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2007年11月25日

THREE SIDES LIVE / GENESIS

ジェネシスはデビューから今までの37年間(!!)で、公式ライヴアルバムを5枚リリースしている。先日のリユニオンツアーのライヴアルバムもリリースされるらしいが、それは置いといて昔のライヴアルバムのお話。

最初のライヴアルバムは「GENESIS LIVE」という、ピーター・ガブリエルがいた頃のもの。アルバムジャケットを見ると、「どーいうバンドよ、これ?」と言いたくなるのは私だけだろうか(w
2枚目はその名も「SECOND OUT」、日本盤のタイトルは「幻惑のスーパーライブ」だった。このアルバムジャケットを高校生くらいのときにレコード屋で見かけた覚えがあるのだが、あの時手を出していれば私の人生も大きく変わった・・・わけないよな(爆)

threesideslive.jpg

前置きが長くなったが、3枚目がこの「THREE SIDES LIVE」。レコード時代は2枚組で、A, B, C面がライヴ、D面がスタジオ録音曲と言う構成だったため、この名をつけたらしい。しかしUK盤ではD面もライヴが収録されており、このアルバムで重要なのは実はこのD面である、ということはファンの間では超有名な話。というわけで、全てライヴを収録してあるUK盤をゲットした。
Disc1(旧A,B面)は割と最近の曲(といっても「そし3」~ABACAB)、Disc2(旧C,D面)は昔の曲、ということで、いやおうがなしに私の注目はDisc2となる。というか「Disc1いらねーよ」だったから、このアルバムに手を出さなかったと言う表現のほうが正しい。

しかしですね、ひたすら聴いているとDUKEでさえ「うむむ、これはいいんじゃないか」と思えてきた今日この頃、Disc1も悪くない。ABACABからの曲だって、プログレバンドのジェネシスという固定観念を捨ててしまえば、いい曲じゃないか。ホーンがバリバリ入ろうが(ライヴでは入っていないけど)、あちらこちらに見え隠れするフレーズは、トニー・バンクスそのものだし。Me & Sarah Janeなんてポップでポール・サイモンみたいな曲だが、そのポップさの中にあるのは転調に次ぐ転調の嵐。トニー様、さすがですね(w こういうのを追いかけながら聴けば、やっぱりジェネシスであり、それなりに面白い。
しかーし、Disc2にはぶっ飛び。特に有名なIn the Cageからのメドレーでは、たまげさせていただきました。ピーターがいた頃のIn the Cageもyoutubeで見たが、THREE SIDES LIVEの方が100万倍くらいよろしい。インスト部分の演奏は、プレーヤー間バトル状態と化しているよ、これは。
In the CageからThe Cinema Show, The Slipper Man, Afterglowへとメドレーは続くのだが、The Cinema ShowはSECOND OUTの時よりも違和感なく聴けて、これまたよろすい。SECOND OUTではThe Cinema Showのみビル・ブラッフォードがドラムスを叩いているのだが、「これは私の知っているThe Cinema Showですか?」といいたくなるくらい雰囲気が違う。プログレ好きでビルブラのタイコを嫌いな人はいないんじゃないかと思うが、ちょっとジェネシスとはテイストが違いすぎる。フィルの柔らかくて緻密なドラムス(ハケさん曰く「モールス信号のよう」)に比べ、ビルブラはパキパキと硬い。いや、これはこれで名演だし、しばらく聴かないと禁断症状が出てしまうような演奏なのだけど、トニー様はやりにくかったに違いない(と勝手な想像)。
THREE SIDES LIVEではラストのIt~Watcher of the Skiesがビルブラ&フィル・コリンズなのだけど、Itの最初のスネアの音からもうビルブラですなあ。やっぱり違和感を感じてしまう。

SECOND OUTはプログレのライヴの名盤に挙げられるようなアルバムだが、THREE SIDES LIVEだって負けちゃいない。まあ曲目がイマイチかなーという感じもするし、Disc2を聴いた後では、Disc1はごく普通のライヴアルバムに思えてしまうけれども。
INVISIBLE TOUCH前後のジェネシスやフィルのソロアルバムしか知らない人は、ぜひどうぞ。ジェネシスってこんなにすごいライヴバンドなんだから。というわけで、私はABACABを買おうか迷っております。80年代初期の音って感じで懐かしいんだよね、こういうの。

2007年11月17日

冬到来?

