2008/9/27
◇2006 Flowers CH Sonoma Coast
今年8月にも飲んでいたく感動したFlowersのシャルドネ。
Astorで安売りになったので再び購入。ただし、今回は軽いブショネ。
ミネラル、レモンのニュアンスはあるが、コルク臭が邪魔をして楽しめない。
前回評価が高かっただけに残念だが、この銘柄は追跡していきたい。
購入価格$39.99(2008/8)。
« August 2008 | メイン | October 2008 »
◇2006 Flowers CH Sonoma Coast
今年8月にも飲んでいたく感動したFlowersのシャルドネ。
Astorで安売りになったので再び購入。ただし、今回は軽いブショネ。
ミネラル、レモンのニュアンスはあるが、コルク臭が邪魔をして楽しめない。
前回評価が高かっただけに残念だが、この銘柄は追跡していきたい。
購入価格$39.99(2008/8)。
◇2006 Amayna SB Leyda Valley
ミヤパパお勧めのチリのソーヴィニヨンブラン。日本名「甘い~な」。
LeydaはSan Antonioの一角で、太平洋から数キロの地域らしい。
外観は黄色。粘性強。樹木の香りと蜜、パイナップル、グレープフルーツ。
濃厚な果実味と後口に残る苦味がコントラスト。余韻も結構長い。
アルコール14.5%だしSBと思って飲むと裏切られるが、味わいは良。
裏面にはClone242、Davis Clone 1のブレンドとの記載。案外化学的。
なお、相当太いボトルです。12本入りケースに入るのかな?
購入価格$16.99(2008/9)。
◆2004 Morey-St-Denis Clos Solon VV Domaine Fourrier
1971年生まれのJean Marie Fourrierが現当主となり名声回復。
アンリ・ジャイエの最後の弟子、オレゴンのDrouhinでも修行との由。
薄めだが芯のあるルビー色に、チェリー、赤ベリー、スミレの花の香り。
当初は酸も控えめだが、小梅系の香りとともに徐々に前面に立つ。
柔らかな印象の芳香と後から出てくる酸がややバランス悪いか。
カリピノ続きの身にはミネラル感とじわっと滲む旨味が安らぎに。
持続性がないのは2004年だからですかね。まあ已む無しか。
→明らかに翌日の方が上。滋味深く凝縮しましたね。
購入価格$35.99(2008/8)。
◇2007 Lioco CH Sonoma County
Wine Spectatorの2008/7号で2006年がBest Buy(90点)のCH。
Matt Licklider(輸入業)とKevin O'Connor(Spago-Beverly Hills)が設立。
LIOCOの名前はLI-cklider + OCO-nnorの合成との由。
緑がかった黄色に、白桃、メロン、グレープフルーツの香り。
樽不使用で、果実とミルクの香りが主体。酸やミネラルは中庸。
飲みやすくストレートな新鮮さを楽しむワイン。今飲んでおいしい。
スクリューキャップだし、ラベルも可愛いので日本で流行るかも。
購入価格$15.29(2008/9)。
◆2005 Capiaux PN Pisoni Vineyard Santa Lucia Highlands
1994年に設立されたキャピオー。ピノノワールのみ生産。
Jordan、Pine Ridge、Peter Michaelのほか、NYや豪州で経験を積む。
深いルビー色に、赤黒ベリー、プラム、スパイス、なめし革の香り。
濃厚な果実味の中に複雑な香りが充満。アルコール由来の甘さも。
非常に妖艶な味わいだが、少し酸の締まりが足りないかも。
しかし、さすがのPisoni畑。葡萄の力強さがよく出ています。
購入価格$35.00(2008/4)。winebid。
今月はNYでカリフォルニアワイン強化月間。で、試飲イベントに参加。
場所は42丁目の11番街と12番街の間にあるEspace。
Hell's Kitchenと呼ばれる地域で、以前はWestside Storyの舞台にも。
今はきれいになっていますが、一応、バスに乗って現場まで直行。
会場では地域毎にブースがあり、Napa、Sonoma、Santa Barbara、
他にはAmador、Livermore、Lodiというマイナーな地域までを網羅。
Pinnacle/Classic(極上)、Sustainable/Organic/Biodynamic、
Leading Family Wine、Female Winemaker、Innovative Package
or Label Design、Unexpectedのジャンルに分けてワインを展示。
