかも指弾き。私は指弾きベーシスト萌えなのだ。ちなみにウェットン様もU.K.あたりまでは指弾きだったのだが、いつの間にかピック弾きしていた(ハケット&フレンズでは指弾きをやってる??)。最近はまた指弾き復活だが、それで手を傷めたとか。お大事に…

「キ、キターーー!!」と大興奮の私が早速聴いたのがこのアルバム。
moving pictures.jpg

RUSHのアルバムの中では、一番有名らしい。イエスで言えば「危機」、クリムゾンなら「宮殿」といったところだろうか。ワクテカ状態でCDのPLAYボタンを押したのだが…なんか違うんですけど。
なんだ、このヴォーカルの声は。高すぎる。高いのはいいけど(ジョン・アンダーソンも高い)、甲高いという言葉がぴったり。えーっと、誰かに似てるなあ。クラウス・マイネ、いやロバート・プラントだ。曲もヘヴィで変拍子入りのレッド・ツェッペリンみたい。
そう、私が最初に大興奮したのはインストルメンタル曲で、しかもライヴだった。RUSHは「スタジオ録音曲と同じモノをライヴで再現する」というのを信条にしているらしいが、やはりライヴでの迫力は違う。うむむ。
ごちゃごちゃと文句をたれているが、私が最初に聴いた曲YYZやCamera Eye(これはいかにもプログレっぽい)ででのドライブするベースラインはお見事の一言。他の2人も含め、ここにもいたバカテクトリオという感じ。ニール・パートのドラムスはバシバシ叩く系だろうか。そりゃあHR/HM業界のドラムスでは軽いほうかと思うが、ハイハットを多用した手数の多い演奏を最近聴いていると、やたらバシバシに聴こえる。このニール・パートの作る歌詞はおそろしく深いそうで、まだ真面目に読んでいない。複雑な変拍子に転調、深い歌詞。それゆえ「難解」といわれた訳か。
ゲディ・リーはヴォーカル、ベースに加えてペダルベースにキーボードまで弾いてしまうマルチプレイヤーで有名なのだが、まあキーボードに関しては「ま、こんなもんでしょう」というところである。私がへへーっとひれ伏してしまうには、まだまだ遠い(←鍵盤モノにはうるさい)。そんならウェットン様だってベースにヴォーカル、ペダルベースにギターも弾いちゃってるもんね。いちおうユーライア・ヒープ時代にはメロトロンも弾いているもんね。ジョンジー(=ジョン・ポール・ジョーンズ)だってベースにペダルベース、キーボード、ギター、マンドリン…etcを弾いているし(歌は無いけど)、キーボードのセンスから言ったら、絶対ジョンジーに軍配。The Rain Songのメロトロンは泣けます。

というわけで、星2.5~3といったところ。ツェッペリン系のハードロック好きで「プログレを聴いてみたい」と言う人にはぴったり。甲高い声系ヴォーカリストが好きな人にもよろしいかと。しかし全体的に無機質な感じが漂い、emotionalなツェッペリンとは趣を異にしている。
満を持して聴いてみたが、私には時遅しといった感じ。10年前、ツェッペリンに入れ込んでいた頃に聴いていたら、飛びついたに違いない。でも毎日聴いていると慣れてしまい、気がつくとLimelightを歌っていたりするから怖い。これもスルメ効果か?
ところで大昔(30年前くらい?)のゲディ・リー、声も雰囲気もアルフィーの高見沢氏に似ていませんか?

2007年04月08日

ベランダガーデニングへの道

今度引越したところは、ちょっとベランダが広い。
ちょっと広く、次の引越しの心配がないとなると(昔は心配があってもやっていた)、やることは唯一つ…ベランダガーデニングでしょ。
引越したときからどうするべ、といろいろ考えていたのだが、やはり「安い」の二文字に負けて、すのこを置くことにした。だってテラコッタタイルとかは高いんだも~ん。そんなお金はフードプロセッサーに回しますがな。

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某ホームセンターでデッキ用として売られていた、60cm四方のすのこ。たぶん防腐剤とかは塗ってないんじゃないか? 安いだけあって、木目も美しくない(T_T)
このくらいの大きさのすのこだと、冬になったら片付けることができる…というのが小さめのすのこを買った理由のひとつである。移動も自由にできるし、すのこをあげて下の掃除をするのも簡単だ。

20070408-2.jpg
防腐と耐水性を高めるため、水性ステイン塗料をぬりぬり。この手のものだと「キシラデコール」がダントツ有名だが、今回は水性塗料。だって水性だと後始末が楽だもん。コテばけでペタペタすると、あっという間に塗れる。しかし板の間とかは小さな刷毛で塗るので、ちょっと面倒。すのこの裏にも当然塗る。さすがに9枚塗ると、飽きてきた。一晩乾かして、翌日2度目の塗装。腰が痛くなった。

