« 2005年09月 | メイン | 2005年11月 »

2005年10月30日

スリーピー・ホロウ

ジョニデ祭りは続く。というわけで、今回見たのは1999年の作品、「スリーピー・ホロウ」。監督は「チャーリーとチョコレート工場」と同じ、ティム・バートン。一応レンタルビデオ屋では「ホラー」のコーナーに置いてあったのですが、ホラーとサスペンスとを混ぜたような内容と言った方がいいのかなぁ。しかし、伝説を元にしているということと、画面の美しさで「不気味なメルヘン」みたいな感じでした。

1999年アカデミー賞の美術賞をとっただけあり、暗い画面がたまらなく美しい。しかも事件が解決した後は、普通の色合いになるんですね。巧いわあ。
何がいいって、ジョニデ演じる捜査官がおまぬけ&小心者なこと。ホラーとサスペンスの中に、おまぬけ捜査官ぶりがちょこちょこ見え隠れして、思わず笑ってしまう。できれば科学捜査一筋で言って欲しかったんだけどなぁ。NYから持ってきた重そうなカバン(自分で考案した科学捜査関係グッズが入っている)はほとんど役に立たなかったわけですね。そういう意味では魔女だの騎士の亡霊だのゴシック的な雰囲気が漂っているわけで、暗い雰囲気がまたぴったり。

それにしてもゴロゴロと首が転がりまくる映画、あまり心臓に良くないっす。あちこちの批評を読んでいると「全然怖くない」と言う意見が多かったのですが、私は血が飛びまくる映画は全く見ない人なので、首が飛んだり騎士が斧を振り回すたびに、ドキドキしておりました。
個人的には「騎士の亡霊を伝説をネタにした連続殺人事件」にして欲しかったな。捜査官じゃないけど、ほんとに騎士の亡霊が首を切っている時点で、ちょっと醒めちゃったよ。

2005年10月28日

CONTAX i4R

ついにCONTAXのカメラを手に入れちゃいました。と言っても、コンパクトデジカメ。マニュアル一眼レフ+Planner 50mm/F1.4への道は遠い…
2004年12月に発売されたi4Rというカメラで、CONTAX最後のカメラでもあります。レンズはTesser T* F2.8(39mm相当)という、コンパクトデジカメにしては珍しい、というかそんなもん使う人がいるのか?の単焦点です。ちなみにSONYがコンデジで使っているのはVario-Tesser。T*コーティングはされていません。
実は某オークションで「これで落札できるわけがなかろう」と言う金額で入札したのですが、あれれ?と思っている間に落札。というわけで、あまり過熱しないまま手に入れてしまったのでした。

前から持っているNikon Coolpix775とContax i4Rとの比較(携帯V601Tもおまけ)をこのサイトにアップしたので、興味のある人は見てみて下さい。ちなみにIDのKlausとは某マンガの「少佐」のことでし。
すべて全く修正無しなのですが、i4Rは結構白飛びします。そんな明るいレンズだとは思えないんだけど。毎回露出をアンダーにセットするのは、面倒っす。ブラケット機能が欲しい…(←ぐうたら) 赤と緑の色あいが、i4Rは素敵すぎ。特に赤い花の立体感、マクロにしたときの鮮明さ、ブラボーですわ。というか、Coolpix775ってこんなショボいカメラだったのかい??V601Tに至っては、カメラじゃないですな。ピンクのバラを写したものは、またまたi4Rが白飛びすぎ。露出が葉の方に合っているからかしらん。評価測光があるとはいえ、難しいのぉ。それにしても、i4Rのマクロ機能のなんと素晴らしいことよ。置物もはっきりくっきり、色も鮮やか。
やはりi4Rの色合いは私好み。この画像のクリアさは、単焦点レンズによるものだからかい?やはり一眼レフ用の単焦点を1本買うべきだろうか。うーん。

さらにi4Rの良さは「小さい」こと。カバンにポイっと入れられる大きさなので、仕事で外に出るときにもカバンに入れ、移動の途中に車を止めて撮ることもしばしば。
気合いを入れて写すときは一眼レフ+リバーサルなんだけど、こういうメモ帳的カメラが一つあると、とてもよろしい。今持っている一眼レフをデジタル一眼レフに替えようかと思っていたのだけど、こうなるとCONTAXのマニュアル一眼レフを使ってみたくなる。こうやって人はカールツァイスレンズ(もしくはライカレンズ)の泥沼に嵌っていくのだね…

