3連休の後半2日、イエスのライヴを聴くために東京へ行ってきた。イエスは2003年の東京国際フォーラムでのライヴ以来だから、11年ぶりである。ロックのライヴ自体も6年ぶりということが判明。てか、最近聴きたいロックが無くてねえ...。
イエスも最新アルバムは「ちょっと、コレどうよ」という感じだけど、彼ら（及び私）の年齢からいって次があるかわからない。これがひょっとしたら最後になるかも、と思い、チケットを買うことにした。
最初に彼らのライヴへ行ったのは、1993年2月の代々木体育館である。この時は「Unionツアー」ということで、メンバーが8人だった。確か最初の曲は"Yours is no disgrace"。あれから21年かw
ちなみにイエスに関しては"Forgotten Yesterdays" という膨大なデータを網羅したサイトがあり、これで検索すると自分の行ったライヴのメンバーやセットリストが一目瞭然なのである。一時このサイトが消えたときには、顔が真っ青になったのは私だけではあるまい。自分が行っていないライヴでも、セットリストを見るのは楽しい。1975年あたりのライヴでは"Gate of the Delirium"や"Ritual" といった1曲20分クラスのディープな曲が並んでいて、いいなあと思ったりする。
今回はタイトルに書いたとおり、"FRAGILE（こわれもの）" "CLOSE TO THE EDGE（危機）" という2枚のアルバムを再現するというライヴ。完全再現ということで、曲順もアルバムと同じ。こういうの、ASIAがやっていましたな。
私が最初に聴いたイエスのアルバムは"FRAGILE"で、次は"CLOSE TO THE EDGE"だったため、この2枚にはかなり思い入れがある。好きなアルバムはと聞かれれば"RELAYER"が一番だけど、多分この2枚に出会っていなければ、イエスにのめり込むこともなかったんじゃないかなあ。
今回の会場は東京ドームシティホール。なんじゃ、そりゃ？東京ドームの近くに住んでいたこともあったが、もう全然わからない。東京に到着後ホテルに荷物を預け、銀座や日本橋をまわってヘロヘロ状態の私、金沢の1ヶ月分は歩いたような気がする。おまけに履いてきたのがリーボックのトーニングシューズなため、余計に筋肉を使っているような。もっと楽な靴にすればよかった...。
で、東京ドームシティホール。小さめに見えたが、キャパは3,100人とのこと。渋谷公会堂より多いやん。私の席は2階バルコニーだが、結構良く見える。
この日は日本ツアーの初日であり、東京公演は3日間全てSold outとなったため追加公演もある。なんと立ち見席まで発生していたぞ。
オープニングのブリテンの「青少年のための管弦楽入門」とともにステージに登場したメンバー5人、おおあれがジョン・デイヴィソン（以下「ジョンD」と略）か。ヴォーカルはジョン・アンダーソン（以下「ジョンA」と略）の後任だから、大変だよなあ。もちろんブノワ君を挟んではいるけど、「イエス＝ジョンA」とそこのあなたも思いますよねw いや、このバンドでは「誰かの後釜」ってのはおっそろしく大変なのだ。もうクリス会長とハウ師匠の代わりを誰かがやるなんて不可能な状態になっているし、キーボードだって...しかしジェフはなんとかならんのか。
この日のセットリストは
オープニング－ブリテン／「青少年のための管弦楽入門」より
アルバム"CLOSE TO THE EDGE" （全曲）
Belive Again （from "HEAVEN AND EARTH"）
The Game （from "HEAVEN AND EARTH"）
アルバム"FRAGILE" （全曲）
アンコール
I've Seen All Good People
Owner of a Lonely Heart
曲を全部書くのが面倒なので、端折らせていただきましたw
ジョンDはジョンAと声質が全く同じというわけではないけど、あのハイトーンをさらっと出しているので、ようやるわと高評価。
で、ジョンDの声って、ツルッとしたリノリウムの床みたいなのよ。ジョンAにはちょっとサンドペーパーをかけたようなざらつきがあって、音の高さや声量によってそのざらつきが細かくなったり粗くなったりするのだけど、ジョンDはひたすらツルツル。まあいいんだけど。
...長くなったので、次に続く。
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