全部で100種類ぐらいのワインがありましたが、入場料$40は高い。
飲んだのは次の19種類(順不同、PNと白中心に試飲しています) 。
◇2007 Etude Pinot Gris Carneros
◇2005 Patz&Hall CH Hudson Carneros
◆2005 Robert Stemmler PN Ferguson Block Carneros
◆2005 Donum PN Carneros
◇2007 Breggo Pinot Gris Anderson Valley
◆2005 Goldeneye PN Anderson Valley
◆2005 Handley PN Mendocino
◆2005 Duckhorn Merlot Estate Napa
◆2001 Heitz CS Martha's Vineyard Napa
◆2004 Ladera Vineyards CS Napa
◆2006 Longoria PN Sanford&Venedict Vineyard Santa Barbara
◆2006 Dierberg PN Santa Barbara
◆2005 Hitching Post Merlot Alisos Vineyard Santa Barbara
◇2007 Zaca Mesa Viognier Estate Santa Barbara
◆2005 Rodney Strong Bordeaux Blend Synmetry Sonoma
◆2006 Kokomo Malbec Sonoma
★2003 Handley Brut Rose Mendocino
☆N/V Mclntyre Vineyards Sparkling l'homme qui ris Monterey
☆2001 Domaine Chandon Sparkling Mt. Veeder Napa
断トツにいいなと思ったのは、やはりHeitz($140表示)。
PNではDonum(Robert Stemmlerの上級だそうです)、Goldeneye、
Dierbergが個人的嗜好と路線違いながらも満足できる味わいでした。
Santa Barbaraのブースには映画に出たあのHitching Postの方が。
以下、会話。
uge 「Pinot Daysで会ったんだけど・・・」
俳優 「覚えてるよ。3人だったろ。中に背の低い(shorter)のがいて」
uge 「僕はいま、NYで働いてんだよ」
俳優 「そりゃよかったじゃないか」と言いつつ、目は二人連れの女性を追う
uge 「Merlot出してんだ。Sidewaysで注目されたおたくがMerlot出すのは面白いね」
俳優 「いま推してんだ。中華料理と合わせる食事会があったがNiceだった」
おもむろに、
俳優 「そのシャツどこで買った?」
uge 「Paul Stuartっていうブランドだけど」
俳優 「明日、シャツ買いに行きたいと思ってんだよ」
なんとも身の入らない反応ではありましたが、覚えておいてくれたことに感謝。
ボトルを抱える一部でおなじみのポーズをとってもらって写真に収めました。
◇2005 Chassagne-Montrachet 1er Cru Clos Saint-Jean Blain Gagnard
姻戚関係が複雑なガニャール家。説明は過去の試飲記録参照。
この一族の造る白ワインは実は結構気に入っています。
やや濁りのある黄色に、バニラ、洋梨、白桃、レモンの香り。
酸もミネラル感もあるがDelagrangeほどきつくない。調和的。
フルーツの香りは弱いが全体のバランスがよく軽快な印象。
時間をおくとナッティーな後口が出て来るが、濃厚さはない。
これぞブルゴーニュの白という感じ。ちと早開けだったかも。
価格も抑制的で好印象。残り1本は熟成後の姿を見たい。
購入価格$41.39(2008/7)。
◆2005 B Vineyards&Habitat PN Russian River Valley
SonomaのGreen ValleyにあるBybee Vineyards&Habitat。
takuyaさんが気になるワインとして掲げ、ともにNVWEで購入。
Bybee夫妻は広告、モデル等の出身でオーガニック、terroir重視。
濃いめのルビーに、赤ベリー、チェリー、オレンジの皮、スパイスの香り。
最初は赤系果実、時間をおくと革やきのこ等の香りが複雑に出現。
酸もほどほど、味わいも重層的だが余韻がすっと引く感じなのが残念。
ブルゴーニュの影響を認めて、New California Styleと表現してます。
ワインメーカーのブルゴーニュでの経験が出ているのかもしれません。
購入価格$54.95(2008/6)。ちょっと高いよなあ。