2005年10月17日

風に吹かれて豆腐屋ジョニー

ジョニーと言えばジョニデではなく、今日はジョニー黒木ですね(こじつけ)。だって千葉ロッテマリーンズが優勝したんだも~ん。私は千葉に住んだことはなく、マリーンズのファンでもないのだけど、ボビー・バレンタインが好きなのだよ。それだけよ。
でも第3戦といい、今日といい、本当に最後までドキドキしすぎで疲れました。最後は1点差で再び小林雅をクローサーに送るとは。この辺がボビーの意思の強さであるし、選手に巧く伝われば今年のマリーンズのようになるのだねぇ。昨日オケの人と話していたら、彼女は10年前の金沢の某ホテルでボビーを見かけたそうです。うーん、私だったら「握手してくださ~い」とミーハーオバに変身するんだけどな。
ホークスファンの皆さんは「今年もかよ…」と失意のどん底かと思いますが、生温かく見守ってやって下さい。なんたって31年ぶりですから。この後四半世紀は、また優勝がお預けになると思いますから(ベイスターズも着々とその道を歩んでいます。嗚呼)。

タイトルに書いた「風に吹かれて豆腐屋ジョニー」とは、最近巷で話題の豆腐だそうで。少々お高めだけど、すごく美味しいそうで。このジョニーちゃんを近所のスーパーで見かけたので、早速購入。

いろいろと感想を読んでみると「豆の味が濃い」とあるが、そんなに豆の味はしない。豆の味がするというのは、新宿高島屋の地下のざる豆腐だとか、文京区水道にある某豆腐店(名前忘れた)の豆腐を指すのだよ。
その代わりと言っては何だけど、舌触りが豆腐というよりパンナコッタ。少量のゼラチンで固めたのではないかと思うくらいツルツル。いつもの通り青じそ・ミョウガ・ごま・ショウガ・しょうゆの薬味&調味料セットで半分食べてみるが、なんだかなぁ。豆腐を食べている気がしない。うーん、これはいつもとあまりに違う食感のせいだな、と解釈して、残り半分にはメープルシロップをかけてみる。ウマー。豆乳パンナコッタですな、これは。黒蜜でも美味しいんじゃないかと考えたが…なんか違う方向へ向かっているような気がする(笑)
これなら金沢の大鋸豆腐店で売っている「加賀にがり豆腐」の方が豆腐としての本来の存在を全うしているし、値段も半額以下である。ちなみにここの油揚げが、気を失うくらい美味。というわけで、大鋸豆腐店万歳。さらば、ジョニーちゃん。

豆腐はともかく、このジョニーちゃんを作っている会社は資本金が1,000万なのに、売り上げが51億円だって。すげー。増資しないのかな。売り上げも多いけど、いい豆とかを使っているから原価率も高いのかな…などと商売柄考えたりしたりして(^^;

2005年10月13日

STARKERS IN TOKYO / WHITESNAKE

前回ちょこっと書いたホワイトスネイクの「Starkers in Tokyo」というアルバムについて。

starkers in tokyo.jpg

これは以前書いたように1997年に東京でレコーディングされたライブアルバムであり、デヴィッド・カバーデールがエイドリアン・ヴァンデンバーグのアコギ1本をバックに、ホワイトスネイクの曲を淡々と歌うというもの。でもこれがいいんだ。デヴィッドって、ほんとに味のある歌を歌う人なんだな~、としみじみ。

ホワイトスネイクといえばディープ・パープルの3代目ヴォーカリストであるデヴィッド・カヴァーデールが結成したバンドであり、80年代半ばからはギタリストにジョン・サイクスやエイドリアン・ヴァンデンバーグを迎え、商業的ヘヴィメタアルバムを作成→アメリカでの大ヒットという歴史を持っている。
念のために言っておくが、私はヘヴィメタルは嫌いである。大好きなのはハードロック。したがって、ヘヴィメタ化したホワイトスネイクには全く興味が無く、80年代半ばからはほとんど聴かずじまいで20年(!)が経過してしまった。しかしディープパープル解散~1982年までのデヴィッドが歌っていたのはブルージーなハードロックで、それはそれは私のツボにぴったりはまりまくっていたのだ。カヴァーデール・ペイジではロバート・プラントばりのハイトーンで歌ったり、ディープ・パープルの「BURN」でもイアン・ギランの後釜らしくハイトーンでシャウトなんかしているが、やはり彼の持ち味はブルースだと思う。まぁヘヴィメタも歌える、ということで。