  
殺風景なベランダ。つまんねー。

   
出来上がったすのこを置いてみた。殺風景からはとりあえず脱出…といいたいところだが、まだまだですな。わざとすのこがまだら(?)になるようにして、空いたところにはプランターor鉢orバークチップを置くつもり。しかしバークチップには虫がつきやすいとの噂あり。レンガでも置くか。
ぽつんと見える鉢は、どちらも先日購入したイングリッシュローズ。この分だと春のシーズンは咲かないだろうな…。
イングリッシュローズはもう一種類増やすつもり。スペースがあればもっと置きたいのだが、イングリッシュローズは結構横にも伸びるので、とりあえず3鉢置いて様子を見ることにしようと思っている。気候にもよりけりで、金沢だと東京よりは寒いから、あまり巨大化しないかもしれないし。


アメリカから帰国後、すぐに買ったローズマリー。鉢が小さいせいか、あまり巨大化していない。広いスペースになったから、大きな鉢に植え替えようと思っている。


2007年04月01日

REGGATTA DE BLANC / The Police

ある日ふらふらとネットサーフをしていたら、ポリスの紙ジャケCDが発売されていることを発見した。そうそう、確か1月だか2月に発売とは聞いていたのだが、仕事やプライベートのどたばたですっかり忘却の彼方へ去っていたのだ。
しかし初回発売分は、あっという間に完売となったらしい。道理で地元レコード屋では見かけなかったわけだ。

その紙ジャケCDが3月29日に再発売となることを知り、すかさず全部をゲット。といっても5枚しかないのだが…。
私は1st, 2ndアルバムであるOUTLANDO'S D'AMUORとREGGATTA DE BLANCを持っていなかった。確か同じ部のポリス好きの子にレコードを借り、カセットテープにダビングしたのだ。というわけで、私が最初に買ったポリスのレコードはZENYATTA MONDATTAであり、発表後半年くらい考えてから買った記憶がある。GHOST IN THE MACHINEも同じように、発売後世間の評判やレコード評を見てから買ったはずだ。その頃の高校生の小遣いでは、LPレコードは高すぎる買い物だったからだ。SYNCHRONICITYの時には既に大学生となっていたので(歳がバレバレ)即買いし、その年の夏休みはレコードが擦り切れるのではないか、と思うくらい毎日-しかも一日2,3回-聴いていた。ポリスに関しては、その時にダビングしたカセットテープを延々と保管し続け、CDは全く買わなかった。
それが一気に5枚ですよ。これが大人買いってやつなのね。大人バンザイ。ビートルズがCDになって発売されたときには一気に14枚購入したが(!!)、それに次ぐ大人買い記録である。

今日は朝からポリス祭り開催中。1stアルバムから延々と聴き続けております。幸せってこういうことなのね(爆)
久しぶりに1stから通して何度も聴いているが、昔とは聴くポイントが変わっているような気がする。SYNCHRONICITYは別格として、昔は「つまんねーアルバム」という評価を下していたZENYATTA MONDATTAもなかなかイケる。というのも、全体の曲としてだけではなく個々のパートに注目(耳?)してみると、シンセやホーンを多用したGHOST IN THE MACHINEよりもはるかに楽しめるからだ。そんな中で一押しなのが、REGGATTA DE BLANC。

reggatta.jpg

これはポリスの2ndアルバムで、「俺たちゃただのパンクバンドじゃないぜ!」というのがひしひしと伝わってくる1枚。前にも書いたが、ポリスの音はスカスカである。しかしその音の隙間を味わえるようになると、ポリスというバンドの音楽が「一粒で二度美味しい」ようになると思う。
リズム隊(ドラムス&ベース)が作るリズムとメロディ(歌)の間を埋めるのがギターやキーボードだが、トリオというのは非常に難しい。どうしても音の隙間ができるのだ。その辺をキーボードで厚く埋めていったのがEL&Pであり、第二期U.K.なのだが、ギターでは音を埋めるにも限界がある。アンディ・サマーズのギターはその隙間を生かして、ほとんどバッキング的なギター(リズム、サイドギター)に終始しており、スチュワート・コープランドの手数の多いドラムスと相まって独特の雰囲気を出している。まあスティングもそれなりだけど、歌いながらのベースじゃ、凝ったベースラインなんか作れないわね。つーか、そういうベースラインを作る人じゃないか(シンプル派?)。

そんなアンディ・サマーズやスチュワート・コープランドの職人技が味わえるのがこのアルバム。特にWalking on the MoonやReggatta de Blancはお薦め。
昔のいろんな思い出も相まって、星5つ。捨て曲は無いこともないけど、そういうときは各人の個人技を楽しむべし。