こないだまで晩秋とは思えない陽気だったのに、この1週間でぐっと冬に近づいたような気がする。
先週の市民マラソンの日は午前8時でも気温12~13度だったのに、今日は10度を切っている。まあ晴れたせいもあるんだけどね。

昨日の帰り、道路脇の温度計が「5℃」と表示されていた。どひゃー、もうこんなに冷えてきてるの?と家へ帰ると、部屋にあるデジタル時計&寒暖計の表示はこれ。

暖房もつけていないのにこの気温。ありがたや。おかげでこの灯油高のご時勢に、暖房なしで人間&鳥3羽は元気に過ごせます。
これというのも、二重窓のせい。今の家は外に面している窓が、すべて二重窓なのだ。これだと冬が暖かいぶん夏が恐怖だったが、まったく心配するようなことは無かった。逆に二重窓を閉めてエアコンをつける方が、冷房効率がいいってものだ。結露の心配もあまりないし、今のところいい所ばかりなのだが、二重窓の家は金沢では少ないのではないだろうか。どーして?コストのせい??

今日はすっきりと晴れた暖かい日で、久々に河川敷のジョギングなぞやったが、夕方からは雷と大雨。そして来週の天気は・・・

気のせいか、雪だるまがいるんだけど。まだ11月なんだけど、どーして?? それよりも、タイヤ交換しなきゃいけないほど降るわけないよな・・・と自分に言い聞かせるアタシ。
とりあえず、ストーブと灯油はスタンバイ完了。雨はいいけど(この季節はこういうもんだ)、雪はもうちょっと待ってくれ~

2007年11月11日

かなざわ市民マラソン

私が10kmなんて走れるんだろうか?と恐る恐るエントリーして、ロードレースに足を踏み入れたのが、去年のこの大会だった。1年って早いですねえ。今年も市民マラソンの季節到来である。

前日の土曜日は曇りながらも穏やかだったが、夜中に目が覚めると雷が鳴っている。おまけに大雨。天気予報ってすごいなあ。ぴったり当たっているじゃん。まあ朝になっても大雨だったら「脚のケガのせいで走りこみ不足だし、体調も十分じゃないし」という言い訳を自分にして、DNSだな・・・と再び布団へ。
6時に起きると、雨は霧雨のような感じになっていた。思ったほど寒くないし、んじゃ出るか~とダッシュで支度をして会場へ。実は自宅からスタート会場まで徒歩で3分強、受付場所まではプラス5分という超至近距離である。今日は傘の心配があったためバッグを担いで向かったが、来年からは受付を済ませた後一度帰宅し、まったりと家からスタート地点に向かってもいいかもしれない。

今回の目標は「完走」である。10日前までは脚に包帯やテープを巻きつけていたのだから、とにかく最後まで走れればそれでいいや。ただ道路が雨でぬれているから、足元には注意しないと・・・
相変わらずスタート後は、大通りに出るまで団子状態。前回までの反省を生かし、前半はとにかく飛ばさないようにする。飛ばさないようにすると結構楽しく走れるもので、本多の森公園から市役所前までの紅葉を「おお、美しい!」と愛でる余裕もあった。しかしタイムには余裕がない(w
5kmを過ぎたあたりからすこしペースを上げるが、今考えるとここら辺が調子に乗りすぎたというか何というか。7km関門を過ぎたところ(笠舞交差点手前)から寺町台を上りきるまでが、今回の気合抜けまくり地点である。7kmまでの貯金を一気に放出し、寺町交差点ではいつもどおり「ぎゃー、スピード上げなきゃ」状態になったのは言うまでもない。しかし寺町の坂、なんとかしてー(爆)
寺町交差点からゴールまでは、もう勝手知ったる道だしゆるい下りなので、あとはひたすらゴールに向かうのみ。それにしても前回の百万石ロードレースと違って、8km以降になっても沿道の横断幕(今年はこういうのを出している町内会もあって、驚いた)をチラ見したり、沿道の紅葉している街路樹を眺める余裕ありあり。しかしタイムは・・・。自分の時計では、こないだの百万石ロードレースよりは良かったようだが(市民マラソンはすぐに記録証が出ない)、相変わらず60分ぎりぎり。50分台前半にはまったく届かなかったので、来年も10kmでがんばります(^^;;;


今回の参加賞のTシャツ。新聞社やTV局主催大会の参加賞はペラペラだが、これはちゃんとMIZUNOのスポーツ用。サイズもいろいろあるし、エントリー料は安いし、いい大会だ~。ひとつだけ希望を言うと、Tシャツとともにくれる飲み物は、スポーツドリンクにしてください。今年はVittelだったけど、走った後では去年のアミノバリューのほうがいいに決まっている。
いつもTシャツに文字が入っているが、地域限定かわいい系キャラなんかよりはよっぽどいい。この方針で今後もお願いします>市のスポーツ関係者の方々

家へ帰ってシャワーを浴び、ちょっとまったりした後で買い物に行くか・・・と家を出たところ、外は雨。ちょうど止んでいたのは、6時~9時半頃までだったらしい。去年もそうだったが、私が走るときは雨がやむようだ。これも日ごろの行いがいいからだよな~、と10kmに参加した全員が思っているに違いない(爆)

2007年11月03日

リカンベントだっ!