こんないいアルバムを聴かずにホワイトスネイクを敬遠していたなんて、ごめんよ>デヴィッド。特に最後の「Soldier of Fortune」はディープ・パープル時代の曲で聴き慣れているせいもあり、鳥肌が立つほど素晴らしかったよ。しかもCDジャケットの写真が最高。デビカバと言えばロバート・プラントと並んで、くるくる巻き毛のロングヘアがトレードマークだが(デビカバは巻き毛度は低いけど、とにかくロング巻き毛)、このジャケット写真ではダークブラウンのショートヘアで登場している。それがとにかく格好いい。これを撮影した頃は40代後半と思われるが、若いときよりもはるかにセクシーで色っぽいオヤジとなっている。またまた惚れますた。

ところで、今キース・エマーソンが来日しているってぇぇぇーー! うーん、一生に一回は彼のキーボードプレイを見ておきたいんだけどなぁ。金沢には来るわけないよな…ホール&オーツはこないだ来たんだけど(笑)

2005年10月11日

霜ばしら

ひょんなことから、仙台の「霜ばしら」なるお菓子を手に入れました。
このお菓子、10月から4月までの限定商品なんですね。というのも、湿度や暑さに弱いからで。一応「飴菓子」なのですが、飴という感じではなく口に入れるとホロッと溶けてしまいます。
結構有名らしいのですが、事務所のM君(東北大卒)はこのお菓子を知らなかったということで、知る人ぞ知るという存在なのかしらん?

ふたを開けるとこんな感じ。粉はらくがん粉らしい(これも美味)。

実物はこれです。

粉を除くと…実はこんな風にぎっしり詰まっているのだった。まさしく霜柱ですな。

ところで、最近ホワイトスネイクに回帰しております。25年前(!)のテープをMDにダビングし直し、カーステレオで聴いたりして。
デヴィッド・カヴァーデールの声って、きれいじゃないんだけど味があるんだよなぁ。こういうヴォーカルを聴くと、声の質がどうこういう問題じゃないような気がします。いや、デビカバの声が悪いって訳じゃないんだけど。「オペラ座の怪人」では賛否両論だったジェラルド・バトラーの声が私にはOKだったのは、元々デヴィッド・カヴァーデール的ヴォーカルが好きだからってのもあるのだと再認識。
久しぶりにいろいろ調べてみたら「Starkers In Tokyo」なんていうライブアルバム(しかもアコースティック)も発表しているんですね。なんとギターはエイドリアン・ヴァンデンバーグ。アンプラグドなデビカバ?と思ったそこのあなた、聴いてみてちょー。相変わらず色っぽいヴォーカルにクラクラ。 というわけで、またポチっとやっちゃいそうで怖い…

2005年10月03日

チャーリーとチョコレート工場

ジョニデ好きとしては見るっきゃないでしょ、と見てきました>「チャーリーとチョコレート工場
いやあ、笑わせていただきました。といってもアメリカンな笑いじゃないのよね。ブラックユーモアかつシニカルな世界に爆笑。

ジョニデの「変な人」ぶりが最高。これが「ギルバート・グレイプ」でギルバートを演じた人か?と疑ってしまうくらい。子役のチャーリー君も期待通りよかったっす。このコンビ、「ネバーランド」のお涙ちょうだいストーリーより、よっぽどええやんか。さらに他の4人の子供たちのひねくれ方もすごい(笑)設定も演技もね。
踊って歌うウンパ・ルンパさんたちも、笑わせてくれます。「2001年宇宙の旅」のオマージュあり、ビートルズの真似あり、果てはブライアン・メイ調のギターやリッチー・ブラックモアまでありあり。ひー、可笑しすぎる。

最後はウォンカ氏にもチャーリーにもハッピーエンドだったのですが、それがいやみにならないのがこれまた良いところで。最後の最後は意表をつかれて、また笑ったけど。
今も脳みその中で、ずっと「ウィリー・ウォンカ♪ウィリー・ウォンカ♪」と人形たちの声が響いています。このウォンカ氏の登場シーン、爆笑だったんだよ~。あー、ベルーカじゃないけど、リス@調教されたヤツ が欲しい(爆)

それにしてもウィリー・ウォンカがちょっとだけ三上博史に、ウンパ・ルンパが荒井注に見えたんですけど、ちょっと違いますかね?