リカンベントと聞いて、何かわかる人はあまりいないんじゃないだろうか。リカルデント(キシリトール入りガム)とは違うし、ましてやリタルダント(rit.)とは全然違う(しつこい)。
リカンベントとは、自転車の種類のことである。ロードバイクやMTBなら聞いたことがあるでしょ?あのカテゴリーの一つなのよ。

で、リカンベントとはどういうものかというと、背もたれつき、ペダルは車輪の前方・・・というのが特徴。普通の自転車ならサドルに座った時に脚を下に下ろすが、リカンベントの場合脚を前方に出すということになる。畳の上で座椅子に座っているような感じだね。それだけでは何のこっちゃ?だろうから、詳しくは、こちらを見るべし。
私もそんな自転車の存在を最近まで知らなかったが、引越し後に自転車が欲しくなりいろいろと調べていて、リカンベントという自転車のカテゴリーがあるということを知った。最近だんだん寒くなってきたので、自転車欲しい熱は冷めつつあるが、また来年になったら再燃すると思われ。しかしビアンキのクロスバイクを外に置くのはちょっとね・・・ミニヴェロは興味ないし・・・ということで、近所のホームセンターで調達する可能性高し(w

そのリカンベントに乗る人を、今日見かけてしまった。私としたことがカメラを持っていなかったため、携帯のカメラでパチリ。うまく撮れないなあ。

2台の車の間にチラッと見えるのが、リカンベントに乗る人。

昔、Rotus Super7という車に乗ったことがあるが、写真を見ておわかりの通り、車高がおそろしく低いのでちょっと怖かった。原宿・渋谷近辺の車や人があふれかえる中を乗ったのだが、渋滞で車が止まると前の車のタイヤやマフラーが目の前に来る。これは郊外をのんびり走るための車であって、排気ガスが充満する都心で乗る車ではないなあ、とその時思ったものだ。
リカンベントも然り。車高が低い分どうしても視界が悪くなるし、排気ガスをまともに吸っているような気がして、精神衛生上良くないような気がする。やっぱりこれも郊外でのんびりが似合う自転車ですなあ(余計なお世話?)。
・・・とここまで書いて気がついたのだが、写真のリカンベントは結構車高が高いですね。ははは。

2007年11月01日

THE POLICE JAPAN TOUR!

「来年2月には再び日本に来るよ!」との言葉を残してスチュワート・コープランドが去っていったのは、今年の4月のこと。私も「来日したら絶対に行くもんね」と書いたが、そのポリスの来日コンサートがついに決定した。

トロント在住の知り合いの情報では秒殺状態(1分程度で完売した)だったということだが、日本ではふたを開けてみれば東京ドームと京セラドーム(大阪)の2ヵ所のみである。しかも1回ずつ。まあ「ポリスって何?」と言われる状況が最近続いたため、トロントのようになることはなるまいと思っていた。
先行予約はぴあのプレリザーブでということだが、要は抽選である。3年前マウリツィオ・ポリーニのチケットをぴあで購入したが、先着順だったため、ちょっと考えている間に悲惨な目にあってしまった。そんなことを考えると、抽選の方がいいかもしれない・・・ポリスのファンなんて、今どきそんなにいないと思うし。

しかしプレミアム席:30,000円、S:13,000円、A:10,000円って、ロックコンサートの値段じゃないよなあ。
ホセ・カレーラスじゃないっつーの。まあこっちは3人分だけど・・・でもキャパは5万人でんがな。
といいながら、大阪のS席を申し込む。ちょうど3連休の真ん中だし、殺人的に忙しい時期なんだけど、1日くらいは休めるだろう。いざとなったら夕方から大阪へ行って、夜行急行で日帰りよっ。ちなみにコンサートの日は、私の誕生日。ここ数年、誕生日は某社の決算とともに過ぎております。来年もそうなる予定・・・だけど、1日くらい大阪に行ったっていいじゃないかーーー(当選すればだけど)。


というわけで、無事当選しました。こんなもん誰でも当選するだろうと思っていたら、とんでもない。某所の書き込みを見ると、「落ちた~」という報告が結構多い。さっきぴあのサイトを見たら、東京は追加公演が決定していた。
チケットの座席を確認すると、果てしなくスタンドに近いアリーナでがっくり・・・。所詮ドームで音楽を聴くなんてこと自体が間違っている、雰囲気を楽しみに行くのよ!と自分を納得させている今日この頃なんだわさ。
しかし大阪って、ほとんど行ったことないからなあ。京セラドームも知らなければ、乗換駅名を見てもさっぱりわからない。はっきり言って、アメリカに行くより不安である(マジ)。